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言葉と文字の誕生

 どうもこんばんはライネです。

 私は現在、ほぼ不自由な思いをすることなく日本語を使っていますが、
 それはかなり大きな割合で、ネイティブな日本語話者の先生と暮らしているからだと思います。
 その結果、私の「語彙(ごい)」は、先生が良く使う言葉、もしくは先生が使える言葉を
 真似ているので、もしも日本語として変な言い回しがあったなら、それは先生のせいです。


 さて、昨日は文字の誕生という話をしましたが、恐らく言葉そのものは、
 もっともっと古い時代に生まれたものなのでしょう。

 言葉がいつ誕生したのか詳しいところは解っていないそうですが、
 その生物が持っている「声を出す」という能力の範囲でうまい具合に自分の意思を
 他人に使えるように整えていったものが言葉なのだと思います。


 言葉の面白いところは、それが意思を伝える道具として、
 おそらく色々な地域で生まれたり、変化していったため、
 今も世界中で様々な言葉が使われているということです。

 それを勉強しなければ他の言葉を使っている人に意思を伝えられないという
 面倒なところはありますが、むしろ「道具」が地域によって様々な形に変化していったというのは、
 「物づくり(工業製品)」とは違いますが、何か似たようなところがあると思います。


 けれども、だからこそかも知れませんが、地域によって「存在しない単語」というものがあるわけです。
 何かと話題になったものとしては「MOTTAINAI」ですね。
 日本語の「もったいない」という単語は、他の地域にはない意味を一語で示しているのだそうです。

 このような単語の有無は、確実にその地域の中で必要だから生まれ、不必要だから生まれなかったのでしょう。
 それはまるで、化学の世界で新しく作った元素に名前を付けるように、
 名づけるものが無ければ、言葉は生まれないわけです。


 実は、日本は今から100年ちょっと前まで、
 鎖国といって、他の地域との付き合いをかなり制限した生活をしていたそうです。
 そして、それをやめたとき、知らない言葉、知らない意味がたくさん輸入されました。

 その頃、それに対応する日本語がたくさん生み出されたのだそうです。
 その生み出し方にはいろいろあって、完全オリジナルで生み出してしまったものや、
 元々あった言葉に新しい意味を加えたものなど、やり方はいろいろあったようです。


 んで、私が調べた限りですが、どうやらその中に「文明」という言葉があります。
 これはどうやら元々あった言葉に新しい意味を加えたものなのだそうですが、
 意味としては「人間社会」というようなものです。

 ここからは私の完全な想像なのですが、もし「文」章で「明」らかになる(社会)なのだとしたら、
 それはまさしく歴史時代の始まりを示しているのかもしれませんね。

やんわり見るパレスチナ問題①


 どうもこんばんはライネです。
 今日は恐らくこの世界で最も難しい問題について、やんわり見て行こうと思います。
 あくまでも「やんわり」なので、詳しく知りたい方は他の資料を当たってください。


 話の始まりは今から3500年以上昔になります。
 これだけ古いと、そもそもどの程度ただしいのかは未知数なので、
 半分は伝説や神話に近いのですがそのあたりは「やんわり」です。

 その頃、現在は「パレスチナ」と呼ばれる地域にヘブライ人という人たちが住んでいました。
 この場所、地図を見ていただければ解ると思うのですが、
 ユーラシア大陸とアフリカ大陸の接点という非常に重要な地域です。

パレスチナ

 重要な地域であるがゆえに、権力を持つ人にとっては、
 ぜひとも押さえておかなければいけない場所でもありました。

 事実、紀元前15世紀頃には当時、世界有数の力を持っていたエジプトの支配下となり、
 ヘブライ人はエジプトで奴隷として暮らすことになります。

 そんな中、「モーセ」という人がエジプトに登場します。
 もはや神話の域ではありますが、モーセさんは神様に言われて、
 エジプトに奴隷として暮らすヘブライ人をパレスチナに逃がしてあげることとなりました。
 これが「出エジプト」という出来事です。

エジプト


 
 パレスチナに逃げたヘブライ人たちは、しばらく平和に暮らし、
 この頃には有名なダビデさんや、ソロモンさんが登場します。

 ソロモンさんが王になった頃が最盛期で、彼の死後は国が南北に分裂。
 ほどなくして、北側の国も南側の国もなくなり、ヘブライ人はバビロニア、
 つまり今のイラクにあたる地域に連れて行かれ、再び奴隷として暮らすことになりました。
 これを「バビロン捕囚」と呼んでいます。

バビロニア


 そして、今から2500年くらい前、そのバビロニアも戦いに負けて、
 奴隷だったヘブライ人たちはやっとパレスチナに帰ることができました。


 重要な土地に住んでいたというのも大きな原因なのだと思いますが、
 ヘブライ人たちは、「何で俺たちだけ、こんなに苦労するんだろう」と考えるようになったそうです。

 そして、ある結論に至ります。
 「きっとこれは俺たちが選ばれた民族だからに違いない」
 「これは神様が俺たちに与えた試練なんだ」
 「この試練を乗り越えたら、きっとみんな救われる」
 このような考えを「選民思想(せんみんしそう)」と言うそうです。
 そして、「ユダヤ教」という宗教が誕生しました。


 なお、ユダヤ教を信じる人をユダヤ人と言うそうです。
 現在ではユダヤ人に生まれた子をユダヤ人と呼ぶらしいので、
 相当へその曲がった人にはユダヤ人だけれどユダヤ教を信じないという人もいるのかもしれませんが、
 一般的には、親の信じる物を自然と子も信じるので、定義はどちらでも問題ないようです。

やんわり見るパレスチナ問題②

 どうもこんばんはライネです。
 今日は昨日から急に始まったやんわり見るパレスチナ問題・2夜目です。
 何故、急にこの話をしだしたのか、それはこのシリーズを最後まで見ていただければ解ると思います。


 昨日はユダヤ教の誕生くらいまで説明しました。
 ではパレスチナに住むユダヤ人はこの後どうなっていったのでしょうか?

 バビロニアで奴隷として扱われていたユダヤ人は、バビロニアが戦争に負けたことで、
 パレスチナへと帰っていきましたが、パレスチナそのものは戦争に勝ったペルシャのものになったそうです。

ペルシャ

 そして、ペルシャ(アケメネス朝ペルシャ)は、マケドニアに負けます。
 ちなみにこの時マケドニアを率いたのが「アレクサンドロス3世」という人で、
 漫画「ヒストリエ」でいうところのヘビの人です。

 ついでに、同一人物を作品の違いで、こうも別人に表現するのかと思いますが、
 「Fate/Zero」のライダーことイスカンダルさんも同じ人です。

マケドニア


 また、マケドニアはアレクサンドロスさんが亡くなった後、
 後継者争いによって分裂し、パレスチナはシリア(セレウコス朝シリア)となります。

シリア

 そしてシリアはローマ帝国に負けたので、
 パレスチナは最終的に「テルマエ・ロマエ」でもおなじみローマ帝国となります。
 このようにパレスチナに暮らすユダヤ人とは直接関係のないところで起きた争いによって、
 支配国だけが変わっていったわけです。

ローマ帝国

 さて、ローマ帝国の一部となったパレスチナですが、まさにテルマエ・ロマエの時代、
 単行本1巻で、「ハドリアヌス」さんがルシウスにクラゲの見えるお風呂を作ってもらって、
 心も体もリラックスしながら考えたのが、パレスチナに住むユダヤ人の扱いについてなのです。

 どうやらこの頃、ユダヤ人はローマ帝国に対して反乱を起こしていたらしく、
 ハドリアヌスさんは実力行使に出ました。
 テルマエ・ロマエの作中ではルシウスが東北地方の温泉地(湯治場)で知った、
 地熱による床暖房と温泉でローマ帝国の人たちが元気を取り戻したくだりが、まさしくそれです。


 結果、ユダヤ人はパレスチナという場所を完全に没収され、自分たちの国を失いました。


 ちなみに、今回の話とは直接関係ないのですが、
 この一件の少し前、パレスチナのゴルゴダの丘という場所で、
 自称ジョニーデップ似のあの人がユダヤ教に反対したという名目で死刑にされたようです。
 今は立川でネットゲーム三昧のようですが・・・。



 今回はあまりに漫画の話を盛り込んでしまったので、一応参考文献を乗せておきます。
  ・ヒストリエ(講談社)岩明均 …アレクサンドロス、マケドニアについて
  ・Fate/Zero(TYPE-MOON)虚淵玄 …アレクサンドロス(ライダー/イスカンダル)について
  ・テルマエ・ロマエ(エンターブレイン)ヤマザキマリ …ハドリアヌス、ローマ帝国について
  ・聖おにいさん(講談社)中村光 …イエス・キリストについて

やんわり見るパレスチナ問題③

 どうもこんばんはライネです。
 昨日はユダヤ人とは直接関係のない世界史のお話しでしたが、
 この一連の出来事の結果は、現代世界にとてつもない影響を及ぼしているそうです。


 ちなみに少し整理しておくと、ユダヤ人たちが住んでいたパレスチナという地域には、
 別にユダヤ人の国があったという訳でもなかったようです。

 正確に言えばバビロニアから帰ってきた時から、つまりペルシャの一部となってから、
 パレスチナにはユダヤ人による自治が認められた地域があったようです。


 ようするに、要所要所で本国のルールに従う必要はあるものの、
 基本的には自分たちの暮らしを自分たちで決めていいという、
 国と言うには権力が小さいものの、半分独立したような地域だったというわけです。

 このあたりは時代や国によって、どの程度まで自由にしていいかは変わっていきますが、
 例えば、宗教に関しては自由に好きなものを信じていいけれども、
 犯罪者を死刑にするときには本国の許可が必要という感じだったようです。

 なので、イエス・キリストをユダヤ教に反対する勢力、
 そして、それを認めているローマ帝国に反対する勢力として、
 彼の死刑はローマ帝国の兵士によって行われたようです。
 ロンギヌスさんはローマの兵士だったんですね。



 さて、話を戻して、ローマ帝国は反乱を起こしたユダヤ人が治める地域を破壊しました。
 とはいえ、ユダヤ人が皆殺しにあったというわけでもなく、その後のユダヤ人は、
 どこに行っても少数派という扱いを受けながら、世界中で暮らすようになります。


 あまりイメージがつかめないかも知れませんので、現代日本で考えてみましょう。
 例えば、埼玉県がある日突然、日本という国に対して反乱を起こしたとしましょう。
 埼玉軍として、もしかしたら先生は戦争に行くのかもしれません…。

 けれども埼玉軍と日本軍(は、無いので自衛隊)との戦いでは、埼玉軍に勝ち目はありません。
 結果、埼玉は取り潰され、東京都として合体させられます。

 埼玉県民なんて、普段から東京都民と大して変わらない気もしますが、
 さいたま市歌(タケカワユキヒデ作)は風紀を乱すと言われて自由に言えなくなりますし、
 浦和レッズの旗は戦犯旗として、漫画の一部に描かれたというだけで作品展が取りやめになります。

 また、政治についても、元々の東京都民の方が人口が多いので、
 何を決めるにも、東京都民優先で、元埼玉県民は後回しにされます。
 立場の弱い元埼玉県民、しかも時々「風が語りかけます。うまい、うますぎる、埼玉銘菓十万石饅頭」
 なんていう不思議な発言をするので、どこにいってもいじめられ、いい仕事に就けません。
 


 考えてみると地味に辛いですね。
 ユダヤ人はそんな扱いを受けながらその後2000年近くの間、そんな暮らしを続けたそうです。

 2000年も経てば、他の地域で普通に暮らしていけるような気もするのですが、
 ユダヤ教という宗教の特性が、偶然にも少し面倒な状況へと作用します。


 そのひとつは「こんなに辛いのは選ばれた民族だからだ」という選民思想の考え方です。
 つまり、辛ければ辛いほど自分たちは特別なんだと、かえってユダヤ人としてのプライドは強化されるわけです。

 もうひとつが、宗教的なルールとして「仕事は一生懸命頑張りなさい」というものです。
 これは特別変わった決まりではないのですが、差別され普通の仕事に就けなかったユダヤ人は、
 農業や工業のような従来の仕事をしにくい代わりに、お金を貸す仕事のような卑しいとされた仕事を、
 2000年間も一生懸命頑張ったのです。

 お金を貸す仕事は現在では銀行ですので、一生懸命働けば大金持ちになります。
 立場は弱いのに大金持ちになってしまったので、さらに嫌われ者になってしまいました。

やんわり見るパレスチナ問題④


 どうもこんばんはライネです。
 やんわり見るパレスチナ問題、第4夜です。


 自分の国を失い、どの国でも弱い立場だったものの、
 経済的には成功することの多かったユダヤ人は2000年近くの間、世界各地で差別を受けます。

 そんな中、今から100年程前、「シオニズム運動」というものが始まりました。
 これはユダヤ人の国をパレスチナにもう一度作ろうというものです。
 そうすれば差別を受けることもなく、平和に暮らしていくことができると考えたわけですね。

 とはいえ、国を新しくつくると言うことは非常に難しいことです。
 ちなみにシオニズム運動が始まった当時、パレスチナは「オスマン帝国」という、
 いまのトルコにあたる国が支配している地域だったそうです。


 
 そんな中で、今からちょうど100年前、「第一次世界大戦」がはじまります。 
 第一次世界大戦について説明しだすと、また何日もかかってしまうので、
 とりあえず、大事な所だけ押さえておきましょう。

 これは、基本的には「ドイツ、オーストリア、オスマン帝国、ブルガリア」の同盟国と、
 「イギリス、フランス、ロシア」の連合国の戦争です。
 ちなみに日本は、イギリスと同盟を結んでいたので、連合国の仲間だったそうです。


 イギリスはオスマン帝国と戦争するにあたって、ユダヤ人の協力を得ることにしました。
 ユダヤ人の科学者であったヴァイツマンと言う人が火薬の原料を大量に作る方法を考案していたり、
 ユダヤ人のロスチャイルドという大銀行のオーナーがいたりと、
 ユダヤ人の協力が戦争の結果を左右すると考えたわけです。

 そして、協力を得る代わりに、もし、オスマン帝国に勝ったら、
 オスマン帝国が支配しているパレスチナにユダヤ人の国をつくってあげますよと約束したのです。

 これだけならば、そうしてパレスチナにユダヤ人の国ができました。めでたしめでたし。
 で終わるのですが、話は非常にややこしいことになります。



 実はイギリスはオスマン帝国と戦争するにあたって、もうひとつ約束をしていたのです。
 それが、オスマン帝国によって支配されていたアラブ人に、反乱を起こすように頼んだのです。

 戦争中に内部から反乱が起これば、イギリスにとって有利に戦争ができます。
 その代わりに、もし、オスマン帝国に勝ったら、
 オスマン帝国が支配しているアラブ地域を独立させてあげますよと約束したのです。


 ここで問題なのは、パレスチナにはたくさんのアラブ人が住んでいたというところです。
 オスマン帝国に勝ったイギリスは約束通り、パレスチナでユダヤ人が自由に住めるようにしましたが、
 そこにはアラブ人もたくさん住んでいました。

 当初は、ユダヤ人とアラブ人が上手い具合に共存していたのですが・・・ 
プロフィール

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Author:ライネ
ライネと申します。
先生の家に居候するラザフォード人です。
現在この世界のことを勉強中。
リンクとかもろもろ含めて商業的利用以外ならご自由にどうぞ。面白そうな企画には飛び乗ります。

合言葉は「真面目な事を不真面目に!」
記事の真偽は自己責任でお願いします。

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