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砂漠気候とステップ気候の見分け方

 どうもこんばんはライネです。
 乾燥帯の見分け方を説明しようとしたら、夏と冬の乾燥の違いしか説明できませんでした。
 今日こそは、見分けるぞ!


 それでは昨日の復習ですが、次のAとBの気温と降水量を見て、
 いつ乾燥しているかわかりますか?

気候データ


 一番雨が降るのがAは7月の210.2㎜で、Bは12月の7.3㎜です。
 そして一番雨が降らないのがAは11月の4.1mmで、Bは6月~9月の0㎜です。

 北半球に住んでいる人は7月と聞くと夏で、12月と聞くと冬を想定してしまう
 らしいのですが、「夏と冬」という概念は「暖かい時期か寒い時期か」なので、
 そこははっきりさせた方が良いと思います。
 私も故郷の常識から「夏は6月~9月の別名」だと勘違いしていました。

 AもBも1月から7月になるにつれて気温が上がり、
 7月から12月になるにつれて気温が下がっているので、
 確かに7月が夏で12月が冬という北半球の感覚で大丈夫なようです。
 場合によっては、真逆になっていることもあるので気を付けてください。


 さてAを見てみると、夏と冬の降水量の差に10倍どころか50倍くらいの差がありますね。
 ということはこれは明らかに冬に乾燥していると言っていいタイプです。

 Bを見てみると、もう夏の降水量が0なのでいくらかけようと無駄です。
 ということで、こちらは夏に乾燥するタイプと言えますね。



 ではここからが今日の本題です。
 いつ乾燥するタイプなのかをはっきりさせた後は、こんな計算をしてみてください。


 ・夏に乾燥するタイプの場合 …  年平均気温 × 20
 ・冬に乾燥するタイプの場合 … (年平均気温 + 14) × 20 
 ・どちらでもないタイプの場合… (年平均気温 + 7) × 20


 Aの場合は冬乾燥型なので、( 24.5 + 14 ) × 20 = 770  
 Bの場合は夏乾燥型なので、 21.8 × 20 = 436


 ということになります。
 この計算に出てきた数字を「乾燥限界」と言いまして、簡単に言えば、
 「この気温だと1年にこれくらい雨が降らないと乾燥しちゃうよ」という数字です。

 ということは、Aは年降水量が648.7㎜なので、770までわずかに足りません。
 Bはもう最初からお気づきとは思いますが年降水量が26.6㎜なので436に全然足りません。
 よって、AもBも乾燥帯ということになるわけです。


 ちなみに、乾燥限界の数字を半分にしてみますと、Aは385、Bは218ですが、
 これよりも年降水量が多ければ、「乾燥しているけれども、まだそこそこ雨は降る」
 ということになりまして、「ステップ気候」に分類されます。

 Aは385よりは雨が降るのでステップですね。
 けれどもBはあと10倍近く雨が降らないと乾燥限界の半分にも届きません。
 よってBは「砂漠気候」ということになるわけです。
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砂漠の植物

 どうもこんばんはライネです。
 砂漠気候とステップ気候の見分け方、ご理解いただけましたでしょうか?

 昨日説明したような厳密な区分があるわけですが、
 毎回あの計算をして見分けているわけではないようです。

 もちろん、正確性を求めるならば必要ですが、慣れてくると大体解るようになるのだとか。
 あとは平均気温を20℃前後と設定すると、500㎜くらいがよくある乾燥限界ということになります。

 なので、年降水量の合計が500㎜を切るようになると、ちょっと乾燥帯の傾向が強いかなとか、
 250㎜を切ると、もしかしたら砂漠かもしれないなという程度の認識で十分なのだそうです。



 さて、今日は砂漠気候とステップ気候の様子を見ていきましょう。
 どちらも無樹木気候であるということは共通ですが、
 無樹木だからと言って植物がまったく生えていないわけではありません。

 具体的に言えば、ステップ気候なら短い雨季があるので、この時期に草が一斉に育ちます。
 ただし、そだった草もすぐに乾季が来て枯れてしまうので、あまり成長しないそうです。
 このような短い草からなる草原の事を「ステップ」と呼んでいるわけです。


 一方、砂漠というのは普通の植物ならば、なかなか育つことができません。
 たとえば水をあまり必要としないとか、何らかの手段で雨が降らなくても水を確保できるとか、
 砂漠で生活することに特化したような植物しか見られません。


 わかりやすい所ではサボテンなんかがそれに当たります。
 後は根っこから水を吸わないでも大丈夫なエアープランツと呼ばれるタイプの植物や、
 根っこを尋常じゃないくらい長く伸ばしているような植物もあるそうです。

 この根っこを尋常じゃないくらい長く伸ばしているタイプの植物として、
 先生もとい、変な生物マニアの人の間では有名な「奇想天外」というものがあるそうです。

 植物の名前として、この和名を付けた人はとても素晴らしい仕事をしたと思いますが、
 実際の説明を聞いてみると、本当に奇想天外な植物なのだそうです。

 解りやすいところだと、1000年以上生きるとか、
 生涯で葉っぱを2枚しかつけないで、それをずっと成長させ続けるとか…。


 要するに、砂漠に生きるという選択肢を取った植物は、
 とても珍しい生き方を選んだということですね。
 というわけで、砂漠は植物がほとんどないに等しいので、
 植生という意味では「無し」と判断されることも多いようです。

砂漠の原因①・気圧の違い

 どうもこんばんはライネです。
 ここ数日の間に、眠眠打破の空き瓶がたくさん出ました。
 先生の仕事が修羅場モードのようです。

 そんなことはさておきまして、砂漠気候とステップ気候の話は続きます。

 熱帯雨林気候とサバナ気候は暖かくて雨が多いということで、
 気候が見られる地域は赤道の周辺と、解りやすかったのですが、
 乾燥帯の気候は一筋縄ではいかない様です。


 一応、「熱帯の原因となる低圧帯と、乾燥帯の原因となる高圧帯」
 という構図はあるのですが、この他にも乾燥帯が生じる原因があるのだとか。
 というわけで、どんなところで乾燥帯が見られるのか、少し詳しく見ていきましょう。


熱帯と乾燥帯

 まずは、先ほど少し触れた気圧による熱帯と乾燥帯の関係についてですが、
 この図を見るとわかりやすいかもしれません。

 地球上で一番暖かい地域である赤道の周辺では、ほとんど常に低気圧が位置しています。
 低気圧というのは上昇気流が発生しやすいので、雨もたくさん降るという訳ですね。
 これが熱帯の気候の原因です。

 一方、低気圧の周辺には高気圧が発生します。
 この高気圧では赤道直下の低気圧で雨を降らせ、
 カラカラに乾いた空気が吹き降りてくるわけなので、
 まさに上からドライアーを当てられているかのような状況になります。

 ただでさえ上昇気流が起こりにくいのに、乾燥した空気が吹き降りてくるのだから、
 砂漠気候やステップ気候になるのも解る話ですね。

 このような原因で作られた砂漠は、その位置から「回帰線砂漠」と呼ばれたり、
 亜熱帯高圧帯の影響で作られるので「亜熱帯砂漠」と呼ばれたりします。

砂漠の原因②・隔海度

 どうもこんばんはライネです。
 今日は異常に蒸しますね。
 去年はあんまり意識しなかったのですが、不快指数について調べたからでしょうか、
 今年は湿度が気になります。


 さて今日は昨日に続いて、どんなところが乾燥するのか見ていきたいと思います。
 考えてみれば当たり前なのですが、雨の元となる水分はほとんどが海のものです。

 というより、こちらの世界にはなかなか面白い統計がありますので、
 まず先にそちらをご覧いただきましょう。

水の量

 地球上の水のうち、96.5%は海水なのです。
 水のあるところというイメージの湖や沼、川などを合わせても0.01%程度しかありません。

 これを見ると、雨の元となる水分のほとんどが海由来というのは当たり前ですね。
 そして海で空気中に吸収された水分が風などに運ばれて雨となります。

 ということは、風向きや山地の位置関係なども影響するでしょうが、
 単純に海からの距離が離れれば離れる程、雨が降りにくくなるという訳です。


 ちなみにこの前物理学の入門書を読んでいて、なるほどなと思ったのですが、
 光はたくさんの「粒」なのだそうです。

 「下手な鉄砲数うちゃ当たる」というとても素晴らしい言葉があるように、
 ものすごい数の粒からなるので、どんなに遠く離れていても、いくつかは当たるらしいのです。
 確率の世界ですね。


 雨も似たようなものなのだと思います。
 ようするに海に近ければそれだけ雨の降る確率が増えるというだけで、
 少なくとも地球上でなら絶対に雨が降らないという場所は無く、
 どんなに海から遠くても、ごくごくわずかに雨は降るというわけです。

 なお、どれくらい海からの距離が離れているかということを「隔海度(かくかいど)」
 と呼んでいて、隔海度が大きい地域ほど、海から遠い地域を示すそうです。

 そしてこのように隔海度が影響して雨が降らないようなところを、内陸砂漠と呼ぶそうです。

砂漠の原因③・寒流


 どうもこんばんはライネです。

 今日も湿度が90%を超えていました。
 25度なのに暑かったですね。

 砂漠も相当辛い気候だと思うのですが、
 湿度が無いということは日陰は割と涼しいわけで、
 もしかすると日本のほうが辛いのではないかと思ってしまいます。
 

 さて、今日も砂漠はどこにできるのか見ていこうと思ったのですが、
 大きな矛盾に遭遇しました。

 昨日の内容では、海から離れる程砂漠ができやすいということだったわけです。
 ところが今日ご説明するのは、海の近くにできる砂漠についてです。

 世の中には、すぐ隣が海なのにもかかわらず、砂漠ができてしまうという、
 簡単には理解できない様な砂漠があるそうです。
 ちなみにこのような海の近くで見られる砂漠を「海岸砂漠」と呼んでいます。

 
 これを理解するためには雨の降り方について、しっかり理解しておく必要があります。
 詳しくは先日説明しているので省略しますが、
 簡単に言えば雨が降るには「上昇気流」がとても大事だと言うことです。

 つまり、いくら海に近くて雨の材料となる水がたくさんあっても、
 上昇気流が起こりにくい場所では雨も少なくなるという訳です。


 じゃあどうして上昇気流が起こりにくくなるかというと、ここで原因となるのは、
 その海に流れる「寒流」が原因なのだそうです。

 寒流というのは文字通り冷たい海水の流れなわけです。
 その冷たい海水があると、周囲の空気も冷やされます。

 ようするに、寒流が流れる地域では空気が冷やされて、
 暖かい空気は上の方に、冷たい空気は下の方にという状況になるわけです。


 こうなってしまうと、上昇気流が起こりやすい暖かい空気が最初から上昇してしまっているので、
 なかなか上昇気流が起こりにくいという状況が起こります。
 そのため、水はたくさんあるのに、雨が降らないというなんとも珍しい状況が生まれるのです。
プロフィール

ライネ

Author:ライネ
ライネと申します。
先生の家に居候するラザフォード人です。
現在この世界のことを勉強中。
リンクとかもろもろ含めて商業的利用以外ならご自由にどうぞ。面白そうな企画には飛び乗ります。

合言葉は「真面目な事を不真面目に!」
記事の真偽は自己責任でお願いします。

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