亜寒帯のaからd
どうもこんばんはライネです。
八月になりましたが、気候の話は続きます。
亜寒帯(冷帯)について一気に2つの気候区を見ていきましょう。
という訳でこちらをどうぞ。

※青が亜寒帯湿潤気候で、紫が亜寒帯冬季少雨気候です。
図を見ればわかると思いますが、亜寒帯が見られる地域は北半球に限定されます。
何か意地悪をして南半球に亜寒帯が無いようにしてあるとかそういう訳ではなく、
亜寒帯が出現しやすい緯度に陸地がほとんどないからというのが正しい理由です。
ちょっとこちらをご覧ください。
両半球の緯度40と極圏の低緯度側(緯度66.6度)に線を引いてみました。

北半球で亜寒帯が見られる地域はほとんどがこの領域に入っています。
ところが、南半球ではこの領域にほとんど陸地がありません。
相対的に見て陸よりも温度変化の少ない海がほとんどなので、
冬の寒さが厳しく、夏はそこそこ暖かいというわがままな亜寒帯という気候帯は、
この緯度帯に陸地の少ない南半球では見られないという訳なのです。
さて、亜寒帯の気候区ですが細かく分けようとすると、
実は全気候帯の中で最も複雑に分けることができるのです。
とりあえず亜寒帯湿潤気候ですが、これは亜寒帯の中でも乾季がないタイプです。
普通はここまでで終わりなのですが、
暖かい月と寒い月の関係で細かく4つに分けることができます。
具体的には亜寒帯のうち、「最も暖かい月の平均気温が22℃以上」のaタイプ(Dfa)。
「最も暖かい月の平均気温が22℃未満」で「平均気温10℃以上の月が4ヶ月以上」のbタイプ(Dfb)。
「最も暖かい月の平均気温が22℃未満」で「平均気温10℃以上の月が3か月以下」で、
さらに「最も寒い月の平均気温が-38℃以上」のcタイプ(Dfc)。
「最も暖かい月の平均気温が22℃未満」で「平均気温10℃以上の月が3か月以下」で、
さらに「最も寒い月の平均気温が-38℃未満」のdタイプ(Dfd)です。
なお、Wikipediaでは、(更新日現在)もう少し細かい条件が書かれています。
b~dタイプの条件の「最も暖かい月の平均気温が10℃以上、22℃未満」というところと、
cタイプの条件の「最寒月が-38℃以上、-3℃未満」ところなのですが、
最も暖かい月の平均気温が10℃未満になってしまうと、それはもう亜寒帯ではなく寒帯ですし、
最も寒い月の平均気温が-3℃以上になってしまうと、温帯や熱帯になってしまうので、
省略いたしました。
ちなみに、同様の条件は亜寒帯冬季少雨気候のaタイプ~dタイプでも適応されるので、
ここでは省略させていただきます。
八月になりましたが、気候の話は続きます。
亜寒帯(冷帯)について一気に2つの気候区を見ていきましょう。
という訳でこちらをどうぞ。

※青が亜寒帯湿潤気候で、紫が亜寒帯冬季少雨気候です。
図を見ればわかると思いますが、亜寒帯が見られる地域は北半球に限定されます。
何か意地悪をして南半球に亜寒帯が無いようにしてあるとかそういう訳ではなく、
亜寒帯が出現しやすい緯度に陸地がほとんどないからというのが正しい理由です。
ちょっとこちらをご覧ください。
両半球の緯度40と極圏の低緯度側(緯度66.6度)に線を引いてみました。

北半球で亜寒帯が見られる地域はほとんどがこの領域に入っています。
ところが、南半球ではこの領域にほとんど陸地がありません。
相対的に見て陸よりも温度変化の少ない海がほとんどなので、
冬の寒さが厳しく、夏はそこそこ暖かいというわがままな亜寒帯という気候帯は、
この緯度帯に陸地の少ない南半球では見られないという訳なのです。
さて、亜寒帯の気候区ですが細かく分けようとすると、
実は全気候帯の中で最も複雑に分けることができるのです。
とりあえず亜寒帯湿潤気候ですが、これは亜寒帯の中でも乾季がないタイプです。
普通はここまでで終わりなのですが、
暖かい月と寒い月の関係で細かく4つに分けることができます。
具体的には亜寒帯のうち、「最も暖かい月の平均気温が22℃以上」のaタイプ(Dfa)。
「最も暖かい月の平均気温が22℃未満」で「平均気温10℃以上の月が4ヶ月以上」のbタイプ(Dfb)。
「最も暖かい月の平均気温が22℃未満」で「平均気温10℃以上の月が3か月以下」で、
さらに「最も寒い月の平均気温が-38℃以上」のcタイプ(Dfc)。
「最も暖かい月の平均気温が22℃未満」で「平均気温10℃以上の月が3か月以下」で、
さらに「最も寒い月の平均気温が-38℃未満」のdタイプ(Dfd)です。
なお、Wikipediaでは、(更新日現在)もう少し細かい条件が書かれています。
b~dタイプの条件の「最も暖かい月の平均気温が10℃以上、22℃未満」というところと、
cタイプの条件の「最寒月が-38℃以上、-3℃未満」ところなのですが、
最も暖かい月の平均気温が10℃未満になってしまうと、それはもう亜寒帯ではなく寒帯ですし、
最も寒い月の平均気温が-3℃以上になってしまうと、温帯や熱帯になってしまうので、
省略いたしました。
ちなみに、同様の条件は亜寒帯冬季少雨気候のaタイプ~dタイプでも適応されるので、
ここでは省略させていただきます。
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