会社の仕組みとTPP
どうもこんばんはライネです。
既にTPPが貿易だけの話し合いではなく、サービスや著作権(知的財産権)なども含めて、
国を越えたルール作りであるということは、なんとなく理解してもらえたでしょうか。
そしてまだまだTPPで問題となっているところはたくさんあるのです。
例えば、国が中心となって道路を作ったり、建物を作ったりする工事、いわゆる公共工事を、
他の国の会社が行えるようにできないかと言うものがあります。
これが進むと、日本の道路や鉄道をアメリカの会社が作ったり、
その逆に日本の会社がアメリカの道路を作ることができるのだそうです。
この話は立場によって賛成・反対があって、
小さな会社からすれば仕事が無くなるかもしれないという不安もあるし、
大きな会社なら、アメリカだけじゃなくTPP参加国で仕事が増えるという考え方もあります。
また、会社繋がりで日本の「投資」にもアメリカとしては納得できない部分があるようです。
投資というのは、とてつもなくざっくり言うと、未来のお金をもらう権利とでも考えましょうか。
例えば私が明日のゴハンを作る為に500円必要だとします。
でもここで、先生が自分のお小遣いから1,000円出してくれると、明日のゴハンは豪華なものになります。
ただ、「明日はピザがいい」という先生の意見を無視するわけにもいかなくなるわけです。
投資には、間接投資と直接投資というものがあるそうです。
さっきの例えで言うと、間接投資はちょっとお金をだして、いつもより豪華な御飯にありつけること、
直接投資とは、明日のゴハンのメニューを決めるくらいのお金を出すことのようです。
で、日本の会社の場合は、アメリカなどの他の国に比べると、
会社そのものの考え方を左右するような直接投資はあまり行われていないのだそうです。
どうやら禁止されているわけではないのですが、
直接投資をしたときのウマ味が少ないような仕組みができていて、
他の国会社が日本の会社に直接投資をする機会がすくないのだとか。
そして「独占禁止法」がまだまだ甘いという意見もあります。
例えば、世界の様子を観察する「Geographico!」というこのブログがひとつの会社だったとします。
その内容は著作権で守られている部分(事実の解説なので、解説の部分だけかな)もあるわけですが、
もしも私が他の「世界の様子を観察する」ブログにパクりだなんだと言って辞めさせたり、
筆者をスカウトして自分のブログの記者にして、新しい芽をつぶした場合、
「独占禁止法」に触れてしまう恐れがあります。
守られる権利はしっかりあるものの、
同じサービスを提供しようとする人を制限してはいけないのだそうです。
考え方としては、「ライバルがいればもっといいサービスをするでしょ?」ということだそうです。
で、これがまだまだ取り締まりも甘いし、罰も甘いから、しっかりしろと言っているようです。
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