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天地迷察

 以前のバトンで、うねうね系の動物が嫌いだと言いましたが、カサカサ系も生理的に受け付けないことが解りました。
 あんなの、はじめてです…。

 夕飯を食べて後片付けをしていると、自室に戻った先生の悲鳴が聞こえました。
 私の手も止まり、身構えていると、ものすごい速さで帰ってきた先生はキッチンの引き出しを開けて、何かのボンベを取り出して、覚悟を決めた顔で私にこう告げました。

 「奴が…いる…」

 突然のことに意味が解らなかったのですが、先生の本気の表情から何かの異常事態が発生していることを察しました。
 どこかで見たことのある顔だと思ったら、あれは戦争に行く男の人の顔だったと今思い出しました。

 恐る恐る、先生の後をついていくと、天井に黒い甲虫と思われる生物を発見。
 なんだただの虫じゃないかと思う私をよそに、先生がボンベからガスを噴霧すると、その生物は私の予想しなかった速さで部屋を駆け回りました。
 その正体不明の生物の速さと先生から伝わる恐怖に戦慄を覚えます。

 ガスが直撃した生物は、壁から転げ落ち私たちの死角に逃げ込みます。
 体感的には1時間くらいあった気がしますが、時間にして10分程でしょうか。
 家に侵入した透明人間と応戦するかのごとく、お互いの背中を合わせてとっさの事態に備えながら、例の生物の反撃に備えました。

 何とかして転がっている死骸を発見し、事なきを得ました。
 確かにあのような異様な動きをする生物の死亡を確認しないままでは日常生活は戻ってこないでしょう。
 初めて見るそれではありましたが、私の苦手なものリストが更新されたのは言うまでもありません。


 ことが終わって、先生からその生物の名前を聞いたのですが、口にすると出現するからと教えてくれません。
 いつもならば、そういう疑問はインターネットや図鑑で調べるところなのですが、あの姿をまじまじと見てしまいそうで、怖くてできません。
 先生は明日、今後の事態に備えて装備を整え、二度と奴が出現しないように対策を施すと言っていましたが、協力したいと思います。

 そして、この文章を書いている今も、もしかして奴はまだどこかにいるのではないかと、内心怖くてたまりません。
 あと、あのガスを少し吸ってしまったので、口と鼻がピリピリします。


 どうも、こんばんは、ライネです。
 そういうわけで、ひとりがものすごく心細いです。
 お風呂に入っている時に遭遇してしまったら、どうしたらいいのでしょうか。
 対策方法などありましたら、一報ください。
 
 今日は、地図で見る東西方向の話をしようと思ったのですが、もう心が折れています。
 あのガスボンベを私の部屋にも置いて欲しいです。


(一時間ほど心の休憩をして再開)


 さて、前回は南北のお話をしました。
 地球上限定ではありますが、南北という方向絶対的な地点が決まっているので理解しやすかったのですが、東西というのは絶対的な地点が決まっているわけではありません



 国語辞典の言葉を使えば、
 東は春分の日(秋分の日)に太陽が昇る方向。
 西は春分の日(秋分の日)に太陽が沈む方向。
 と、いうことでした。

 この日の太陽は赤道の真上を移動します。
 けれども、太陽が地球上にあるわけではありません。
 つまり、太陽が昇る、沈むとは言いますが、あくまでも方向だけということです。
 南北にはあった極という地点が東西には存在しないのです。 


 ですが無理やり東極、西極があると考えてみましょう。
 まずは、先ほども言った通り、春分の日、秋分の日は赤道の真上を太陽が通ります。
 ということは小難しい条件を排除すれば、昼の時間と夜の時間が同じになるはずです。

 言い換えれば、地球全体で見てぴったり経度180度分に太陽が当たり、残りの経度180度分に太陽が当たっていないはずです。
 このほかの日は、太陽が赤道(緯度0度)以外から昇るわけなので、太陽が昇る時間と経度にはずれが生じるでしょう。

太陽の当たる場所

 これは、当たり前のことかもしれませんが、すごい発見ですよ!
 自力でこの理論を見つけてしまったのは、世が世なら教科書に名前が残るレベルだと思います。
 誰も褒めてくれないのが悲しいですけれど…。 

 
 どういうことかと言いますと、地球を完全な球だと仮定した場合、地上から160㎝の視点から見える地平線は4.5㎞程だそうです。
 要するに、どんなに目が良い人でもそのままでは、4.5㎞先までしか地上を見ることができないわけです。
 もちろん遠くても高い山などは見ることができますが、それでもその山の麓を見ることはできません。
 よって、日の出を見ても、自分の目では太陽がどこの上にあるかを確認することができないということです。 

 けれども先ほどの考えを使えば、非常に正確な太陽の位置を知ることができます。
 というか、実際に観測する必要なく、頭の中だけで太陽の位置を完璧に把握することができるのです。


 太陽が当たっている範囲はぴったり経度差180度の範囲です。 
 ということは、ある地点が朝になった瞬間、太陽は緯度90度分だけ東側の赤道上空にあるということです。
 そして、その地点が夜になった瞬間、太陽は緯度90度分だけ西側の赤道上空にあることになります。

観測点と太陽

 机上の空論なのですが、これ論理的に正しいですよね?
 なんか、さっきまで心が折れていたのですが、もう完全に回復しました!

 さて、これで喜んではいられません。
 あくまでも太陽の位置は「方向」というだけで、「極」ではありません。 
 もう少し考えて、東極・西極を見つけましょう。

 
 ある地点から見て、緯度90度分東の赤道が本当の東の方向、緯度90度分西の赤道が本当の西の方向ということはわかりました。
 ここまでくれば後は何とかなりそうです。
 ようするに、観測した場所から見た日の出の瞬間に太陽が真上にある地点を最短距離(大圏航路)で結んでしまえばいいのです。
 あやふやな東西ではありますが、それでも絶対に直線(最短距離=大圏航路)の先にあるはずなのですから。

東西の姿

 さて、そうすると、観測点・観測点における日の出の瞬間に太陽が真上にある場所(東の方向)・観測点における地球の裏側・観測点における日の入りの瞬間に太陽が真上にある場所(西の方向)がひとつの大圏航路でつながりました。

 ということは、観測点から見て地球の真裏(これを「対蹠点」と言います)が観測点の東極であり、西極だったわけです。 
 これは観測点が変われば、もちろん東極・西極も変わることを意味します。
 ああっ、気持ち悪い!!
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現在この世界のことを勉強中。
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合言葉は「真面目な事を不真面目に!」
記事の真偽は自己責任でお願いします。

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