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日本と言う名の惑星・パラオ編(予習)


 どうもこんばんはライネです。

 最近少し忙しくてすっかりテレビを見ていなかったのですが、
 日本という名の惑星の新シリーズが放送されていたようです。

 まだ見ていないものの、ハードディスクに録画されていたので、
 この後ゆっくり見ようと思います。


 というわけで、毎回好例の、予習と参りましょう。
 今回の取材国はパラオだそうです。


 以下、とりあえず番組の説明

 日本と言う名の惑星とは・・・

 テレビ番組、和風総本家における企画のひとつ。
 だいたい半年くらいに1回の割合で、通常1時間番組だが、1時間半の特番となる。

 日本の事をほとんど知らない国のテレビ局に「日本を取材しませんか」とオファーし、
 その取材の様子を逆取材する番組。
 番組内では、実際に現地で放送された様子も映される。



 で、今回はパラオなのですが、ちょっとイレギュラーなことに、
 パラオが日本の事をほとんど知らない国かというと、そんなはずはないと思います。

 まずはパラオの位置から押さえておきましょう。

パラオの位置


 
 太平洋のど真ん中に浮かぶ国なのですが、
 詳しいことはわかっていないものの、大昔から現地で暮らす人々は居たようです。

 けれども他の太平洋の島々も概ね似たような歴史をたどっているようですが、
 大航海時代以降、ヨーロッパの植民地となり、
 第一次世界大戦のはじまる少し前にはドイツの植民地となっていたようです。


 けれどもドイツは第一次世界大戦で敗戦国となり、植民地を没収。
 その結果、当時の国際連盟によって正式に日本の「委任統治領」となります。

 委任統治領というのは、簡単に言えば第一次世界大戦で負けた国の植民地や支配地域を没収して、
 国際連盟を代表する国が、その地域の独立を助けてあげる目的で管理下に置くことのようです。
 国際連合でも、信託統治理事会が似たような機能を任されていましたね。


 つまり、パラオという国は、今から100年ほど前には日本だったわけです。
 ですので、現地では日本語が教えられたり、日本によって建物が作られたりしたようです。

 歴史を見れば日本は、当初の目的のようにパラオが独立するまで見守ることはできず、
 第二次世界大戦に突入し、敗戦国となって国際連合の信託統治領になったようです。
 
 とはいえ今から70年前は日本の影響を強く受けていたため、
 パラオの人が日本の事を知らないはずがありません。
 ですので、この番組にいつも登場する「ほとんど日本を知らない国」ではないと思います。



 さて、パラオについて調べてみると、面白い事実がわかりました。
 なんとパラオのアンガウル州では日本語が公用語と認められているようです。
 とはいえ、実際に日本語を使っている人はいないらしいのですが、
 パラオ全体で、日本語に由来する言葉はたくさんあるのだそうです。


 ちなみに、公用語とは一般的に様々な言葉を喋る人々が暮らす国や地域において、
 その国や地域がその言葉によって情報を伝えなければいけないと決めた言葉です。

 実は日本ではそもそも日本語を喋る人が圧倒的に多いため、
 法律上、公用語が設定されていないそうです。

 ということは、おそらく地球上で唯一、(実際に使っている人は居ないものの)
 法律上では日本語を公用語とする地域はパラオのアンガウル州のようなのです。


 さて、そんな日本と深いつながりのある国のテレビ局は
 どんな取材をしたのでしょうか。

日本と言う名の惑星・パラオ編


 どうもこんばんはライネです。
 さっそく、日本と言う名の惑星(パラオ編)を見てきました。
 ということで感想。


 やっぱり日本の事を良く知っている国だったようです。
 しかも、昨日も説明したようにかつては日本の領土になっていたので、
 現地では日本語由来の言葉が使われているようです。

 けれども、ハンガーを「衣文掛け」、ボランティアを「勤労奉仕」など、
 日本では既に使わなくなってしまった日本語も一般的に使われているらしく、
 不思議な現象が起こっていました。

 また大相撲も現地で放送されているらしく、大相撲の取材もしていました。
 その他にも和服の着付けや食べ物も取材していたのですが、
 あっさり編集されていました。

 「日本の秋葉原のような街は素晴らしいけれども、
 パラオの自然を守るためには無くてもいい」というのは、
 とてもいい主張だと思います。


 そしてメインは、パラオの事を愛している日本人にインタビューというもので、
 宮崎県の農家に方にわざわざ会いに行っていました。

 この方は戦前のパラオで生まれたらしく、
 自分のお金でパラオの建物を日本に建てていて、パラオの方々が感動していました。
 確かに遠い場所に自分の国特有の建物があったら嬉しいと思います。


 で、この方のパラオのお友達を探そうという企画になり、
 今回の日本と言う名の惑星は、いつになく感動的な結末を迎えました。

ヨーロッパがひとつに⑤ EU誕生


 どうもこんばんはライネです。
 それではEUの話に戻りましょう。

 1990年、東ドイツが崩壊し、西ドイツに吸収合併されたことで、
 ECは拡大しました。


 そして1993年に「マーストリヒト条約」が発効され、
 そこではじめてEU(ヨーロッパ連合)という名前が登場します。

 ECとの違いはざっくり言えば政治と法律に関する部分のようです。
 あくまでもECは経済、石炭鉄鋼、原子力からなる同盟だったわけです。

 これに加えて、それまでECとはまた別の「ヨーロッパ政治協力」によってまとめられていた、
 他の国との付き合い方(外交)や、安全保障分野もEU内に取り込まれました。
 また、たとえば人種差別や移民、犯罪などの法律についても協力していくこととなりました。


 これでまた一歩、ヨーロッパという「ひとつの国」に近づいたわけです。
 そして1995年には新たにオーストリア、スウェーデン、フィンランドがEUに加盟します。

EU加盟国③

シェンゲン協定とパスポート


 どうもこんばんはライネです。
 今日は少しだけEUから離れてヨーロッパについて見ていきます。


 今からちょうど30年前の1985年。
 ECを立ち上げた6カ国の間で、あることが決まりました。

 それは「お互いの国境を自由に行き来してよい」という決まりです。
 これを「シェンゲン協定」と呼んでいます。

 
 なお、本来、他の国に行くためには2つの書類が必要となるそうです。
 それが「パスポート(旅券)」と「ビザ(査証)」です。


 パスポートとは、自分が国籍を持っている国が、
 「この人は紛れもなく、ウチの国の人間ですので、どうか面倒見てあげてください」
 ということが書かれた書類です。

 実際には小さなメモ冊子くらいの大きさであることが多いようですが、
 どうやら昔は本当に1枚の書類だったようです。

 せっかくなので先生のパスポートを見せてもらおうと思ったのですが、
 先生は随分前に期限切れになってしまってから新しく作っていないらしく、
 残念ながら実物を見ることはできませんでした。


 世界で通用する最高レベルの身分証明書ですので、
 なにかと持っていると役に立ちそうです。
 でも、日本の場合、最大で10年で期限が切れてしまうらしいので、
 他の国に行かないのに持っていてももったいないのかもしれません。



 そしてもうひとつの書類が「ビザ(査証)」です。
 こちらは行先の国が、「あなたの入国を認めます」と認めてくれた書類になります。

 本来ビザは、自分の国の中にある行きたい国の大使館に行って、
 わざわざ発行してもらわなければいけないようです。

 しかも、観光などの短期的な入国、学校で勉強するための入国、働くための入国など
 入国理由や期間によって種類も様々あるようです。


 とはいえ、「日本のパスポートを持っている人はビザがなくても3ヶ月はOK」とか、
 「日本のパスポートを持っている人は、空港に到着してからビザをあげる」
 というようなルールを作っている国もあるらしく、
 こればかりはどこの国の人がどこに行くかによって、調べなければいけません。

 ちなみに、日本のパスポートを持っている人の場合、
 ロシア、ブラジル、サウジアラビアとアフリカの多くの国に行くときは、
 わざわざ大使館に行ってビザをもらってからでないと入国させてくれない様です。



 そして、国境で自分のパスポートとビザを見せて、簡単な質問に答えることで、
 晴れて他の国に入ることができるわけです。

 でも、これは相当面倒ですね。
 特にヨーロッパのように陸続きだったりすると、
 高速道路の料金所のようなところで入国手続きをする必要があります。
 

 こういう手間を取っ払うことで、もっと人の移動を活発にして、
 経済を回していこうとしたのがシェンゲン協定というわけです。

シェンゲン協定とイギリス


 どうもこんばんはライネです。

 1993年のマーストリヒト条約によって誕生したEUですが、
 1999年には「アムステルダム条約」が結ばれます。

 マーストリヒト条約で手の届かなかった部分を補う条約なのですが、
 まず、わかりやすいところでは国を越えた警察の協力ができるようになったようです。

 そして何と言っても大きいのはシェンゲン協定がEUに取り込まれ、
 今後EUに入る国は、同時にシェンゲン協定にも加わる事が求められるようになりました。


 つまり、現在ではEU加盟国とシェンゲン協定適応国はほとんど同じになっているわけです。
 EUの中で移動する際には、パスポートのチェックなどの必要がなく、
 自由に国境を越えられるようになりました。


 けれども厳密に言うと、現在でもEU加盟国とシェンゲン協定適応国は完全に同じではありません。
 このあたりを詳しく調べてみましょう。

 まず、イギリスとアイルランドはEUに入っているものの、シェンゲン協定は結んでいません。
 というのも、イギリスとアイルランドは島国で、お互いの国以外に陸上の国境がありません。
 つまりイギリスやアイルランドに入国するのは、ルートがかなり限られているわけです。

入国チェックポイント

イギリスの玄関


 橋でヨーロッパの他の国とくっ付いているわけではないですし、
 基本的には空港と海港、そしてユーロトンネルという鉄道専用のトンネルを使わない限り、
 入国することができないわけです。

 このように、入国する人をチェックする場所が限られていることから、
 他のヨーロッパの国に比べて元々チェックするのが簡単だったので、
 シェンゲン協定に加わる必要性があまりなかったわけです。

イギリスとシェンゲン協定


 どうやらアイルランドはシェンゲン協定を結んでもいいと考えているようですが、
 アイルランドはイギリスとの間で国境を自由に通れるようなルールを作っているようです。
 そのため、アイルランドがシェンゲン協定を結んでしまうと、
 シェンゲン協定を結んでいないイギリスにも入り放題になってしまうので、
 どちらの国もシェンゲン協定には入っていないそうです。
プロフィール

ライネ

Author:ライネ
ライネと申します。
先生の家に居候するラザフォード人です。
現在この世界のことを勉強中。
リンクとかもろもろ含めて商業的利用以外ならご自由にどうぞ。面白そうな企画には飛び乗ります。

合言葉は「真面目な事を不真面目に!」
記事の真偽は自己責任でお願いします。

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