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あやふやな馬力

 どうもこんばんはライネです。

 国際的に使われる仕事率の単位として名前の付いたワットさんですが、
 そもそも彼自身が作った仕事率の単位があるそうです。

 それを「馬力(ばりき)」と言います。
 馬力というのはその言葉のまま、馬一頭がもつ仕事率で、
 ワットに直すと1馬力は大体750ワット前後だそうです。

 大体なんて言葉を使うのは、場所や時代によって違いがあるからで、
 日本では法律的に1仏馬力が735.5ワットとされているようです。 



 これには深い訳がありまして、
 ワットさんは自分の作った蒸気機関の性能を表すために、仕事率という単位を作りました。 
 まだ勝手に動いてくれる機械自体が珍しかった時代なので、
 それまで農業や荷物運びなどで活用してきた馬と比較して、
 うちの機械は一頭の馬がする仕事の何倍も仕事ができますよとアピールするためです。

 ワットさんはイギリス人であるため、この計算には当時のイギリスで使われていた
 「ポンド」と「フィート」という単位によって導かれました。

 具体的には1頭の馬が1時間で行える仕事は、「180ポンドの荷物を10852フィート運ぶ」
 ことだったそうです。

 つまり、1時間当たり1,953,360フィート×ポンドの仕事ができるので、
 1分あたりは約33,000フィート×ポンド、1秒なら約550フィート×ポンドとなります。
 これをイギリス馬力(英馬力)と言います。



 ちなみに、日本では1ポンドが0.45359243kgとされていました。
 これが1993年からは1ポンドが0.45359237kgと変わっています。
 「0.00006g」とはいえ、元々の数字が変わってしまえば、馬力にも変化が出ますね。
 今の数字になおせば、180ポンドは約81.6kgです。

 また、フィートとは長さの単位で、1フィートは0.3048メートル(約30cm)です。
 こちらもやはり場所と時代によって違いがあるようですが、
 今の数字に直せば10852フィートは約3,307メートルになります。
 
 このグラムとメートルからなる単位は主にフランス発祥ですので、
 フランス馬力(仏馬力)になおすと、1馬力は1秒当たりに約「75kg×m」となります。

 
 ただし、昔は重さや距離の単位にも、かなりあいまいなところがあって、
 それを「国際的に共通のもの(国際単位系・SI)」に変えていったのです。
 重さの単位であるグラムや、距離の単位であるメートルなどがそれです。

 けれども馬力という単位は、国際的に共通のものではないままであるため、
 今でもあやふやという訳です。 
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