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地球の表面はどうなってるの?

 どうもこんばんはライネです。
 あっちこっちに浮気をしましたが、気候区分の話は全て終了しました。
 もう何も思い残すことはない・・・と、思います。

 というわけで、ケッペンの気候区分・最終章に参りましょう。
 最後のはなしは、最後にして最大の重要項目でもあります。
 ちょっとずつは説明してきましたが、これをまとめずして、
 ケッペンの気候区分は終われません。

 そもそも、ケッペンさんは「植生」に着目して気候区分を行いました。
 それだけに、「植生」そしてそれに強く影響を受けた「土壌」というものこそ、
 ケッペンの気候区分を理解するうえで、最も大切な事だと思います。



 とりあえず、土壌と植生がどう関係しているのかを整理しましょう。
 その前に「土壌」とは何かと言うところから始めなければいけません。


 私にとって、「地面」というのは地球の表面を示す言葉でした。
 これは間違っているわけではありませんが、
 去年の10月28日の記事、「地球の内側について」で、
 地球は中心から、核、マントル、地殻から成っていると説明してあります。

内部構造


 ということは、最も外側に来る「地殻」が地面と言うことになりますが、
 地殻というのはカテゴリー「地球物理学」の中でも説明しているように、
 地球の内部に由来する岩石、つまり極端にわかりやすい言い方をすれば「石」なのです。


 ところが、私の知る「地面」というものは石ではなく、砂交じりの土でした。
 こちらに来てからは、かつて慣れ親しんだ地面を見ることは少なくなり、
 アスファルトで舗装された地面ばかりですが、それでも道路の脇や公園などでは、
 私の知る地面を見ることができます。

 ここで問題にしたいのは、知識として修めた「岩石からなる地殻」と、
 経験から理解している「砂や土からなる地面」はどこで違っているのかという点です。
 ついでに、砂と土の違いもこの際なのではっきりさせておきたいですね。

 
 既に何かとてつもなく遠回りしそうな脇道を見つけてしまった感が否めませんが、
 やれるだけやってみようと思います。
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石の種類

 どうもこんばんはライネです。
 地面と地殻の関係について、どこまで遠回りをすればいいのか途方に暮れているわけですが、
 ひとまずこういう時はわかっているところから手を付けていきましょう。


 そもそも、地殻は石からできているわけです。
 石と言ってもいろいろあるらしく、
 詳しいところはWikipedia「岩石の一覧」を参照していただくとしますが、
 ざっくり分ければ3種類だそうです。
 

 ・火成岩:マグマが固まったもの。
 ・堆積岩:石や火山灰や動物の骨格などが水に沈んだりして固まったもの。
 ・変成岩:石が熱やら圧力やらを受けて変化したもの。


 この中で、大事なのはどう考えても火成岩です。
 堆積岩や変成岩はすでにある石が変化したものを呼んでいるのに対し、
 火成岩は地球内部から新しく誕生する石のようです。


 そして火成岩を詳しく見ると、こちらも大きく2つに分けられるようです。
 

 ・火山岩:マグマが急速に冷えて固まった物。
 ・深成岩:マグマがゆっくり言えて固まった物。


 火山岩についてはすでにブログの中で紹介していまして、
 詳しいところは、4月9日「火山の形と溶岩の関係」をご覧ください。


 簡単にまとめれば、火山岩は含まれる二酸化ケイ素の割合によって、
 玄武岩(45~52%)、安山岩(53%~63%)、流紋岩(70%以上)と分けられるのです。
 
 深成岩もほとんど同じような分かれ方をしていて、やっぱり二酸化ケイ素の割合によって、
 小さい方から 斑レイ岩、閃緑岩、花崗岩と火山岩に対応するように分かれているそうです。


 そして、地殻の中でも大陸部分では「花崗岩」、海洋部分では「玄武岩」が多いらしく、
 こういったものが崩れて壊れて、砂となっていくようです。

成帯土壌と間帯土壌

 どうもこんばんはライネです。

 昨日は色々な石の話をしましたが、全部まとめて「岩石」と呼ぶそうです。
 岩石がこわれて小さな石粒になったものを「砕屑物(さいせつぶつ)」と呼ぶらしいのですが、
 粒の大きさによって、色々な呼び名が付いているそうです。

 具体的に言うと、一番小さなものが「粘土」、0.02mm以上のものが「シルト」、
 0.2mm以上のものが「砂」、2mm以上のものが「礫(れき)」だそうです。

 ちなみにこの大きさの区分は学問領域によって若干違うようなので、
 詳しい数値は自分の分野に沿って理解してください。



 私のような趣味で調べものをしている人間ならば、
 そもそも細かい大きさを理解しても意味がないので、わかりやすさ優先で捉えていいと思います。

 近所の小学生が帰り道に蹴っ飛ばしているような大きさの石は「礫」です。
 一粒を持つのに爪の先を使わなくてはいけないような大きさの石が「砂」です。
 もはや一粒の違いはほとんど解らなくなってしまうのが「シルト」や「粘土」です。


 例えば水など含んでいることはあるものの、ここまでは素材そのものは地球内部に由来します。
 いわば、私が思う所の地殻の一部の範疇です。


 そしてここから植物などに由来する部分を加えて、私が思う「土」は出来上がるようです。
 つまり、地球内部に由来する石と、枯れた植物や落ち葉、動物の死骸などが、
 地中に住む微生物や細菌などによって細かく分解されていったものを「土」と呼んでいるようなのです。


 ここまで説明するとだんだん結論が見えてくるのですが、
 気候は植生を決めていました。
 そしてその植物が土になっていくわけです。

 つまり気候は遠回りに、土も決めていると言えるわけです。
 中には気候の影響よりも、元々の石の種類の影響の方が強いものもありまして、
 気候の影響が強いものを「成帯土壌」、石の影響の強いものを「間帯土壌」と呼んでいるそうです。

気候と植生まとめ

 どうもこんばんはライネです。
 という訳で、予想よりもだいぶ早く気候に戻ってくる事ができました。
 とはいえ気候というよりは、気候によって左右される植生と土壌ですが…


 ある程度は説明済みなので、今日はこの辺をまとめたいと思います。


 「熱帯雨林」
 植物が育つための気候的な条件が最もそろっている熱帯雨林気候で見られる。
 それだけあって、常緑広葉樹による密林が作られる。
 背の高さが異なる様々な樹木が生えているため、
 エネルギー源となる光は奪い合い状態で根本は薄暗い。


 「サバナ」
 熱帯の中でも雨季と乾季があるサバナ気候で見られる。
 乾季のため、あまりたくさんの樹木を見ることができずに疎林と、
 長い草が生える草原が作られる。


 「ステップ」
 乾燥帯の中でも比較的降水量のあるステップ気候で見られる。
 短い雨季にあわせて草原となるが、乾季にはそれらも枯れてしまうため、
 作られるのは短い草が生える草原。


 「(温帯)混合林」
 十分な降水量のある温帯で見られる。
 広葉樹や針葉樹など様々な種類の樹木が混ざり合った森林が作られる。


 「硬葉樹林」
 夏の乾燥の強い地中海性気候で見られる。
 夏の乾燥に耐える事の出来る常緑広葉樹で、
 代表的なものはオリーブ、コルクガシ、ブドウなど。


 「照葉樹林」
 温帯の中でも寒さがそれほど厳しくない温暖冬季少雨気候で見られる。
 熱帯に比べれば冬は寒いため、常緑広葉樹でありながら冬の寒さにたえるように、
 小さく分厚い葉っぱを持つ樹木が見られる。


 「タイガ」
 冬の寒さの厳しい亜寒帯で見られる。
 植物からすると非常に厳しい環境であり、限られた種類の針葉樹による純林が作られる。


 「ツンドラ」
 非常に寒さの厳しい寒帯のツンドラ気候で見られる。
 背の低い樹木がやや見られるも、地衣類や蘚苔類(ようするにコケ)のような
 特殊な環境にも耐えられる植物しか見られない。
  ※厳密に言えば地衣類は「植物」ではないらしい。

土壌のまとめ①ラトソル・赤黄色土

 今日はやっと土壌の話ができそうです。

 土壌には2種類あると言う話は前々回にしましたが、
 簡単に言えば、気候によって決まる植生によって左右されるものと、
 その地域特有の岩石などによって左右されるものに分かれます。

 一気に全て見ていくのは難しいので、まずは気候によるものを少し見ていきましょう。


 「ラトソル(ラテライト)」
 主に熱帯地域全般で見られる赤い色の土。
 栄養分はあまり多くない。


 まず、思い出してほしいこととして、土壌というものは、
 地球の表面を覆う地殻から細かく砕けていった石、そしてそこに
 植物などが分解されることで作られていると以前、説明しました。

 で、この辺は物質としての性質みたいな話、つまり化学の領域になってしまうのですが、
 地殻というものは「二酸化ケイ素」や「塩化アルミニウム」などから出来ているそうです。


 さて、熱帯ではたくさんの雨が降ります。
 このたくさん降る雨によって、栄養分も含めて色々なものが溶けだしてしまうそうです。
 結果的にアルミニウムや鉄などの成分が残され、これがラトソルなのだそうです。
 赤というのはこういうものが錆びた色なのだそうです。


 ちなみに、「赤」と言われますが、正確にはオレンジ色に近いもので、
 色としてはこんな感じです。

ラトソル


 なお、ラトソルに含まれるアルミニウムは、「ボーキサイト」と呼ばれる資源として
 この熱帯地域を中心にたくさん存在しているそうです。




 「赤黄色土(せきおうしょくど)」
 熱帯地域の中でもやや高緯度側で見られる土壌。


 まずはその読み方にびっくりです。
 どうやら、実際のところはラトソルなんかを含む「赤色土」というものと、
 それよりは土の中の栄養分がある「黄色土」というものがあって、
 このふたつが混ざり合っている、もしくは一括で見たものをこう呼んでいるようです。

 たしかに区分をするうえで気候は最低気温が18℃あるかないかで熱帯と温帯を分けていますが、
 じゃあ本当に17.9℃の場所からきっぱり温帯の風景に変わるのかと言われれば、
 ゆっくり変化していくのは当たり前だと思います。

 つまり、植生や土壌というのは気候区分のように一筋縄で割り切ることは難しいわけです。
 ただ言えることは、熱帯の中でも高緯度側に行けばだんだんと降水量は減ります。
 その結果、植物がちょっと生えてはすぐ枯れてということを繰り返します。

 ということは土の中の栄養分となる枯れた植物が手に入りやすくなるので、
 段々と赤道から離れる程に栄養分が増えていくということは想像できると思います。


 ラトソルのように色のサンプルを用意してみたのですが、
 色々な種類があるらしいので、グラデーションで用意してみました。
 この中のどれかだと思ってください。

 実際に赤黄色土はこのような感じで地表から地中にかけて色が変化していることも
 あるようです。

赤黄色
プロフィール

ライネ

Author:ライネ
ライネと申します。
先生の家に居候するラザフォード人です。
現在この世界のことを勉強中。
リンクとかもろもろ含めて商業的利用以外ならご自由にどうぞ。面白そうな企画には飛び乗ります。

合言葉は「真面目な事を不真面目に!」
記事の真偽は自己責任でお願いします。

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