赤道直下に西岸海洋性気候?
どうもこんばんはライネです。
昨日はケッペンの気候区分を細々と見ていったのですが、難しいですね。
先生が言うには、普段からあれを全部考えて見分けている人はあまりいないそうです。
というよりあれが一通り頭に入っていて、部分的に使っていく人が多いのだとか。
要するに慣れろということだそうです。
というわけで、雨温図を見ながらどういうところを見ていけばいいのか、
解説していこうと思います。
今日は熱帯雨林気候の雨温図を見てみましょう。
というわけでどうぞ。

雨温図の作り方の時にも使ったシンガポールの雨温図です。
昨日の手順通りにいくと、まずはこの雨温図が北半球か南半球かを判断するわけなのですが、
さすがに赤道直下な熱帯雨林気候だけあって判断が難しいですね。
実際、気候区分をする際には北半球か南半球かなんてあまり関係はないのですが、
よくよく見てみると、気温の両端が若干下を向いているように見えるので、北半球のようです。
ポイントとしては、気温が示すカーブが「ヘ」の字をしている時は北半球で、
「V」の次をしている時は南半球だと思ってください。

とはいえ、今回のように赤道直下では見分けるのは大変ですけれど…。
次に乾燥している時期についてなのですが、正直これくらい雨が降っていれば、
乾燥帯でないことは一目瞭然なので、計算する必要はないと思います。
そもそも雨温図だけでは、年降水量を正確に知ることが難しいので、
ここに関して言えば、パッと見たときに乾燥帯かどうか判断してしまってもいいかもしれません。
それでも念のためにチェックする方法が知りたいという人は、
大体の平均気温を20倍してみてください。
この雨温図だと平均気温は27℃くらいですかね。
20倍すると、540ですか?
11月と12月の降水量を足せば軽く超えますので、乾燥帯じゃないですね。
次に寒帯チェックですが、寒帯チェックは最も暖かい月の平均気温を見ます。
正確な最高気温は解りませんが、どう考えても10℃以上あるので寒帯ではないですね。
この辺からが大事なポイントですが、最も寒い月の平均気温を見ます。
やはり正確な最低気温は見ても解りませんが、どう考えても18℃以上あるので熱帯です。
で、熱帯ということになれば、あとは降水量のチェックです。
最も雨が降らない月でも60mm以上降っているので熱帯雨林気候です。
こんな感じで、雨温図を見分けていくわけです。
さて、ここからはちょっと応用してみましょう。
例えば、この場所が少し高度のある場所だとしたらこの雨温図はどうなるでしょうか?
たぶん少し雨の降り方は穏やかになるかもしれませんが、
それよりもわかりやすいところとして、気温が下がりますね。
気温の逓減率はだいたい平均すれば100mで0.6℃。
仮に1000m上昇すれば6℃、2000mならば12℃下がります。
ではこんな図を見てみましょう。

気温だけを下げた雨温図をいくつかまとめてみました。
標高が上がっただけでは気温が下がっても年較差はあまり大きく変わらないので、
こんな感じの図になるはずなのです。
さて、面白いことにこの図を見てみると、気温が赤いゾーンに入っている場合は熱帯雨林気候、
緑色のゾーンは10℃~18℃を示しているので温帯のなかでも西岸海洋性気候、
青のゾーンは0℃~10℃を示しているのでツンドラ気候、
そして紫のゾーンになると0℃未満の氷雪気候となります。
どうでしょうか、標高が高くなると熱帯雨林気候はこのように変化していくわけです。
現実の世界では標高が原因で広く氷雪気候になるほどの場所はほとんどありませんが、
その他の例はそこそこ見ることができます。
例えば雨温図を見て、見るからにツンドラ気候なのに、あまりにも気温がフラットな場合、
もしかしたら赤道直下の山の上で計測した雨温図なんじゃないかと考えてください。
昨日はケッペンの気候区分を細々と見ていったのですが、難しいですね。
先生が言うには、普段からあれを全部考えて見分けている人はあまりいないそうです。
というよりあれが一通り頭に入っていて、部分的に使っていく人が多いのだとか。
要するに慣れろということだそうです。
というわけで、雨温図を見ながらどういうところを見ていけばいいのか、
解説していこうと思います。
今日は熱帯雨林気候の雨温図を見てみましょう。
というわけでどうぞ。

雨温図の作り方の時にも使ったシンガポールの雨温図です。
昨日の手順通りにいくと、まずはこの雨温図が北半球か南半球かを判断するわけなのですが、
さすがに赤道直下な熱帯雨林気候だけあって判断が難しいですね。
実際、気候区分をする際には北半球か南半球かなんてあまり関係はないのですが、
よくよく見てみると、気温の両端が若干下を向いているように見えるので、北半球のようです。
ポイントとしては、気温が示すカーブが「ヘ」の字をしている時は北半球で、
「V」の次をしている時は南半球だと思ってください。

とはいえ、今回のように赤道直下では見分けるのは大変ですけれど…。
次に乾燥している時期についてなのですが、正直これくらい雨が降っていれば、
乾燥帯でないことは一目瞭然なので、計算する必要はないと思います。
そもそも雨温図だけでは、年降水量を正確に知ることが難しいので、
ここに関して言えば、パッと見たときに乾燥帯かどうか判断してしまってもいいかもしれません。
それでも念のためにチェックする方法が知りたいという人は、
大体の平均気温を20倍してみてください。
この雨温図だと平均気温は27℃くらいですかね。
20倍すると、540ですか?
11月と12月の降水量を足せば軽く超えますので、乾燥帯じゃないですね。
次に寒帯チェックですが、寒帯チェックは最も暖かい月の平均気温を見ます。
正確な最高気温は解りませんが、どう考えても10℃以上あるので寒帯ではないですね。
この辺からが大事なポイントですが、最も寒い月の平均気温を見ます。
やはり正確な最低気温は見ても解りませんが、どう考えても18℃以上あるので熱帯です。
で、熱帯ということになれば、あとは降水量のチェックです。
最も雨が降らない月でも60mm以上降っているので熱帯雨林気候です。
こんな感じで、雨温図を見分けていくわけです。
さて、ここからはちょっと応用してみましょう。
例えば、この場所が少し高度のある場所だとしたらこの雨温図はどうなるでしょうか?
たぶん少し雨の降り方は穏やかになるかもしれませんが、
それよりもわかりやすいところとして、気温が下がりますね。
気温の逓減率はだいたい平均すれば100mで0.6℃。
仮に1000m上昇すれば6℃、2000mならば12℃下がります。
ではこんな図を見てみましょう。

気温だけを下げた雨温図をいくつかまとめてみました。
標高が上がっただけでは気温が下がっても年較差はあまり大きく変わらないので、
こんな感じの図になるはずなのです。
さて、面白いことにこの図を見てみると、気温が赤いゾーンに入っている場合は熱帯雨林気候、
緑色のゾーンは10℃~18℃を示しているので温帯のなかでも西岸海洋性気候、
青のゾーンは0℃~10℃を示しているのでツンドラ気候、
そして紫のゾーンになると0℃未満の氷雪気候となります。
どうでしょうか、標高が高くなると熱帯雨林気候はこのように変化していくわけです。
現実の世界では標高が原因で広く氷雪気候になるほどの場所はほとんどありませんが、
その他の例はそこそこ見ることができます。
例えば雨温図を見て、見るからにツンドラ気候なのに、あまりにも気温がフラットな場合、
もしかしたら赤道直下の山の上で計測した雨温図なんじゃないかと考えてください。
スポンサーサイト