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7周目の遷移元素


 どうもこんばんはライネです。
 とうとう存在が確認されていて、名前があるだけの元素になってしまいました。
 それでは、7周目の遷移元素たちを見て行きましょう。

7周目の遷移元素


 ローレンシウムはアクチノイドに入ることもありますが、今回は遷移元素としています。
 ここまで来ると、作り方くらいしか説明することがありません。
 しかも、料理の作り方と違って、それが解っていても作るには複雑な装置が必要ですので、
 意味があるかと言われると、ほとんどありません。

 ローレンシウムの場合、最初はいくつかのカリホルニウムの同位体にホウ素を当てて、
 作りだしたそうです。
 例えば、カリホルニウム250(陽子98個・中性子152個)にホウ素10(陽子5個・中性子5個)
 を合わせると、陽子103個・中性子157個のローレンシウム260となると言う具合です。
 ただし実際にはこの際、いくつかの中性子は独立してしまうので、ローレンシウム258のように、
 完全に足し算で済むわけではありません。

 また、アメリシウム243(陽子95個・中性子148個)に、酸素18(陽子8個・中性子10個)
 を当てることで、ローレンシウム256(陽子103個・中性子153個)、そして中性子5個を作る
 と言う方法もあるようです。



 ラザホージウム(1969年アメリカ・1964年ソ連)
 ドブニウム  (1970年アメリカ・1968年頃ソ連?)
 シーボーギウム(1974年アメリカ・1974年ソ連)
 ボーリウム  (1981年ドイツ ・1976年ソ連)

 このあたりは、だれが一番最初に発見したのか解らない元素です。
 正確に言うと、一足早いかほぼ同時にソ連が作ったと言われているものの、
 現在、公式にはアメリカやドイツの方が正確に作り方などが証明できるため、
 ソ連によって初めて作られた元素とはされていない様です。
  ※ドブニウムは最初の発見者こそアメリカですが、ソ連の地名にちなんでいます。

 これは今となっては過ぎた話なので面白いで済むのですが、
 今から20年ちょっと前くらいまで、この世界は2つのチームに分かれて対立していたのだそうです。

 賢いことに、直接戦争をすると世界が終ってしまうということはお互い理解していたので、
 総力戦になることはなかったものの、代理を立てた戦争や、
 スポーツや学問の分野で結果を争うことはよくあったそうです。

 そしてまさに元素の発見もアメリカチーム、ドイツチーム、そしてソ連チームの間で、
 熾烈な競争があったわけです。
 というより現在も、この3チームのレースは続いています。
 現時点でも、正式に名前が名前が付けられている人工元素はこの3カ国のものしかありません。
  ※将来的に日本の発見が認められれば名前が付く元素はありますが。
 

 そんなわけで発見後長らく、どちらが本当の最初の発見者なのか両国が譲らずに、
 30年近い間名前が決まらないままでした。
 これらの元素は各チームの話し合いによって1997年になってやっと正式に認められた元素たちです。


 

 ハッシウムもドイツとソ連の間でもめた元素です。
 鉛208(陽子82個・中性子126個)に鉄58(陽子26個・中性子32個)をぶつけて、
 ハッシウム265(陽子108個・中性子157個)と中性子1個が作られました。

 ちなみに、実用性はありませんが、ハッシウムと酸素を混ぜた「四酸化ハッシウム」と、
 四酸化ハッシウムに水酸化ナトリウム(ナトリウム・水素・酸素)を混ぜた
 「ハッシウム酸ナトリウム」というものがごく少数ですが作られたことがあるそうです。
 これらが現在確認されている最も大きな元素を混ぜた物質(化合物)です。



 マイトネリウムはドイツチーム製の元素です。
 ビスマス209(陽子83個・中性子126個)に鉄58(陽子26個・中性子32個)をぶつけて、
 マイトネリウム266(陽子109・中性子157)と中性子1個が作られました。
 

 
 ダームスタチウムもドイツチームによって作られた元素です。
 鉛208(陽子82個・中性子126個)にニッケル62(陽子28個・中性子34個)をぶつけて、
 ダームスタチウム269(陽子110個・中性子159個)と中性子1個が作られました。


 レントゲニウムもドイツチームによって作られた元素です。
 ビスマス209(陽子83個・中性子126個)にニッケル64(陽子28個・中性子36個)をぶつけて
 レントゲニウム272(陽子111個・中性子161個)と中性子1個が作られました。
 


 コペルニシウムはもしかすると、5年以上前の資料には「ウンウンビウム」と
 書かれているかもしれません。(私が見ている資料にはそう書かれています)
 これは2010年になってやっと名前が決まった元素です。
 とはいえ発見そのものは1996年にドイツによってされていたので、
 その間は「存在はするらしいけれど、正式に認められていない」元素だったわけです。

 ちなみに、もし、ある程度の量のコペルシウムが作られた場合、
 半減期や自分が出す熱によって蒸発する可能性はありますが、
 水銀と同じように、常温で液体の金属になるのではないかと考えられています。
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