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溶岩流と火砕流

 どうもこんばんはライネです。
 今日は火山の噴火によって作られた地形について説明しましょう。


 まず火山が噴火することによって、地中から出てくるものは大きく分けて2つあります。
 ひとつは溶岩です。

 こちらは既に説明したように、石が溶けたものとお考えください。
 噴火直後は高温のためドロドロに溶けているため、溶岩流という流れになって、
 火山の周辺に流れていきます。
 これが時間が経って固まって、台地となった物を「溶岩台地」と呼んでいるようです。
 

 もうひとつは火砕物(かさいぶつ)、もしくは火山砕屑物(かざんさいせつぶつ)と呼ばれる物です。
 どうやらこれは火山から飛び出してきた溶岩以外の固形物をいうそうです。

 
 で、ガスや火山灰や軽石と呼ばれるスカスカになった石(※)など、
 比較的粒の小さなものが山から流れ落ちることを、「火砕流(かさいりゅう)」
 遠巻きに見ると、高温の煙のようなものが物凄い勢いで山から流れ出ているように見えます。

 こちらも溶岩流と同じように火山の周辺に流れ、
 そのままになっていると火山灰などが積もった「火砕流台地」になります。


 どちらも、火山によって飛び出してきたものによってつくられた台地ですね。
 日本には「シラス台地」と呼ばれる非常に有名な火砕流台地があるそうです。


 
 ちなみに、火口から流れ出して火山とは別の場所に作られてしまえば火砕流台地なのですが、
 火口周辺にたまったものは、また別の名前がついているようで、
 「火山砕屑丘(かざんさいせつきゅう)」と呼ぶそうです。

カルデラのでき方

 どうもこんばんはライネです。
 今日は火山が大噴火することによって作られる地形を見ていきます。


 火山が噴火することによって、溶岩が火砕物が飛び出してくるわけですが、
 そうなると火山の中はどうなっているのでしょうか?

 地中から次々に溶岩などがやってくるのならばそのままなのでしょうが、
 一度に大量の溶岩や火砕物が飛び出してしまうと、火山の中はスカスカになってしまいます。
 これを「火山の賢者モード」と…、呼びません!



 一般的に火山の噴火によって地表に出てくる溶岩は、
 火山の地下にある「マグマだまり」と呼ばれるところから供給されるそうです。
カルデラ1

 これがスカスカになってしまったり、複数の河口から噴火をすると、
 火山の重みを支えきれなくなってしまい、火山そのものが地下に落ちてしまうそうです。

カルデラ2
カルデラ3
カルデラ

 
 このように、噴火によって作られた大きな穴を「カルデラ」と呼び、
 そこに水が溜まったものを「カルデラ湖」と呼びます。
 ちなみにカルデラを取り囲むように残る、元々の火山であった部分を「外輪山」と呼ぶそうです。

カルデラ湖

 
 また、火山が落ちていったとはいえ、地下にはまだまだマグマが残っていると、
 カルデラの中に小さな火山が作られることもあるそうです。
 この小さな火山を「中央火口丘(ちゅうおうかこうきゅう)」と呼びます。

中央火口丘


 カルデラは大きさにして2km以上あるものを呼ぶそうなのですが、
 これよりも小さいもので、水が多い場所では「マール」と呼ばれる地形が見られるそうです。

 非常に高温のマグマの中に水が入ると、一気に水蒸気に変わるため、
 水蒸気爆発と呼ばれる爆発が起こります。
 この言葉は、先の原子力発電所の事故のせいで最近耳にすることが多かったのですが、
 そういう意味なんですね。

 この水蒸気爆発によって、周囲を吹き飛ばした穴がマールです。

日本をとりまく4つのプレート

 こんばんはライネです。
 火山の話はだいぶ片付いたのですが、調べていくうちにほとんどの火山地形は、
 日本でも見ることができることを知りました。

 あまり他人事ではないのですが、日本は火山大国なのです。
 良い機会なので、日本の状況ざっくりと解説しておきたいとおもいます。



 まず日本は、誰しもが気づいていると思いますが非常に地震や火山活動が活発な土地です。
 私にとってはこれがこの世界の普通なのかと思ったりもするのですが、
 どうやら、他の地域ではもっと少ないそうです。

 特に数年前の大地震以降は余震と呼ばれるものが続いているので、
 今はちょうど異常なまでに地震が多い時期なのだそうです。



 これにはもちろん原因がありまして、
 日本という国が、プレートの境界部分に位置しているためです。

 しかもただプレートの境界部にあるだけではなく、
 北アメリカプレート、太平洋プレート、フィリピン海プレート、ユーラシアプレート
 という4つのプレートの境界部に位置しているのです。

日本とプレート


 2つのプレートの境界部でも地震や火山は見られるというのに、
 4つなのだからそれは多くなりますね。

 そんな場所なのに1億人以上もの人が生活していて、
 世界有数の経済力を持っているなんて、驚きを通り越してあきれてしまいます。

フォッサマグナとまだわからないこと

 どうもこんばんはライネです。

 最近、このブログが見られないことがあるようです。
 問題の原因が分からないので、どうしようもないのですが、
 少し時間を空けてから見に来るとよさそうです。

 何か原因が解る人がいらっしゃいましたら教えてください。



 さて昨日に引き続き、日本と火山の関係を見ていきます。
 プレートの密集する場所にある日本なわけですが、
 その国土の真ん中くらい、ユーラシアプレートと北アメリカプレートの境界には
 「フォッサマグナ」と呼ばれる地域があるそうです。

フォッサマグナ


 フォッサマグナの西端は、「糸魚川・静岡構造線」と呼ばれ、
 こちらはどんな本でもしっかり書かれています。

糸魚川静岡構造線


 ところが東端になりますと、本によってはうまい具合に言葉が濁されていて、
 西端はしっかりと書かれているのに、東端は何も書かれていないのです。
 フォッサマグナの東端には今でも諸説あって、正確なことが解っていないようです。
 一応、「新発田・小出構造線」か「柏崎・千葉構造線」のどちらかと言われています。


 不可能なんて無いように思える現代技術でも、何故いまだに不透明なのかと言いますと、
 これを説明するにはフォッサマグナの説明をしっかりしなければいけません。

 実はフォッサマグナというものはプレートの境界部という意味の他に、
 新しい地層が溜まっている地域といったような意味があるそうです。
 フォッサマグナの日本語訳を「中央地溝帯」と言うのですが、
 地図を見ても地溝どころか、山しかありません。
 (前述の構造線は溝がみられますが…)

 「糸魚川市のウェブサイト」に詳しい説明があるので、
 ちゃんと知りたい人はそちらを見て頂けると幸いです。

 
 これをしっかり説明するためには、日本列島の成り立ちまで戻らなければいけません。
 フォッサマグナの東端の不透明さを説明するために、フォッサマグナの説明が必要で、
 フォッサマグナの説明をするために日本列島の成り立ちの説明をするというのは、
 なんとも面倒な話になってしまいました。

 
 日本列島というのは、もともとはユーラシア大陸の東端にあった陸地でした。
 これが太平洋プレートとフィリピン海プレートという2つのプレートの別々の動きによって、
 2つに折れながらユーラシア大陸から分かれていったようです。

日本列島のでき方1
 ※このへんの図は割と適当です。

日本列島のでき方2
 ※このへんの図は割と適当です。

 このとき北側にあった日本列島を現在は「東北日本」と呼び、南側を「西南日本」と呼んでいます。
 で、その間には海があったらしく、これが火山活動によって埋め立てられました。
 ここがフォッサマグナなわけです。
 
日本列島のでき方3
 ※このへんの図はわりと適当です。


 というわけで、現在ではフォッサマグナを中心に東北日本と西南日本があるわけなのですが、
 説明の通り、フォッサマグナと東北、西南日本では作られた時代が違うので、
 詳しく調べると、いつごろの時代に誕生した土地なのかということがわかります。

 ところが、どういう訳かこのフォッサマグナのど真ん中に、
 関東山地というフォッサマグナよりも古い時代の地層があるわけです。

フォッサマグナの謎

 この地域の取り扱いがまだ上手い具合に説明されていないために、
 フォッサマグナの東端をどこにするのかに違いがあるようなのです。

メジアンラインって何?

 こんばんはライネです。

 昨日はフォッサマグナの説明とともに、東北日本と西南日本の話をしたのですが、
 西南日本についてもうひとつ、触れておかなければいけないことがあります。


 それが「メジアンライン」と呼ばれるもので、日本語では「中央構造線」とも呼ばれています。
 そういえば「構造線」という言葉を昨日から使っているのですが、
 簡単に言い換えてしまうと巨大な断層のことのようです。

 もう少し付け加えるならば、ひとつの断層ではなく、いくつかの断層が連続して見られるところ
 と考えていただければ、おおよその意味は合っていると思います。

 
 構造線も断層も本来ならば、しっかりした調査をしなければわからないのですが、
 大きなものは地図を見ただけでも、なんとなくわかるのが面白いところです。
 というわけで、実際にメジアンラインを地図で見てみましょう。
 

メジアンライン1

メジアンライン2

メジアンライン3


 わりと解りやすい所を選んだのですが、確かに何かある感じですね。
 興味がある方は各種地図などで調べてみると面白いかもしれません。

 実際にはここの他にも続いていまして、北はフォッサマグナを越えて群馬県あたりから、
 南は九州の阿蘇山あたりまで見られるそうです。
  ※このへんはさすがに地図だけではわかりにくいです。

 で、このメジアンラインによって、西南日本は北側の「内帯」と、
 南側の「外帯」に分かれているそうです。

地形で分ける日本
 

 さて、最後にメジアンラインとは何かという根本的な話ですが、
 これはまだ日本がユーラシア大陸の一部だった大昔からある巨大な断層の名残なのだそうです。
 さらに突っ込んだ話をすると、異なる変化を遂げた2種類の岩石がメジアンラインを境に接している
 らしいのですが、こちらは物凄く難しい話になるので省略させていただきます。

 地形的な違いとしては内帯は、比較的侵食の進んだなだらかな山地が多く、
 外帯は急な山が多く、平野が少ないと言われています。
 場合によっては、この地形的な違いがそこに住む人の気質などにも影響を与えているのだとか。
 
   
 ちなみに昨日の説明でもあったように、フォッサマグナは大陸から分かれてしばらくしてから
 誕生したので、フォッサマグナの中のメジアンラインは埋まっていて、あまりよくわかっていません。
 ついでにいうと、フォッサマグナで東北日本と西南日本を分けることについても、違う意見があるそうです。
 

 最後にメジアンラインは大昔の断層なので、全てが今も動いている活断層なわけではありませんが、
 今も現役の断層もあるらしく、特に近畿地方から四国地方にかけては、
 この周囲に地震が多いと言われています。
プロフィール

ライネ

Author:ライネ
ライネと申します。
先生の家に居候するラザフォード人です。
現在この世界のことを勉強中。
リンクとかもろもろ含めて商業的利用以外ならご自由にどうぞ。面白そうな企画には飛び乗ります。

合言葉は「真面目な事を不真面目に!」
記事の真偽は自己責任でお願いします。

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