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輪廻転生すごろく


 どうもこんばんはライネです。

 今日もヒンドゥー教の大本となったバラモン教について見ていきます。
 昨日登場した4つの身分制度ですが、
 この身分は、どんなに頑張ろうとも生まれた時点で永久に変わることはないのだそうです。

 じゃあ低い身分に生まれてしまったら、努力なんて意味がないじゃないかと思うのですが、
 ところがバラモン教では「輪廻転生(りんねてんせい)」の考え方があります。


 輪廻転生とは、バラモン教から変化したヒンドゥー教や、
 同じくインドで生まれた仏教でも信じられている概念ですが、
 ざっくりいうと、「死んでも他の生物に生まれ変わることができる」というものです。
 聖☆おにいさんでも、ホルモンさんがカンガルーに輪廻転生していましたね。


 つまり、生きているうちに行った努力は、次の人生において実を結ぶというわけです。
 例えば、低い身分に生まれたとしても、その一生を低い身分なりに頑張れば、
 ひとつ上の身分として生まれ変われると考えるのです。

 もしくは上の身分でも、自分の役目をまっとうせずに過ごしていたら、
 次は低い身分に落とされるかもしれない。
 という具合のようです。

 すごろくに似てますね・・・。


 ちなみに、輪廻転生という考え方は解らなくはないのですが、
 私自身の生死感から言うと「救い」なのだと思っていました。

 死んでも、また何かに生まれ変わることができるなら、死は終わりじゃない。
 というのは、死んでいく人にとって、そして死んでいく人の家族や友人にとって、
 希望だったり、心の救いだったりするのでは?
 
 
 ところが、バラモン教でもヒンドゥー教でも仏教でも、
 輪廻転生をしているうちは、まだまだなのだそうです。
 本当の救いは、輪廻転生をしてまたこの世に生まれ変わることではなく、
 もう二度と生まれ変わらず、天の国、すごろくのゴールにたどり着くことなのだそうです。

ヴァルナとジャーティ


 どうもこんばんはライネです。
 さて、今日はヒンドゥー教(バラモン教)の身分制度についての話の続きです。


 生まれたときから身分が決まっていると説明しましたが、
 このような身分制度を「ヴァルナ」と言うそうです。

 その身分で一生を懸命に過ごし、自分の役割を全うすれば、
 来世でひとつ上の身分に生まれ変われる、もしくは輪廻から脱出できるというわけです。
 そして身分ごとの仕事がはっきり区別されていったようです。

 基本的にはヴァルナの最高位である「バラモン」はヒンドゥー教の司祭。
 2番目の「クシャトリア」は王族、そして軍人。
 3番目の「ヴァイシャ」は商業などを行う一般人。
 そして一番下の「シュードラ」は主に農業、工業などの大変な仕事を行うとなったようです。


 また、これらの仕事はさらに細分化されて、「ジャーティ」と呼ばれる集団も作ったそうです。
 これはざっくり言ってしまえば、「家業が加盟しているグループ」ようなもので、
 例えば、家業が床屋な家が加盟している床屋ジャーティというようなものがあって、
 この家に生まれたら床屋ジャーティに加えられ、将来的には床屋になる。
 というようなものなのだそうです。

 一応、完全に職業が決まっているかというとそういう訳でもなく、
 床屋ジャーティに入っていても、他の仕事についても良いようなのですが、
 家業を継ぐのが基本という考え方は分からなくもありません。


 ちなみに、現在インドには2000~3000のジャーティがあるらしいのですが、
 今となってはジャーティの存在しない仕事も増えたそうです。

 例えば、プログラムを組んだりする仕事は昔にはなかったわけです。
 こういう仕事は能力さえあればどんなジャーティからでもなれるので、
 インドのIT関係はかなり有能な人材がそろっていると聞きました。


 なお、ヴァルナとジャーティをひとまとめにして「カースト制度」と呼んでいるそうです。
 ただしこれは、現地の呼び名ではなく、後に外から見て付けられた名前なのでご注意ください。

ヒンドゥー教の神様


 どうもこんばんはライネです。

 前々から漠然と考えていたのですが、
 このブログを書くにあたって集めた知識を役立てようということで、
 新しいブログを作りました。

 というわけで、「Geographico+」もよろしくお願いします。
 本当は大学・高校入試の問題をそのまま使おうと思ったのですが、
 著作権的に難しいので、完全自作の問題&解説集になります。

 問題を作るにあたって、自分で埋めるための穴を掘っているようで、
 ちょっとどうかと思わないこともないのですが・・・。

 とはいえ、本家Geographico!も継続しますので、
 プラスのほうは暇な時間を見つけて週1~2問くらいのペースで続けられるといいな。

 左側にもリンクを張ってあるので、
 受験する方、自分の知識を試そうかという方はちょろっと見てやってください。

 

 さて、話を戻して今日はヒンドゥー教の中身について見て行こうと思います。
 ヒンドゥー教の神様はたくさんいる多神教ですが、
 バラモン教や仏教に登場する神様と共通点が多いのが特徴です。


 まず、ヒンドゥー教・バラモン教の身分制度で頂点に立つ「バラモン」という司祭は、
 より正確には「ブラーフマナ」と呼ばれていたらしく、
 これは「ブラフマンの側近」というような意味なのだそうです。

 ブラフマンというのは宇宙の法則そのものである神様で、
 この神様が人型形態になったらブラフマーと呼ばれます。
 仏教では聖☆おにいさんにも登場する「梵天」さんがブラフマーです。

 また、ヒンドゥー教では、「宇宙そのものであるブラフマンと、私たち個人は同じものである」
 という仏教にもあった「全は一、一は全」によって、苦しみから抜け出せるというのが究極目標で、
 こういった知識をまとめた経典にあたるものを「ヴェーダ」と呼んでいるようです。
 特にヴェーダの中でも最上級の奥義がかかれたものを「ウパニシャット」と呼んでいます。


 続きまして同じくヒンドゥー教の神様であるヴィシュヌですが、
 この神様は色々な姿に変わりながら、宇宙を維持しているのだそうです。
 ヒンドゥー教ではゴータマ・シッダールタ(ブッダ)もヴィシュヌの姿のひとつとされ、
 ブッダは悪魔からヴェーダをまもるために、嘘の教えを広めたという扱いのようです。


 最後にシヴァという破壊の神様もいます。
 ヒンドゥー教徒によって、どの神様を一番信じているのか違いはあるようです。

トイレに入ったら手を洗おう!


 どうもこんばんはライネです。

 昨日はヒンドゥー教の神様について見てきたわけですが、
 神様と共に聖なる動物として扱われるのが牛です。
 ですので牛は大切にされ、食べる事はないのだそうです。

 そもそもヒンドゥー教も仏教と同じように殺生が禁じられているそうです。
 ということは牛を含め動物を食べないという菜食主義はこの宗教でも見ることができます。

 とはいえ、信じ方は人それぞれなので、
 完全な菜食主義者もいれば、卵はアリと言う人、根菜はナシと言う人、
 牛以外なら食べると言う人もいるらしく、
 地理の教科書などには最大公約的に「牛を食べない」と書かれていました。

 なお、最近ではインドで酪農が発達しており、乳製品を食べることが増えているそうです。
 これを「白い革命」と呼んでいます。



 他にも、ヒンドゥー教の宗教的なルールとしては、
 「不浄」という考え方が強くあるようです。

 排泄物や血などを不浄なものと考えていることから、
 生活の多くで不浄なものを避けようとしているようです。
 例えば身分制度の低い人が、皮製品製造業や清掃業のような仕事に着くというのは、
 この不浄の考え方から来ているのだそうです。


 ちなみに以前、池上彰さんの番組で、
 天皇に使える日本の聖職者も不浄なことに気を付けると言うような話をしていました。
 どうやら、腰から下は不浄だと考え、地面や下半身に触れた後は必ず清めるのだそうです。

 先生も、それは洗ったことになるのか疑問ではありますが、
 トイレから出てくる水でちゃっちゃと手を濡らしているようです。
 もしかすると、日本でもこの清める文化は確実に根付いているのかもしれません。


 ヒンドゥー教では、さらに「沐浴(もくよく)」という水で身体を清める行為が見られます。
 特に、聖なる川である「ガンジス川」での沐浴は神聖な行為と考えられているようです。

 たしかに、汚れた手で食べ物を持つなどすると、病気にかかるかもしれないので、
 宗教的な理由の他に衛生的な理由もあって、こういう風習が広がっていったのかも知れません。
 とはいえ、神聖な川であるがゆえにガンジス川は、牛や人の遺体が葬られているらしく、
 神聖イコール衛生的、というわけでもないようですが…

インドの歴史①


 どうもこんばんはライネです。
 今日はインドの歴史と宗教についてざっくり見てみようと思います。


 まずインドの周辺、パキスタンのインダス川周辺には「インダス文明」と呼ばれる
 地域社会があったようです。
 この文明の宗教や習慣は、後にやってきたアーリア人の作ったバラモン教に溶け込み、
 現在のヒンドゥー教にも影響が残っているのだそうです。


 インダス文明については最先端の研究でもまだまだ解っていないことも多いようですが、
 大体今から4000年くらい前に滅亡し、そこにアーリア人がやってきます。

 アーリア人は現地の宗教や風習を取り込みつつ、
 自分たちを高い身分とするバラモン教を広めていきました。
 とはいえ最初から完成していたわけではなく、ヴェーダという経典をつくりつつ、
 だんだんと形になっていったようです。
 

 どうやらアーリア人と一言にまとめているのですが、
 実際にはひとつにまとまっているものではなく、様々な勢力がいたらしく、
 この様々な勢力が各地をそれぞれ支配していたのだそうです。

 例えばその中にはブッダ(ゴータマ・シッダールタ)のいた釈迦族もいました。
 ブッダは釈迦族の王子様でしたので、身分制度で言えば2番目のクシャトリアだったようです。
 ちなみにアナンダも王族です。

 狭い範囲にたくさんの国がある状況というのは難しいもので、
 今から2500年前くらいには抗争が大きくなり、元々のバラモン教はだんだんと力を弱めます。
 要するに世の中が混乱し、信じられる宗教もあやふやになってきた時代だったわけです。
 そこで、ブッダが仏教を始めたわけですね。
 ちなみにこの頃のインドでは仏教以外にも様々な宗教が誕生しています。

 鎌倉仏教のように、混沌とした時代に一般人を救う宗教が誕生したのと似ていますね。


 さて、この抗争はどうなったのかというと、マガダ国という国が制覇します。
 ちなみにこの頃、インドの西側ではヒストリエやFate/Zeroでもおなじみの
 アレクサンドロスの支配地域となっていたようです。
プロフィール

ライネ

Author:ライネ
ライネと申します。
先生の家に居候するラザフォード人です。
現在この世界のことを勉強中。
リンクとかもろもろ含めて商業的利用以外ならご自由にどうぞ。面白そうな企画には飛び乗ります。

合言葉は「真面目な事を不真面目に!」
記事の真偽は自己責任でお願いします。

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