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TPPって何の略?


 どうもこんばんはライネです。

 毎日命の危険を感じる程暑いです。全然雨も降りません。
 これだけの気温なら上昇気流がおこって雨が降ってくれそうなのですが、
 高気圧が居座っているので、そうもいかない様です。

 明日から関東は少し涼しくなってくれるらしいのですが、
 それでも35度近くあるんでしょ・・・?



 さて、今日は何かと話題なTPPについて調べてみましょう。
 まず、TPPって何の略なのでしょうか。

 とりあえず英語では「Trans-Pacific Partnership Agreement」が使われることが多いようです。
 日本語に訳せば「環太平洋パートナーシップ協定」となります。
 外務省や内閣府などでもこの日本語訳が使われています。

 ですが、何故か先生の家にある帝国書院や東京法令出版(とうほう)の資料集では、
 TPPの日本語訳に「環太平洋経済連携協定」という言葉が使われています。
 パートナーシップを連携と訳すのはなんとなくわかるのですが、
 経済が出てくるのは少し腑に落ちません。

 おそらく、TPPは「EPA(経済連携協定)」なので、
 環太平洋のEPAという意味が込められているのかもしれません。



 また、Wikipediaでは「環太平洋戦略的経済連携協定」という言葉が使われているのですが、
 これはどうやら、正しくは今のTPPのひとつ前の名前なのかもしれません。
 
 というのも、テレビや新聞でTPPの話題が出ると、
 どうしてもアメリカと日本の関係ばかりが扱われるのですが、
 そもそも日本は「入ろうと思うんだけど、細かいルールの調整しようぜ」と言っている段階です。
 アメリカも実は同じような状況で、そもそもまだTPPはこの世に存在していないのです。
 あくまでも、将来的に作ろうとしているものの名前に過ぎないのです。


 ただ、まったく存在していないわけではありません。
 というのも、アメリカや日本など多くの国が現在はルールの調整中なのですが、
 こういった新しい国が参加しようとする以前からすでにTPPの元となる協定が存在しているのです。

 それが「Trans-Pacific Strategic Economic Partnership Agreement」。
 日本語で言う「環太平洋戦略的経済連携協定」なのです。
 こちらは、TPSEP協定とか、4カ国の協定なのでP4協定などと呼ばれています。

 このP4に「俺たちも混ぜてー」と話し合いを進めているのがTPPというわけなのです。

TPPの話し合いに参加している国


 どうもこんばんはライネです。
 天気予報すげー。本当に涼しくなった!

 と、思いましたがそれでも気温は30度以上ありました。
 おそらく35度以上の狂った暑さが連日続いたので、そう感じるのでしょう。
 確かに冬場の20度は暖かいですが、夏場の20度は涼しいですよね。
 人間は気温に慣れる生物なのかもしれません。


 さて、今日からはTPPの中身をガッツリ見ていきますよ!
 まずは参加国からです。

 でも、ちょっとまって。
 昨日も説明しましたが、現時点でTPPという協定は存在しません。
 あくまでも、「こういう風なものをつくろう」という話し合いを行っているだけです。

 ですので、参加しているといっても、あくまでも話し合いに参加しているだけなのでご注意ください。
  
 まずは、既に結ばれている「環太平洋戦略的経済連携協定(P4)」の参加国がこちらです。

P4

 シンガポール、ブルネイ、ニュージーランド、チリ。
 こう言ってはなんですが、メジャーな国かと言われるとちょっとショッパイ気がします。

 けれどもP4が結ばれて数年後、アメリカが「俺も入ろうかな」と言いだします。
 世界最大の経済力をもつ国が加盟しようかと言いだしたことで、
 オーストラリアも参加しようかという流れになりました。

 ここで、気を付けないといけないのは「入ろうかな」と言うことはわりと自由です。
 でも、新しい参加希望国も含めて「細かいルールを決める為の話し合い」に加わることは別物です。

 現在、細かいルールを決めるための話し合いに正式に参加している国は、
 こちらの8カ国です。

tpp


 したがいまして、P4と合わせて12カ国で話し合いが行われているようです。
 ちなみに、この他にも話し合いに参加しようかと言いつつ、やっぱりやめた国や、
 入ろうかなと言っているものの、正式に話し合いに参加していない国などもちらほらあるようです。

TPPの何が問題なの? ①


 どうもこんばんはライネです。

 TPPの交渉参加国について見てみたわけなのですが、
 そもそもP4に代表されるように、交渉中と言いつつ、
 その中にはすでにFTAやEPAを結んでいる地域はぼちぼちあるのです。


 というわけで、日本貿易振興機構(JETRO)さんのウェブサイトで、
 2014年11月時点での世界のFTAを調べてみました。
 なお、広い意味ではEPAもFTAの一種として扱われるので、
 今回は区別しておりません。


 すると、こんな感じになりました。

TPPのFTA

 なお、こちらの図ではP4については茶色、日本が結んでいるEPAやFTAは緑色、
 その他の国で結んでいるものは青で示しています。

 程度の違いはあるのですが、少なくとも関税などについて多少は少なくしようという協定が
 既にこれだけ結ばれているようです。

 ということは、今、これだけTPPについて日本国内で問題となっているのは、
 ここに無い線がポイントになりそうです。

 日本に関して言えば、ペルー、ニュージーランド、アメリカ、カナダとの線ですね。

TPPの何が問題なの? ②


 どうもこんばんはライネです。

 一時期のシャレにならない暑さは落ち着いたのですが、雨が全然降ってくれません。
 雨が見たい! 人を愛したい!
 あ、これ怪獣のバラードっぽい。


 さて、昨日に引き続きまして「TPP(環太平洋パートナーシップ協定)」について調べています。

 なんだかんだと私でも聞こえてくるTPPに関する話題ですが、
 どうにも片手間に話を聞く限り、「結ぶか、結ばないか」という結論しか聞こえてこない気がします。

 むしろ「結ばない」という結論を説得する理由ばかり聞こえてきて、
 それがどういうものなのかという説明がごっそり抜けおちてるのではないでしょうか。


 というわけで、このブログでは「結ぶか、結ばないか」なんてことはどうでもいいので、
 「TPPがどんなものなのか」という視点に立って、考えて行こうと思います。
 では早速、現在TPPの参加交渉を行っている国々の貿易について見てみましょう。

TPP貿易量の比較


 こちらは帝国書院さんの地図帳の一番うしろに乗っている統計から抜粋したもので、2010年のデータのようです。
 一部、異なる年のデータもありますので、詳しく知りたい方は別の資料を参考にした方がいいと思います。


 でも、数字だけ見ても、イマイチ分かりませんね。
 とりあえず世界合計との比較をご覧ください。
 もしもTPPがこの12カ国で結ばれると、世界全体の貿易量の25%から30%程度をもつ国同士の貿易圏となります。
 とはいえ、もちろん他の地域とも貿易を行っているので、TPPが世界貿易の30%を占めるわけではありません。
 
 だからなんだと言われてしまうと、ただそれだけなのですが、
 けっこう巨大な貿易圏が形成されるようになるかも知れないというわけです。
 

 ちなみに「環太平洋戦略的経済連携協定(P4)」すなわち、TPPの前身となるグループだけの数字は、
 世界合計からみると3%程度です。
 TPPへと拡大されれば規模だけで10倍となるわけでですね。


 昨日の調査で、どうやら日本からしてみると、TPPが成立すると、
 アメリカ、カナダ、ペルー、ニュージーランドとの「FTA(自由貿易協定)」や、「EPA(経済連携協定)」が
 結ばれることになるとのことでしたが、アメリカと日本だけで見てみれば、
 その貿易量はTPP交渉国内の半分以上を占めているわけです。

 正直なところ、TPPの一番のポイントは「日本とアメリカがFTAもしくはEPAを結べるかどうか」
 というところのようですね。

TPPの何が問題なの? ③


 どうもこんばんはライネです。
 さて、今日はTPPの一番のポイントとなるであろう、日本とアメリカの貿易について見て行こうと思います。

 細かいデータを探すことはできなかったのですが、
 日本とアメリカの主な貿易相手国はこんな具合になっているようです。

日本とアメリカ

 なおこちらは、2010年のデータのようです。

 日本からしてみると、輸入も輸出も2番目に多く行っている国で、
 アメリカからしてみると、輸入も輸出も4番目に多く行っている国ということがわかります。

 両国ともに、貿易の結構な割合を占めているのだから、
 いざ、FTAやEPAを結ぼうとなると、慎重になるのはわからない話ではありません。


 また、一般論ですが、どうやら日本はアメリカに多くの工業製品を売っており、
 アメリカからは多くの農業製品を買っていると言われています。

 FTAやEPAを結ぶと関税が小さくなるため、
 工業製品を売る側からすればTPPを結んでほしいし、
 日本で農業製品を作っている側からすればTPPで関税が無くなると、
 アメリカの農作物がどんどん輸入されるようになって困るわけです。

 ちなみにアメリカはその逆というわけです。

 ある意味、TPPをどうするかという議論が白熱するひとつの理由は、
 日本でもアメリカでも、TPPに賛成する人とTPPに反対する人がいるためのようです。

 どちらにせよ、国内の意見がひとつにまとまっていないので、
 話し合いもスムーズに進まないのではないでしょうか。
プロフィール

ライネ

Author:ライネ
ライネと申します。
先生の家に居候するラザフォード人です。
現在この世界のことを勉強中。
リンクとかもろもろ含めて商業的利用以外ならご自由にどうぞ。面白そうな企画には飛び乗ります。

合言葉は「真面目な事を不真面目に!」
記事の真偽は自己責任でお願いします。

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