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テルマエ・ロマエ後の歴史

 実は去年の暮れ、おせち料理というものに挑戦しようと思ったのですが、
 「紅白カマボコと煮豆、ニシンの昆布巻、栗きんとんを重箱に入れるだけでOK」
 という先生の言葉に騙されて、普通のおせち料理とはちょっと違うものに
 なっていると思います。

 でも、最初から全部一人で準備しようと思ったら、二日はつぶれてしまうので、
 これもアリかなと思いました。

 おせち料理にはいろいろな意味が込められているらしいのですが、
 ほとんどはギャグです。
 真なる目的は忙しいお正月の料理作りを楽するためのストックだそうで、
 焼くだけで完璧なおもちと合わせて、ずいぶん楽をさせていただいております。

 どうもこんばんはライネです。



 昨日は、中世の世界観を説明したかったのですが、
 中世とは何かという説明をするための説明で終わってしまいました。
 しかもまだまだ終わっていません。

 ひとまず昨日は「テルマエ・ロマエ」に登場するローマ帝国まで来たので、
 今日で終わってくれるハズ!!


 漫画の中で聡明な子どもという描かれ方をしているマルクス・アンニウスくんですが、
 世界史的には「マルクス・アウレリウス・アントニヌス」という、
 皇帝になった後の名前の方が有名です。
 彼が皇帝を務めていた、今から1800年前くらい昔がローマ帝国のピークだったようです。


 ところが彼の死後くらいから、どうも上手くいかなくなってきます。
 一番大きい原因は、パーフェクト超人でなければとてもじゃないけれども皇帝なんてできない
 という、ローマ帝国のシステムと領土面積にありました。

 地中海をぐるりと囲む巨大な領土を持っていると言うことは、
 その中にはものすごい数の人が住んでいて、
 その外にはものすごい数の外国があるわけです。

 この状況で、国内のリーダーシップを取り、外国ににらみを利かすのは難しく、
 そんなことができる皇帝が常に選ばれるとは限らなかったわけです。
 ところが一度選ばれた皇帝は死ぬまで皇帝なので、
 この状況をどうにかしようと思ったら、暗殺するしかなくなります。
 
 実際、マルクス・アンニウスくんの子供が皇帝になるのですが、暗殺されました。 
 暗殺という手段はこの際しょうがないとしても、
 じゃあどうやって次の皇帝を選ぶのかというと、基本的には前皇帝の指名性だったらしく、
 明確なルールは決められていませんでした。

 というわけで、この後はもう単純に強い兵をもった人が皇帝をするようになります。
 そんなこんなで、マルクス・アンニウス君が死んでからというもの、
 コロコロと皇帝は変わり、たった50年程で30人弱という皇帝が誕生します。
 ちなみに、日本の内閣総理大臣が直近10年で8人なので、
 どういう状況かは言わなくてもご理解いただけるかと思います。


 で、今からだいたい1700年前、「ディオクレティアヌス」さんが皇帝につくと、
 これからは皇帝にだれも逆らわないようにしたほうが良いだろうということで、
 「専制君主制(ドミナートゥス)」というものを始めます。

 やったことは「大化の改新(その他大勢の有力者がいないようにする)」に似てます。
 ローマ帝国を細かく分割して、それぞれに皇帝が人を送って、その人に支配させるシステムです。
 また、広大なローマ帝国全体を普通の皇帝がひとりで見るのは無理があるということで、
 実は前々から行われていたのですが、この時にしっかりざっくりと4分割します。
 

 そしてディオクレティアヌスさんの次に皇帝になった「コンスタンティヌス」さん。
 この人、この世界の歴史をがらりと変えるようなことをします。
 新興宗教(とはいえ成立から300年くらい経っている)だったキリスト教を公認します。

 それ以前に、すでにローマ帝国内で相当な信者数を獲得していたキリスト教ですが、
 「誰よりも、神さまよりも偉い」というローマ皇帝から見ると、
 「神さまこそ最高」と信じて疑わないキリスト教徒はまったく意見が合わないわけです。
 というわけで、それ以前からちょいちょい弾圧されていました。

 特にすごかったのがディオクレティアヌスさんだったようです。
 それでも信仰をやめないキリスト教徒を見て、コンスタンティヌスさんは、
 「んじゃあもう、キリスト教をしっかり受け入れちゃった方が早くね?」
 ということで、キリスト教を公認します。


 ついでに、Wikipediaでは

 伝説によると、コンスタンティヌスが改宗したのは、神の予兆を見たためと伝えられる。
 伝説では、コンスタンティヌスは、312年のミルウィウス橋の戦いに向かう行軍中に太陽の前に逆十字とギリシア文字 Χ と Ρ(ギリシア語で「キリスト」の先頭2文字)が浮かび、並んで「この印と共にあれば勝てる」というギリシア語が浮かんでいるのを見た。

 とあるのですが…
 現代からタイムスリップしてきた人が持っていた、

うはむこころ

 これ見たからじゃないですよね・・・?


 
 なんにせよ、キリスト教を使ってローマをひとつにまとめようとしたわけです。
 このおかげもあり、ローマ帝国をひとりで一括管理することができたわけなのですが、
 これはキリスト教の力があったものの、素直にコンスタンティヌスさんの力量でした。

 なので、そのあと今から1600年くらい前に皇帝となった「テオドシウス」さんを最後に、
 完全にローマ帝国はふたつに別れてしまいます。
 これが「西ローマ帝国」と「東ローマ帝国」です。
 
 ディオクレティアヌスさんの頃から、もっといえばオクタヴィアヌスさんの頃から、
 やんわりと別れることはあったのですが、最終的には元に戻っていました。
 ところがこの1600年前を最後にもう二度とひとつにまとまることはありませんでした。



 ひとまず、今日は西ローマ帝国までを説明させて下さい。
 といってもわずか100年でなくなってしまいます。

 テオドシウスさんの後継者で西ローマ帝国をまかされたのは「ホノリウス」さんです。
 ところが、もう最初からあんまりローマ帝国の力は残っていませんでした。
 周辺に住んでいた人たちからどんどん攻められ、皇帝もコロコロ変わります。
 そのため、どんどんと皇帝の力は小さくなり、支配地域も減ってしまいました。
 最終的に皇帝は「やめさせられて」、西ローマ帝国が消滅します。

 ついでに西ローマ帝国があった位置には皇帝を「やめさせた」、
 オドアケルさんによって「イタリア」が生まれます。(長続きしませんが)
 なので、ルシウスがイタリアの名前を知らなかったのは当たり前ですね。

 というわけで、これが中世の始まりです。
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合言葉は「真面目な事を不真面目に!」
記事の真偽は自己責任でお願いします。

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