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臨海指向型工業とは


 どうもこんばんはライネです。
 台風はあっという間に過ぎていきましたが、いかがお過ごしでしょうか?
 私は気圧とやる気が反比例するタイプなので、随分とやる気が落ちております。

 そういう時は漫画でも読んで心を鎮めるのだと、先生から、
 最近のイチオシという「思春期ビターチェンジ」という作品を薦められました。
 漫画を読む気力もなかったのですが、ちょっと読んでみたら、これがなんとも面白い!


 というわけで、やる気を取り戻したので、今日も工業立地のお話に参りましょう。


 輸送費だけを見た場合、一番損をしないのは原材料が取れる地域でしたが、
 工業の種類によっては原産地から遠い市場の方が、利益が出る場合もある。
 という結論に至りました。

輸送距離

 つまり、この図でいえば、工業の種類によって両端に立地することが解ったわけです。
 それじゃあ、この図の他の場所には立地しないのかというと、
 決してそういう訳でもないようです。



 例えば原産地が他の国にあるという場合です。
 輸送費だけなら例え他の国であっても原産地の近くの方が安くなるとは思うのですが、
 加工してもそれほど重さが変わらないと言う場合、わざわざ他の国で作る必要もありません。


 ほかにも原材料と製品では、かかってくる税金にも違いが生じるようです。
 これは国を超える時の税金、つまり関税の理屈について説明しなくてはいけなくなるのですが、
 ざっくり言えば、こういう税金は他の国から安い製品が入ってくることで、
 国内の仕事がやっていけなくなることを防ぐという目的があるようです。

 なので材料を輸入して、そこから製品に加工する作業だけを国内で行えば、
 ちょこっとだけ税金が安くなるという理屈が出来上がります。


 さらにいうと国内で原料のまま運ぶと、そこから輸送費が発生してしまうため、
 こういう場合は輸入直後に加工できるように海の近くなどに工業が立地すると言う訳です。
 この手の工業を「臨海指向型工業(りんかいしこうがたこうぎょう)」と呼んでいます。

ノーベル物理学賞記念・光の見え方講座


 どうもこんばんはライネです。

 ノーベル物理学賞に選ばれた方が居る半面で、
 物理学の奥深さにやられている日々が続きます。


 今年のノーベル物理学賞は「青色LEDの開発について」云々なのですが、
 おそらく青色LEDのなんたるかや、この発明の実用化がどうこうという話は、
 私がする必要はないくらいテレビで特集されると思いますので譲ろうと思います。

 私が調べるよりは、きっと正しい説明をしてくれると思いますし・・・。


 それよりも、工業と青色LEDの関係という点について説明したいと思います。
 そもそも色というものは、光の揺れ方(波長)によって決まるのだそうです。

 基本的に人間が見れる色はこの光揺れ方が、一番緩いものでだいたい800ナノメートル、
 一番激しいものでだいたい400ナノメートルの範囲で現れているのだそうです。

可視光線

 不思議な話ではありますが、このくらいの光の揺れ方をしている時に、
 目の器官が揺れを察して、脳に「この揺れは赤!」と伝えているのだそうです。

 わかりやすい例で言えば、皮膚を触る時、こちょこちょっと触ればくすぐったくて、
 バチバチっと触ると痛い時と同じ感じでしょうか?

 ちなみに、全ての光の波を一カ所で処理しているわけではなく、
 「だいたい赤、だいたい緑、だいたい青」という感じで3つの器官が分かれて受け取ったものを、
 脳が処理しているのだそうです。

色の感じ方


 世の中には、彩井高校の美術部部長さんとかみたいに、300ナノメートルの刺激ですら
 感じ取ってしまう人もいるらしいのですが、人の限界はそれくらいです。
 部長さんはテレビとかPCとかを通して見た世界と実際に見る世界は違うのかもしれませんね。
  ※テレビもPCも紫外線までは出していないようなので。
  ※あーさん(部長さん)が色混ぜが苦手だというのもこのあたりが原因だと思います。


 ちなみに、人は哺乳類の中では色が良く見える部類なのだそうですが、
 哺乳類以外、魚類、両生類、爬虫類、鳥類については、
 300ナノメートルの刺激を感じられる器官をもっているケースが多く、
 シャコに至っては光の波のもっと根本的な部分まで見えてしまうと言われています。
  ※くわしくは、テラフォーマーズを見てください。
  ※今すぐ知りたい人は、「円偏光」という言葉で検索してください。


 さて、先ほども説明したように、
 人は色を「だいたい赤の光、だいたい緑の光、だいたい青の光」で判断しているそうです。
 ということは、テレビから出てくる光は、実は赤と緑と青だけなのだそうです。
 これを組み合わせることで、通常見ている風景と同じ光を感じているという具合です。

光の三原色

 ここまで説明するとわかるように、青色LEDが作られたことで、
 LEDだけで人が感じる全ての色を表現できるようになったというところが凄いところなわけです。


 で、この話のもっとすごいところは、作れるようになったことで終わらず、
 ものすごい勢いで、LEDを使った色の表現を工業製品で行うようになったところにあるわけです。
 今で回っているテレビはもちろん、大変お世話になっているブルーレイも青色LEDを使っています。
 
 商人の目ざとさというか、工業の良いものはどんどん使えという
 恐ろしい程の速さがお分かりいただけたでしょうか?

日食・月食を実験してみよう


 どうもこんばんはライネです。

 今日は「月食(げっしょく)」の日だったのですね。
 夕飯時に見える月がどんどん欠けて行くので、そこで初めて知りました。

 このブログになじみのある方は、
 「きっとライネのことだから、ほいほい調べるんだろう」と思っているかもしれません。

 でも、実は日食も月食もほとんど毎年、1年のうちに数回見られるものなので、
 結構見慣れてしまっているのでした。
 電気の無い暮らしで育ちましたので・・・。
 今日のような良く見える皆既月食はまた珍しいんですけどね。


 今日はむしろノーベル化学賞の方が気になっていました。
 ちなみに、ノーベル化学賞は「凄い顕微鏡」を作った人に贈られたようです。

 とはいえ興味はあるので、月食の理屈について、ほいほい調べてみようと思います。



 月食・日食の基本的な理屈は、たぶんご家庭でも簡単に実験することができると思います。
 用意するのは、大きな姿見、小さな手鏡、あと回る椅子です。

 で、次の図のような具合でこれらを配置してみてください。

日食と月食

 大きな姿見は太陽です。
 で、小さな手鏡は月、あなたの顔が地球です。

 それじゃあ、まずは椅子に座って太陽(姿見)を見てみましょう。
 これが太陽が出ている時、つまり昼間の状況になります。

日食と月食①


 今度はくるりと椅子を回して太陽に背を向けてください。
 太陽が見えないと言うことは夜の状況になります。

 ここで手鏡を使って背中側の姿見を見てください。
 ちょっと顔からずらさないと、顔が邪魔をして見えないと思いますが、
 月は自分で光っているわけではなく、太陽の光を反射しているだけなので、
 手鏡を使って姿見を見ている状況こそ、月が出ている状況になります。

日食と月食②


 そして、手鏡には自分の顔だけが映って、姿見が見えない状況というのが月食という訳です。
 つまり、「月にあたるハズの太陽の光を、地球が邪魔をして当たらなくしている」のが月食です。

日食と月食3


 こんどは、椅子を再び回転させて、姿見を正面から見てください。
 先ほどと同じように昼の状況がこれですが、この時に手鏡で自分の顔をまじまじと見てください。

 すると、もちろん手鏡が邪魔をして姿見は見えなくなります。
 こちらが日食の起きている状況と言う訳です。
 「地球にあたるハズの太陽の光を、月が邪魔をして当たらなくしている」のが日食です。

日食と月食④



 実際には月も地球ももう少し複雑に動いているので、月食・日食が起こるケースは年に数回ですが、
 理屈としてはこんな感じというわけですね。

労働指向型工業とは


 どうもこんばんはライネでございます。

 ここ数日、流行りに乗った記事を書いていましたが、
 そろそろ元に戻って工業立地の話をします。


 輸送費に注目しつつ、原料指向型、市場指向型、臨海指向型工業を見てきました。
 ただしこれらは輸送費だけでなく、都市の持っている情報や税金など様々な要素が、
 絡み合っていたわけです。

 今日は輸送費と人件費、つまりお給料との関係によって立地する、
 「労働力指向型工業(ろうどうりょくしこうがたこうぎょう)」を見てみましょう。


 まず、お給料ですが、日本では最低賃金というのが都道府県ごとに設定されているようです。
 これは毎年10月に見直されていて、今月も都道府県ごとに日付は異なりますが、
 今年も変化しているので、詳しくは厚生労働省さんのウェブサイトで調べてみてください。

 日本国内における最低賃金は、鳥取、高知、長崎、熊本、大分、宮崎、沖縄の時給677円で、
 最も高い最低賃金は東京都の時給888円となっています。
 全国平均を計算すると726円ですが、人口数を考慮した加重平均は780円となっています。


 ちなみにこの最低賃金というのは「実際に会社が支払っている賃金」ではなく、
 「会社が支払わなくてはいけない賃金」なのだそうです。

 つまり、東京ではどんな仕事でも最低、時給888円を支払わなくては人を雇ってはいけない
 と言うことになります。



 では、沖縄と東京で工場を建てて、人を募集したとしましょう。
 沖縄では677円で人が雇えますし、東京では888円で雇えます。

 もし、100人で1日に10時間仕事をするという場合、
 沖縄では最低677,000円、東京では最低888,000円かかります。
 これだけで、なんと20万円以上の差が出ます。

労働指向型工業

 仮に、作った製品を東京で販売するとしても、沖縄から東京までの輸送費が20万円以下ならば、
 確実に沖縄で作った方が安上がりになります。
 こういう人手のかかる工業が労働指向型工業というわけです。

集積指向型工業とは


 どうもこんばんはライネです。

 工業立地もいよいよ大詰め、今日は集合することの利益を第一にした、
 「集積指向型工業(しゅうせきしこうがたこうぎょう)」を見て行きます。


 この工業の特徴は、「全てのものづくりをひとつの会社でできない」ということです。
 例えば自動車なんかがこれでしたね。

 自動車をつくるには、タイヤ、ガラス、場合によってはネジひとつまで作らないといけません。
 これらすべてをひとつの会社で行うのは大変なので、
 自動車会社の場合、自動車を作る工場のまわりには、関係するタイヤ会社やガラス会社など、
 様々な工場が立ち並ぶ傾向にあるようです。


 トヨタ自動車のおひざ元である豊田市で、自動車部品メーカーを探すと、
 かなりたくさん出てくるのはこういう理屈があるからの様です。


 けれども最近は色々なところに分散することも見られる様です。
 これにはいろいろと理由があって、ひとつは近い工場と仲良くやっていくということは、
 輸送費は安く済んでも、値段は据え置きになりやすいということです。

 普通、こういう部品は色々な工場から買うことになるわけですが、
 ずっと同じ所よりも、安くて性能の良い所から買う方が良い場合もあります。
 その方が輸送費を考えても安上がりという場合は、集合しない方が得かもしれません。


 もうひとつは、部品会社から見たとき、中心となる大企業が好調ならいいのですが、
 不調になるとそのあおりを食らって一緒に不調になるかもしれません。
 だったら普段から技術を磨いて、自分の会社の製品を買ってくれる会社を見つける努力を
 していたほうが、最終的には得になるという考えです。

 お金のことだけを考えれば、もちろん安い方がいいに越したことはないのですが、
 少し高くても良いものが欲しいと考えれば、かならずしも立地に制限はないのかもしれません。


 昨日の和風総本家でもやっていましたが、意外と日本には小さくても、世界と渡り合える
 とんでもない技術を持っている工場と言うものがいくつもあるようです。

 労働費の関係でどうしても高くなりガチな日本の製品は、安さよりも技術で売る
 という方が合っているのかもしれません。
プロフィール

ライネ

Author:ライネ
ライネと申します。
先生の家に居候するラザフォード人です。
現在この世界のことを勉強中。
リンクとかもろもろ含めて商業的利用以外ならご自由にどうぞ。面白そうな企画には飛び乗ります。

合言葉は「真面目な事を不真面目に!」
記事の真偽は自己責任でお願いします。

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