TPPの何が問題なの? ③
どうもこんばんはライネです。
さて、今日はTPPの一番のポイントとなるであろう、日本とアメリカの貿易について見て行こうと思います。
細かいデータを探すことはできなかったのですが、
日本とアメリカの主な貿易相手国はこんな具合になっているようです。
なおこちらは、2010年のデータのようです。
日本からしてみると、輸入も輸出も2番目に多く行っている国で、
アメリカからしてみると、輸入も輸出も4番目に多く行っている国ということがわかります。
両国ともに、貿易の結構な割合を占めているのだから、
いざ、FTAやEPAを結ぼうとなると、慎重になるのはわからない話ではありません。
また、一般論ですが、どうやら日本はアメリカに多くの工業製品を売っており、
アメリカからは多くの農業製品を買っていると言われています。
FTAやEPAを結ぶと関税が小さくなるため、
工業製品を売る側からすればTPPを結んでほしいし、
日本で農業製品を作っている側からすればTPPで関税が無くなると、
アメリカの農作物がどんどん輸入されるようになって困るわけです。
ちなみにアメリカはその逆というわけです。
ある意味、TPPをどうするかという議論が白熱するひとつの理由は、
日本でもアメリカでも、TPPに賛成する人とTPPに反対する人がいるためのようです。
どちらにせよ、国内の意見がひとつにまとまっていないので、
話し合いもスムーズに進まないのではないでしょうか。
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