苗字と氏、ついでに姓
どうもこんばんはライネです。
今日は苗字の不思議についてみていきますよ。
そもそも今の日本の感覚で言うと一言に苗字と言ってしまうのですが、
どうやら、「氏」と「苗字」ついでに「姓」も、別々の物なのだそうです。
私のフラトゥースというのは苗字なのか氏なのか姓なのか・・・。
時代によっても違うようなのですがざっくり言うなら、
氏が一番大きな一族を表す名前で、
姓が朝廷(天皇)との関係を表す名前で、
苗字が家族を表す名前のようです。
例えば、私とその子孫たちがえらく頑張って、200年後くらいに
フラトゥースを名乗る人たちが1万人くらいいたとしましょう。
実際には現在の日本では結婚すると女は名前が変わるケースが多いので、
氏とか姓とかの制度が残っていないことも加えて以下、空想上のお話しです。
全国に広がったフラトゥース一族(氏)ですが、
埼玉のライラ・フラトゥースさんと、北海道のライラ・フラトゥースさんは
すでに親戚づきあいは全くしていません。
ところが、大学生になって二人は偶然出会ってしまいます。
「あんたもフラトゥースって言うんだ?」って感じです。
そこで、区別するために埼玉のフラトゥースさんは「埼」、
北海道のフラトゥースさんは「北」を自称、他称含めて正式に名乗るようにしました。
このあたりで、家族を表す苗字が発生します。
正式名称「ライラ・埼・フラトゥース」さんと「ライラ・北・フラトゥース」さんの誕生です。
さらに、姓というのは天皇の家臣だったりすると「臣」とかの名前がもらえるので、
「ライラ・埼」さんが何かの功績で名前がもらえた場合、「ライラ・埼・臣・フラトゥース」のように、
長いフルネームとなるわけです。
実際には明治時代にこういう面倒なものは整理されたわけですが、
名前のリストとかを作ったことがある人を代表して、最大級の賛辞を贈らせていただきます。
グッジョブ!
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