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寒冷地はなぜ酪農という選択をしたのか

 どうもこんばんはライネです。

 今日も三圃式農業から現代の農業への変化について見て行こうと思います。
 最後は酪農についてです。


 酪農というのは、乳を育てて、牛乳を得る農業ですが、
 そこからチーズやバターなどの乳製品を作るところまで含む場合もあるようです。

 あえて三圃式農業とのかかわりを言えば、休閑地で家畜を放牧することのみに、
 特化した農業と捉えることが出来ます。


 もちろんしっかりと、そうなった理由がありまして、
 混合農業を行う地域では、肉用家畜の飼育という目的もありますが、
 夏冬に穀物を作ったり、カブやクローバーを作っています。

 ただ、そういう土地を耕して植物を植える農業を行う場合、
 土地の栄養分の多さや、温暖な気温、十分な降水量がある地域のほうが、
 どうやっても有利なわけです。



 例えば寒い地域や、土地の栄養分の少ない地域では、
 どんなに努力しても、環境的に優れている地域と競争すると、負けてしまいます。

 商業的農業のポイントは、ただ自分で食べるために作っているわけではなく、
 それをお金にするわけなのですが、そこにはどうしても競争が生じるわけです。


 例えば、どんなに頑張っても1年に1,000kgしか小麦が作れないA畑と、
 わりと簡単に1年で10,000kg小麦が作れるB畑があったとします。

 どちらの畑の持ち主も、その売上げだけで生活しなくてはいけないとした場合、
 Aの畑では1,000kgの小麦をせめて100万円で売らなければ生きていけません。
 そうなると、なんとAの畑の小麦は最低でも1kgあたり1,000円で売らなければいけません。

 ところがBの畑では同じ100万円で生活しようとした場合、
 小麦を1Kgあたり100円で売ればいいだけです。
 
 お店に1Kg1,000円のA産小麦と1Kg100円のB産小麦が一緒に並んでいたら、
 やっぱりB産小麦のほうが良く売れますよね。


 A産小麦が値段で追いつこうと思って1Kgあたり100円で売ったとしても、
 収入10万円で1年を過ごすのは大変です。

 反対にB産小麦も1Kgあたり1,000円で売れば、なんと年収1000万円。
 あまった分は新しい機械を買ったり、肥料を買ったりして、
 どんどんAの畑との差が広がっていきます。



 つまり、環境的に有利な地域と不利な地域というものが、
 商業的農業においては致命的な差を生んでしまうのです。

 そこで、環境の適さない寒い地域などでは、畑を耕すということをやめ、
 牧草だけを育てて、それを牛に食べさせることに特化した酪農を選択したという訳です。
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現在この世界のことを勉強中。
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合言葉は「真面目な事を不真面目に!」
記事の真偽は自己責任でお願いします。

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