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シェンゲン協定とEU以外の国


 どうもこんばんはライネです。
 パスポートやビザを持たないで他の国に行けるシェンゲン協定について調べています。


 昨日はシェンゲン協定を公式ルールとしたEU加盟国内で、
 シェンゲン協定に加わっていないイギリスとアイルランドの話をしました。

 今日はその反対に、EUに加盟していないけれど、
 シェンゲン協定には加わっている国について見ていきましょう。

 具体的にはスイス、リヒテンシュタイン、ノルウェー、アイスランドの4カ国です。
 この4カ国はEUには加盟していないものの、
 「EFTA(ヨーロッパ自由貿易連合)」に加盟しています。


 要するに、シェンゲン協定はEUとEFTAの加盟国が参加している協定と
 考えることができるわけです。

 またこの他に、正式にはEUにも、シェンゲン協定に加わっていないものの、
 実質的にシェンゲン協定に加わっている形の国もいくつかあるようです。

 それがモナコ、サンマリノ、バチカンの3カ国です。
 地図で見てみるとこれらの国はわかりやすいので、こちらをご覧ください。


 モナコ

モナコ

 国境が全てフランスに面している。
 そしてフランスとの間で国境を開放しているので、
 シェンゲン協定に加わっているフランスから自由に出入りが可能となっている。




 バチカン

バチカン

 世界最小の国家で、国境が全てイタリアに面している。
 イタリアとの国境を開放しているので、
 シェンゲン協定に加わっているイタリアから自由に出入りが可能となっている。




 サンマリノ

サンマリノ

 世界最小の国家で、国境が全てイタリアに面している。
 イタリアとの国境を開放しているので、
 シェンゲン協定に加わっているイタリアから自由に出入りが可能となっている。

カリオストロの城の偽札は現在どうなったのか


 どうもこんばんはライネです。

 マーストリヒト条約でシェンゲン協定がEUの公式ルールとなったことで、
 EU内での人の移動は、パスポートやビザが必要なくなりました。

 そして1999年には、さらなる変化が起こります。
 ヨーロッパで同じお金を使うことになったのです。
 このお金を「ユーロ」と言います。


 それまでヨーロッパでは国ごとに様々なお金が使われてきたそうです。
 
  <ユーロが使われる前のEU加盟国と通貨>
 ・ベルギー    …ベルギー・フラン
 ・オランダ    …ギルダー
 ・ルクセンブルク …ルクセンブルク・フラン
 ・フランス    …フラン
 ・ドイツ     …マルク
 ・イタリア    …リラ(サンマリノ、バチカンも同じ)
 ・イギリス    …※ポンド
 ・アイルランド  …アイルランド・ポンド
 ・デンマーク   …※デンマーク・クローネ
 ・ギリシャ    …ドラクマ
 ・ポルトガル   …エスクード
 ・スペイン    …ペセタ(アンドラも同じ)
 ・オーストリア  …シリング
 ・スウェーデン  …※スウェーデン・クローナ
 ・フィンランド  …マルッカ

  ※は現在も使用中


 これが、1999年から銀行の中だけでユーロに置き換わり、
 2002年から実際にユーロが使われだします。


 なお、これらのユーロは基本的には同じデザインらしいのですが、
 コインについては裏面を国ごとに決めていいことになっているため、
 様々な違いがあるようです。


 ということは、名作映画の誉れ高い「ルパン三世カリオストロの城」の場合…

 銭「1万円札ではないか、なんとこれが全部そうか」
 ル「こりゃーよくできてるぜー、とっつあーん見ろよ」
 銭「西ドイツの千マルク札」
 ル「ポンド、ドル、フラン、リーブル、ルピー、ペソ、クラウン、リラ」
  「うほーウォンまであるぜ」


 現在では

 銭「1万円札ではないか、なんとこれが全部そうか」    
 ル「こりゃーよくできてるぜー、とっつあーん見ろよ」
 銭「ドイツのユーロ札」
   ※ドイツがそもそも統一されている

 ル「ポンド、ドル、ユーロ、ルーブル、ルピー、クラウン、ユーロ」
   ※リーブルと聞こえるけれど、ロシアのルーブルか?
   ※ドル:アメリカ
    ルピー:インドなど
    クラウン:クローネ、クローナのことか?

  「うほーウォンまであるぜ」

 に変わるわけですね。

紙のお金に価値はあるのか


 どうもこんばんはライネです。

 ユーロに関する話を調べていくと、
 どうにも「お金」そのものに関する知識が必要となってくるようです。

 とてつもなく当たり前に使っていて気付かなかったのですが、
 お金って何なんでしょう?

 今日はこのあたりをスッキリさせておこうと思います。


 まず、当たり前と言えば当たり前な話なのですが、
 最初は物々交換が基本だったわけです。

 でも、物々交換って不便なんです。
 例えば、私には食べきれない量の食べ物を取ってきたとして、
 食べきれない分を服と交換してもらったとしましょう。

お金の価値1

 ずっとこんな形で物々交換できればいいのですが、
 今はそんなに欲しい服が無かったとしたら、どうしましょう。

 とりあえず保存できる食べ物なら保存するけれど、
 すぐに腐ってしまう食べ物だったら、今のうちに全部みんなにあげて、
 欲しいものができたときに後でもらうことにしましょうか。

お金の価値2

 その時、どれくらい食べ物をあげたか忘れないように、
 何か他のものを代わりにしておくと便利ですよね。

 こんな具合で、物々交換で不便なところを補うものがお金の基本だったわけです。
 知り合いの間だけなら、サインなど借用書みたいなものでも十分ですが、
 コピーできないような珍しいものを使うと、さらに便利になります。


お金の価値3

 例えば1日分の食べ物を、服の代わりにとても珍しい石と交換してもらったとしましょう。
 すると、珍しい石はいつでも服に交換できるクーポン券になるわけです。
 いつでも服と交換できる珍しい石をナイフと交換してもらえば、 
 ナイフの代わりに珍しい石をもらった人は、私の代わりに服と交換してもらえるようになるわけです。

 実質、珍しい石は1日分の食べ物にも服にもナイフにも交換できます。
 これは便利ですね。




 
 これがだんだんと、珍しくて、長く置いても変化しにくい「金」がお金となっていきます。
 金そのものに価値はないのですが、「欲しいものと交換できるもの」として、
 金にとても大きな価値が加わります。

 さらに、金を常に持ち歩くには大変なので、「金と交換できるもの」としてのお金が誕生しました。
 「欲しいものと交換できる金」に交換できるのだから、ただの紙だとしても価値を持ちます。

 実はつい最近、それこそ第二次世界大戦が終わった後くらいまでは、
 お金の価値は「欲しいもの」と交換できる「金」に交換できることで保障されていたようです。
お金の価値4

 現在ではお金は、金に交換できるから価値が決まっているのではなくなったそうです。
 ただの紙だとしても、「その紙が国によってどれだけ出回っているかしっかり管理されていて」、
 「その紙をお金として使える国でなら、いつでも欲しいものと交換できるから」
 価値が決まっているのだそうです。
 

お金の価値5

EU加盟国とユーロ使用国


 どうもこんばんはライネです。

 昨日はそもそもお金って何だろうという話でしたが、
 ようするに「そのお金の使える地域で、欲しいものと交換できるもの」がお金です。

 国によって、ものづくりにも得意・不得意があるので、
 例えば農業が得意なので、食べ物の値段が安い国もあれば、
 わざわざ輸入しないと手に入らないので高い国もあるわけです。

 そうなると、国によってお金の価値が違ってくるので、
 「明日から同じお金を使おう」といってもすんなりいくわけではないようです。


 ですので、EU加盟国には将来的にユーロを使う事になっているものの、
 経済的な都合から、まだユーロを使っていないと言う国もあり、
 現時点ではEU加盟国とユーロ使用国は別物となっているようです。

現在のEU加盟国


現在のユーロ使用国

 現時点で、このブログではまだEU加盟国の全てを説明していないのですが、
 加盟国28カ国中、使用国は19カ国となっているようです。

 未使用国は以下の通り

 ・イギリス
 ・デンマーク
 ・スウェーデン
 ・ハンガリー
 ・チェコ
 ・ポーランド
 ・ブルガリア
 ・ルーマニア
 ・クロアチア


 このうち、イギリスとデンマークについては、そもそもユーロの使用義務がありません。
 というのもこの2カ国はマーストリヒト条約が結ばれる前、
 言い換えるならEUが誕生する前から、ECに加盟していた国です。

 そして、この2カ国はマーストリヒト条約を受け入れるかどうか国内で話し合われた結果、
 「マーストリヒト条約の中で不都合な部分は拒否してもいい」という
 条件付きで受け入れることと成ったそうです。

 他の国は基本的にEUに入った以上ユーロを導入しなくてはいけないのですが、
 国民が反対していたり、そもそも経済がまだユーロを使える水準でないことから、
 まだまだ使えていない様です。

EU加盟国以外のユーロ使用国


 どうもこんばんはライネです。
 今日はEU加盟国以外でのユーロ使用国を見てみましょう。


 ・モナコ、サンマリノ、バチカン
 この3つの国は、この前シェンゲン協定について見たときにも出てきました。
 正式には加盟していないものの、半分EU加盟国と言ってもいいのかもしれません。

 元々、モナコはフランスのフラン、サンマリノとバチカンはイタリアのリラを使っていたそうです。
 しかもコインに関しては普通のフランやリラとデザインの違うものを作っていい権利もありました。

 フランもリラもユーロに置き換わったので、自動的にユーロに切り替わったようです。
 また、EUの中で正式に使用とコインの発行が認められているので、
 他のEU加盟国と同じような扱いを受けているようです。



 ・アンドラ

アンドラ


 アンドラにはそもそも自分の国のお金と言うものが無かったそうです。
 ですので場所柄、フランスのフラン、スペインのペセタをそのまま使っていました。

 フランもペセタもユーロに置き換わったので、自動的にユーロを使う国となったわけです。
 ただし、モナコなどと違って、EUに正式に認められているわけではなく、
 自分でコインを作ることはできません。



 ・モンテネグロ、コソボ

モンテネグロ・コソボ

 この2カ国はドイツのマルクが使われていた国だそうです。
 元々東ヨーロッパでは自分の国のお金もあったのですが、
 マルクの影響も強く、モンテネグロは、だったら最初からマルクを使おうということで、
 ほとんど勝手にマルクが出回っていたそうです。

 また、コソボも同様にマルクが使われていた国でした。
 マルクがユーロに置き換わったことで、自動的にユーロを使う国となったわけですが、
 アンドラと同じように自分でコインを作ることが認められているわけではないようです。



 この他にも、ヨーロッパの国の中では正式にユーロが使えなくても、
 支払はユーロでもいいと言うようなお店も多々あるようです。

 そもそも日本でも、個人的に「お支払いはドルでもいいですよ」というようなお店もあるようです。
 もちろん日本円で支払うのが当たり前なのですが、このあたりはもう個人の感覚となっていて、
 「ウチの店は1ドルが100円と同じ価値を持ってる!」と言えば、それでもいいようです。

 とはいえ、あくまでもルール上決まっているお金、これを「法定通貨」と言うらしいのですが、
 法定通貨は日本の「円」です。
 どこが違うのかというと、法定通貨の場合は「商品の支払いに使うのを拒否してはいけない」と
 決められているというだけです。

 ある意味、アンドラやモンテネグロなどは全てのお店で、
 「(自分の国の通貨がそもそも無いので)支払いはユーロでおねがいします」
 と、言っているような状況だと考えればわかりやすいと思います。 
 
プロフィール

ライネ

Author:ライネ
ライネと申します。
先生の家に居候するラザフォード人です。
現在この世界のことを勉強中。
リンクとかもろもろ含めて商業的利用以外ならご自由にどうぞ。面白そうな企画には飛び乗ります。

合言葉は「真面目な事を不真面目に!」
記事の真偽は自己責任でお願いします。

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