この世界のかたち
ブラックサンダーアイスが美味しすぎて困る。
あと、最近暑すぎて困る。
さらにエアコンの部屋が快適過ぎて困る。
こちらの世界に来てから、不便さで困ることも少しあったけれど、
それよりも快適過ぎて困ることの方が多い気がします。
どうも、こんにちはライネです。
さて、日記と言いましても、最近はあまり外に出ることはなく、
家の中で先生とゴロゴロしているくらいなので、あまり書く内容がありません。
※先生注:変な事はしていません
というわけで、こちらに来てから考えたことを書きます。
まず、日本語の勉強をしつつ、一番はじめに思ったのは、
この世界はどのような形をしているのだろうかということです。
私が知っている限りの物理法則のすべてが一緒ですし、私もほとんど平気に暮らすことができているので、
元居た世界との極端な違いはないと思うのですが、何分、どこから手を付けていけばわからなかったので、
とりあえず、この世界の形を知ろうと思ったわけです。
先生に聞けば一番正確で楽なのでしょうが、
そもそも、その頃はまだ日本語で複雑な意思を伝えることができなかったので、
まあできるところまで自分で考えてみたわけです。
まず、どうすれば世界の形がわかるのでしょうか。
私は学校だったか、本だったか、誰かに聞かされたかで、元居た世界が球であるということを知っていました。
そして、それに疑うこともなく暮らしていました。
世界の形を知る方法なんて、さすがの私も考えたことがありません。
半日ほど無駄に頭を使った結果、形を知る方法というより、この世界が仮に球であるとして、
本当に球かどうかを確かめる方法を考えればいい。と閃いたわけです。
結局、そのあと、一晩まるまる考えて、3つの方法を発見したので以下にまとめます。
ちなみに方法名は私が適当に付けたものなので、特に深い意味はありません。
①単純観測法
この世界が球であるならば、どこから見ても遠く離れていく物は足元から消えていく。
方法:巨大な船が遠く見えなくなるまでの様子を海辺から観測する。

このとき、もしも世界が球形ならば、船が見えなくなる時には、先に船体が消え、その後に帆が消えるハズ。
ちなみに、平面上の世界の場合、どこまで行っても船は小さくなるだけでこのような消え方はしない。
※空気などで光がさえぎられてしまうため、この証明は相当大きな船をつかわないと難しいかも?
※船の距離と視線の高さが正確に測れるならば、球の大きさも計測できるけれど、とてつもなく難しい。
②太陽(時間)観測法
この世界が本当に球であるならば、遠く離れている場所ほど、時間(朝か夜か)が違う。
方法:いくつかの地点で同時に太陽を観測する。

Aの正午から、Eの夜まで、地域によって時間(太陽の見え方)が異なるハズ。
球面以外の世界の場合、角度は場所によって変わっても朝と夜は世界で同時におこる。
※平面の場合、2地点の距離と太陽と角度が分かれば、太陽までの距離が計算できる。
※球面の場合も計算できるかもしれない?
※正確な時計を持った複数の人が遠い距離で同時に観測しないといけないので大変。
※円筒であるという説明もできるが、①、③の説明で否定できる。
※これは2地点が東西方向の場合に限定。南北方向の場合はまた後日に考察する。
③月(月食)観測法
この世界が本当に球であるならば、月食の時に見える世界の影はどんな時にでも円に見える。
方法:昔からの月食の記録から判断する。

私の考察が合っているのならば、今までもこれからも月食の時に見える影の形は円であるはず。
仮に、正方形ならば影はいつでも四角、三角柱の場合は三角や四角に見える。
これは次の理由による。
・世界、太陽、月のうち最低でも2つは動いていないと、
月食、夜と朝、月の満ち欠け、月の出る時間の違いなどが説明できない。
(神様がそれぞれの天体に明かりを灯しているのなら、話は別だけど…)
・その結果、世界のどこから観測しても、いつ観測しても月食の時に見える世界の影が円であるならば、
球体以外ありえない。(円の場合も考えられるが、②の説明で否定できる)
これらのことを実際に調べることができれば、この世界は球面上にあるということが分かるはずです。
残念なことに、こちらの世界の技術では球面から飛び出して、直接この星を観測することができることが
後に先生から教えられました。
先生の事を信じていないという訳ではなく、この世界の事を何も知らなかった私にとって、
地味ですがこういう所から、この世界への理解度を増していくというか、地に足を付けて理解していく
ということが、結構重要な事だったわけです。
まあ、いい暇つぶしにもなったわけですが、この後もこのような、この世界の常識を、異世界人の私が頑張って
裏付けしていくという意味の解らない遊びは続きます。
あと、最近暑すぎて困る。
さらにエアコンの部屋が快適過ぎて困る。
こちらの世界に来てから、不便さで困ることも少しあったけれど、
それよりも快適過ぎて困ることの方が多い気がします。
どうも、こんにちはライネです。
さて、日記と言いましても、最近はあまり外に出ることはなく、
家の中で先生とゴロゴロしているくらいなので、あまり書く内容がありません。
※先生注:変な事はしていません
というわけで、こちらに来てから考えたことを書きます。
まず、日本語の勉強をしつつ、一番はじめに思ったのは、
この世界はどのような形をしているのだろうかということです。
私が知っている限りの物理法則のすべてが一緒ですし、私もほとんど平気に暮らすことができているので、
元居た世界との極端な違いはないと思うのですが、何分、どこから手を付けていけばわからなかったので、
とりあえず、この世界の形を知ろうと思ったわけです。
先生に聞けば一番正確で楽なのでしょうが、
そもそも、その頃はまだ日本語で複雑な意思を伝えることができなかったので、
まあできるところまで自分で考えてみたわけです。
まず、どうすれば世界の形がわかるのでしょうか。
私は学校だったか、本だったか、誰かに聞かされたかで、元居た世界が球であるということを知っていました。
そして、それに疑うこともなく暮らしていました。
世界の形を知る方法なんて、さすがの私も考えたことがありません。
半日ほど無駄に頭を使った結果、形を知る方法というより、この世界が仮に球であるとして、
本当に球かどうかを確かめる方法を考えればいい。と閃いたわけです。
結局、そのあと、一晩まるまる考えて、3つの方法を発見したので以下にまとめます。
ちなみに方法名は私が適当に付けたものなので、特に深い意味はありません。
①単純観測法
この世界が球であるならば、どこから見ても遠く離れていく物は足元から消えていく。
方法:巨大な船が遠く見えなくなるまでの様子を海辺から観測する。


このとき、もしも世界が球形ならば、船が見えなくなる時には、先に船体が消え、その後に帆が消えるハズ。
ちなみに、平面上の世界の場合、どこまで行っても船は小さくなるだけでこのような消え方はしない。
※空気などで光がさえぎられてしまうため、この証明は相当大きな船をつかわないと難しいかも?
※船の距離と視線の高さが正確に測れるならば、球の大きさも計測できるけれど、とてつもなく難しい。
②太陽(時間)観測法
この世界が本当に球であるならば、遠く離れている場所ほど、時間(朝か夜か)が違う。
方法:いくつかの地点で同時に太陽を観測する。


Aの正午から、Eの夜まで、地域によって時間(太陽の見え方)が異なるハズ。
球面以外の世界の場合、角度は場所によって変わっても朝と夜は世界で同時におこる。
※平面の場合、2地点の距離と太陽と角度が分かれば、太陽までの距離が計算できる。
※球面の場合も計算できるかもしれない?
※正確な時計を持った複数の人が遠い距離で同時に観測しないといけないので大変。
※円筒であるという説明もできるが、①、③の説明で否定できる。
※これは2地点が東西方向の場合に限定。南北方向の場合はまた後日に考察する。
③月(月食)観測法
この世界が本当に球であるならば、月食の時に見える世界の影はどんな時にでも円に見える。
方法:昔からの月食の記録から判断する。

私の考察が合っているのならば、今までもこれからも月食の時に見える影の形は円であるはず。
仮に、正方形ならば影はいつでも四角、三角柱の場合は三角や四角に見える。
これは次の理由による。
・世界、太陽、月のうち最低でも2つは動いていないと、
月食、夜と朝、月の満ち欠け、月の出る時間の違いなどが説明できない。
(神様がそれぞれの天体に明かりを灯しているのなら、話は別だけど…)
・その結果、世界のどこから観測しても、いつ観測しても月食の時に見える世界の影が円であるならば、
球体以外ありえない。(円の場合も考えられるが、②の説明で否定できる)
これらのことを実際に調べることができれば、この世界は球面上にあるということが分かるはずです。
残念なことに、こちらの世界の技術では球面から飛び出して、直接この星を観測することができることが
後に先生から教えられました。
先生の事を信じていないという訳ではなく、この世界の事を何も知らなかった私にとって、
地味ですがこういう所から、この世界への理解度を増していくというか、地に足を付けて理解していく
ということが、結構重要な事だったわけです。
まあ、いい暇つぶしにもなったわけですが、この後もこのような、この世界の常識を、異世界人の私が頑張って
裏付けしていくという意味の解らない遊びは続きます。
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