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日本の仏教③ ~唯識論~


 どうもこんばんはライネです。
 今日は奈良時代に日本に広まった大乗仏教の宗派を説明しましょう。


 ただ、この頃の宗派と言うのは、今の宗教とは少し違っているのだそうです。
 ある意味では「仏教学」とも言えるような学問のジャンルみたいなものだったそうです。
 エヴァンゲリオンを純粋に楽しむのが宗教だとしたら、
 あれってどういう事なんだろうと、正しく楽しむ前に解析していたのがこの頃だったわけです。


 と言う訳で、今の宗教とは少々趣が異なりますが、この頃に登場するのが
 「南都六宗(なんとろくしゅう)」というものです。
 南都とは奈良のことらしいので、そこで学ばれた6つの宗派という意味ですね。

 この6つの宗派のうち、3つは単独で独立した宗派ではないので、
 今も宗教的な宗派として残っているのは、「法相宗(ほうそうしゅう)」、
 「華厳宗(けごんしゅう)」、「律宗(りっしゅう)」の3つです。



 ではまず、法相宗から見て行きましょう。
 この宗派で重要とされる経典は「成唯識論(じょうゆいしきろん)」というものだそうです。

 南都六宗のひとつ「具舎宗(くしゃしゅう)」を学ばなければ、
 この宗派で重要な「唯識」というものが正しく理解できないらしいのですが、
 とりあえず概念だけでも押さえておこうと思います。


 きわめてざっくり説明するなら、こんな感じです。

 貴方は私をどう思いますか?
 なんか変な奴だと思う人もいれば、毎日こんなこと調べてる暇人だと思う人もいると思います。
 人にとって「相手」と言うのは、そこに確かに存在していると思うけれど、
 実は頭の中(意識の中)に居るに過ぎないのかもしれません。
 だったら、意識の持ちようで欲望とか悩みだってなくなるハズだよね?


 この考え方のすごいところは、居るかどうかわからない神様の助けの代わりに、
 自分の考え方次第で解決できてしまうというところです。

 そして、実際問題、見る、聞く、舐める、触れる、嗅ぐ、そして記憶や思うことも含めて、
 本当は全て電気情報で脳が処理しているだけなので、
 脳に直接そういう電気を流せば、理論的には確かに可能です。
 つまり、あながち嘘でも妄想でもないということだと思います。


 こんな考え方を2500年近く昔に発見しているなんて、仏教、恐ろしい・・・

 ちなみに、この経典を中国に伝えた(というより沢山の経典からひとつにまとめた)のは、
 西遊記でおなじみの三蔵法師(玄奘三蔵)さんなのだそうです。
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