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ご飯も酸素もない時代

 霧が濃い日は憂鬱ですね。
 雨が降ってしまえば完全に休日にするのですが、晴れでもない雨でもないのは中途半端です。
 こちらの生活は雨が降っても降らなくても、あまり変わらないのですが、
 長年染みついた習慣が身体も心も動かなくさせるのです。
 
 こんばんは、ライネです。
 まあ、ぐだぐだしていてもしょうがないので、昨日の続きと行きましょう。

 昨日は一足早く、パンゲア大陸が出来て中生代に入ってしまったのですが、
 古生代と中生代の間には深刻な大事件が起こりました。

 まず古生代と中生代の変わり目を「P-T境界」と言うそうです。
 こういう地質年代の基準となっているのは、「どんな生物がいたか」というものなので、
 正確に言えば、大事件は古生代の最後に起こったわけなのですが、
 ほとんどの場合、大事件はP-T境界の出来事として扱われています。

 さてどんな事件が起こったのでしょうか。

 まず、中生代は爬虫類(恐竜など)の時代です。
 そして古生代は両生類などの時代でした。
 
 古生代ではチャンピオンである両生類に対し、まだまだ恐竜の先祖となった爬虫類は身体も小さくて、
 ひっそり生きていました。

 科博日記の「いじめられっこの世界」でも言いましたが、新しいチャンピオンが誕生するには、
 現チャンピオンをどうにかしなくてはなりません。

 別にそれは新チャンピオンが直接、手を下す必要もありません。
 大抵の場合は地球そのものが現チャンピオンを絶滅させてしまうのです。
 それこそがP-T境界で起こった大事件です。

 さて、古生代のチャンピオン達が絶滅してしまいました。
 それどころか地球最大の大絶滅とされていまして、
 それまで栄えていたほぼ全てと言ってもいいくらいの生物が絶滅してしまいました。

 原因は良く解っていないようなのですが、
 少なくともひとつの原因はスーパーホットプルームによって、
 地球各地で大規模な噴火が起こったことだそうです。
 それによって大量の煙が太陽を隠してしまい、寒くて暗い世界になってしまったこと、
 地球内部から吹きあがった硫黄などが、雨に混じって広範囲に酸性雨が降り続いたこと、
 などが考えられます。

 この状況は特に植物にとっては非常に厳しく、物凄く多くの植物が絶滅してしまったのではないでしょうか。
 そうなると、それを食べていた動物はご飯が無くなって死んでしまいます。
 食べ物がなくなって死ぬのはものすごく悲しいですね・・・。

 さらに同時期には約2000万年もの間、海から酸素が無くなってしまったそうです。
 植物といえば光合成によって酸素を作り出してくれます。
 そんな彼らが絶滅してしまえば、だんだんと酸素もなくなっていくでしょう。
 そうなってしまえば、生物のほとんどが生きていけません。
 なお、この酸素消失事件は「スーパーアノキシア」と呼ばれています。


 そんな大事件はさすがにしぶとい生命にも厳しかったらしく、ごくごくわずかな種類だけが生き残りました。
 生物の種類が元の数まで戻ったのはこの事件から大体1000万年かかってからだそうです。

 もちろん生物がそんな状況にあってもマントルは動きます。
 中生代から現在まで起こっている造山運動によって誕生した地域を「新期造山帯」と呼んでいます

世界の大地形

 どうもこんばんは、ライネです。
 地球誕生から現在までに誕生したの大まかな陸地について、説明することができました。

 簡単にまとめようと思ったのですが、地質年代のスケールをできるだけ合わせようとすると、
年代横実尺

 こんなものになってしまって見にくいので、少し編集して、こんな感じですかね。
年代横編集

 ・先カンブリア時代(46億年前~5.4億年前)に作られた陸地が「安定陸塊」
  ※46~40億年前は陸地以前にまだ地球がちゃんと出来上がっていない。
 ・古生代(5.4億年前~2.5億年前)に作られた陸地が「古期造山帯」
 ・中生代(2.5億年前)から現在までに作られてた陸地が「新期造山帯」


 そして、それぞれの陸地を現在の世界地図に書き込むと以下のような感じになります。

安定陸塊
 ※楯状地・卓状地に関しては詳しくはまた今度。


古期造山帯


新期造山帯
 ※太平洋を取り囲むような地域を「環太平洋造山帯」、
 ユーラシア大陸を横断するような地域を「アルプス=ヒマラヤ造山帯」と呼ぶそうです。

 また、このような陸地の区分をまとめて「大地形」と呼んでいます。

造山運動・造陸運動

 先生が急遽、大阪に出張することになりまして、今日はお留守番です。
 大阪いいなぁ…

 私もついていきたかったのですが、例の私専用コンピューターが初期不良のため送り返さねばならず、
 宅配屋さんを一人で待つことになってしまいました。
 お土産には美味しい物を是非お願いします!

 大抵いつもはテレビを見ながら先生と色々と話をしているのですが、
 久しぶりに一日丸々を一人で過ごすと、どうも生活リズムがつかめませんね。
 どうもこんばんは、ライネです。


 ということで、もはや私にとって生活リズムとなってしまったブログの更新です。
 前回までで、地球誕生から現在までの陸地の誕生を簡単にまとめてみたのですが、
 いくつか言葉の説明が足りなかったので、今日はその辺のフォローということで。

 造山運動
 読んで字の如く、山脈を作るような地球の動きです。
 具体的には大陸同士がぶつかって作られる「褶曲山脈」や、海底が大陸の下や他の海底の下に潜り込む
 ことによって生じる「弧状列島」など、プレートが狭まる境界で見ることのできる運動です。

大陸の衝突

海洋プレートの衝突

 どうやら一部例外を除いて、基本的に地球上の陸地は、最初は全てが山地だったようです。
 けれども、もちろん山地が作られた時期は異なります。
 現在進行形で造山運動が起きている場所が「新期造山帯」なわけですが、
 造山運動は永遠に一か所で続くわけではないようです。

 造山運動が止まってしまうと、その山地はだんだんと低くなっていきます。
 中生代に造山運動が起こっていた「古期造山帯」は造山運動が停止してから2億年以上過ぎているので、
 現在では低い山地になっているし、「安定陸塊」は山と呼ぶこともできないぺったんこの土地になっています。

大地形


 造陸運動
 読んで字の如く、陸地を作るような地球の動きです。
 と言いたいところなのですが、これについてはどこで調べても、言葉を濁しているような感覚がありました。

 共通するところとしては、「広い範囲の陸地全体が上がったり、下がったりする」こととあるのですが、
 どうしてそうなったのかについては、良く解りませんでした。

 ただ、調べたところ「陸地が上がること」と「海が下がること」は区別されていないようです。
 どちらも「(陸地の)隆起」として扱われていました。
 同様に「陸地が下がること」と「海が上がること」は「(陸地の)沈降」として扱われています。

隆起
 
 一応、「陸地が海に沈むこと」として、「沈水」、
 「海が下がってそれまで海底だった場所が現れること」として「離水」という言葉もあるようです。

 にわか知識で、実際の現場に行って研究しているわけでもない私が言うのもなんですが、
 広い範囲の陸地がゆっくりととはいっても、ただ単純に上がるとも信じられません。

 まあ、陸地はマントルに浮かんでいるものなので、何らかの影響で浮力が増えれば上がるのかもしれませんが、
 陸地全体が急にスカスカになるとも考えにくいですし、マントルの方に変化があれば海底も上がるので、
 結局変化しない気もします。

 ということは、造陸運動は海の方に何らかの変化があって、
 それで陸地が上がったり下がったりしたと考えた方が、納得いく話だと思います。


 ここからは、私得意の空想になりますが、いくつかそのケースを考えてみました。
 専門家の方がもし見ていらしたら、真偽の判断よろしくお願いします。

 ①海水が増えたり減ったりした場合。
海水移動

   これは確実に起こり得ることだと思うし、実際に海水が増えたり減ったりすることはあったようです。   
   解りやすいところでは、ものすごく寒くなって海の水が氷になり、
   それが大陸の上にたくさん置かれるようになれば、海水は減ります。
   逆に今は大陸の上にある氷が解けて、海に流れ出てしまえば、海水は増えます。

   また、10月30日のブログ「相転移ってこういうこと?」でも少し触れましたが、
   物質は熱が高くなると、だんだん動きが活発になります。
   完全に固体から気体へと変化しないにしても、少し体積が大きくなるくらいの事は起こります。
   たとえば、気温が上がって大陸全体がほんの少し大きくなれば、
   それに押されて海水が上昇することもあるのではないでしょうか?


 ②海底(海洋プレート)がだんだん重くなった場合。
海底移動

   海底(海洋プレート)はまさにマントルから作られたものです。
   もしかしたら濃いマントルから作られた海底は少し濃度の濃いものになるのではないでしょうか。
   海底を作るマントルが、常に同じ濃度というのも逆に少し変だと思います。
   少し濃い海底は少し他よりも良く沈むので、海が下がるということはあり得るかもしれません。


 ③大陸が何らかの影響で重くなった場合。
陸地移動

   大陸が急スカスカになる事は、さすがに想定できませんが、例えば巨大な噴火によって、
   大陸の上に重たい溶岩などが乗っかった場合、少し重たくなることはあると思います。
   そうなってしまえば、部分的に少し沈むことはありえるでしょう。

   また、①の内容にも似ていますが、大陸の上に大きな氷が乗っかった場合も、
   同様に少し沈むことはあると思います。

新期造山帯と石油の関係

 出来る事なら知りたくなかったです。
 宅配ピザがこんなにおいしいなんて…

 面倒だなんて思ったことはありませんが、先生がいないと料理のモチベーションが維持できませんね。
 こちらの世界の食べ物が何でもおいしすぎて、色々とチャレンジしてみたいのですが、
 居候させてもらっている身の上でありながら、先生からもらったお金でご飯を買うだけというのは、
 いささか心苦しいものがあるわけです。

 というわけですが、留守番という大役を任されているので、たまにはいいですよね!
 こんばんはライネです。


 さて、今日も補足説明です。
 実は都合のいいことに、3種類の大地形ではそれぞれ取れる資源に特徴があります。
 という訳でその辺のことを少し詳しくお話しましょう。

 とはいっても、古期造山帯で石炭が取れる理由はすでに、11月4日の「最初の森と石炭の関係」で
 説明済みなので、今日は新期造山帯の話がメインです。


 新期造山帯は石油?
 石炭もそうでしたが石油という物も、私が元居た世界では一般的ではないけれど、存在は知られていました。
 ただし、極端に採掘量が少ないので、ごくごく一部で儀式的に使われていたにすぎません。

 ちなみにこちらの世界では、エネルギーの大部分を石油に依存しているようですね。
 莫大な富を生み出すことができるわけで、産出地の奪い合いはちょっと調べただけでも枚挙の暇がありません。

 異世界人がちょこっと調べただけでもそうなのですから、宇宙人でも、どこか別の国の人でも、
 ちょこっと嘘情報を流せば簡単に相手を疲弊させることが出来てしまいますよ?
 もう少しその辺を真剣に考えた方がいいと思います。

産油地問題
 ※こちらの世界に来て1年に満たない人間でも思いつく、世界征服方法。

  
 こちらの世界が危ないくらい依存してる石油ですが、正直なところ由来は良く解っていないようです。
 一般的には、石炭と同じように「昔むかしの生物が地中に埋まって、どろりと溶けたもの」
 と言われていますが、いやいや「地球に昔からあったものだ」という説や、
 「微生物のう〇こ(発酵物)だ」という説などがありまして、やっぱり良く解っていないようです。

 そんなのでいいのかなぁ?


 由来がどんなものでも構わないと言われてしまえばその通りですね。
 それよりも問題は、どこにあるのかというところです。

 基本的に油と名のつくものは水に混じりにくく、水よりも軽いものなので、石油も水にはよく浮きます。
 この原理を利用すると、新期造山帯地域では採掘しやすいという理屈につながります。
 気を付けて欲しいことは、「新期造山帯地域にだけ埋まっている」のではなく
 「採掘しやすい」というだけです。

 新期造山帯は、これまでの説明でも解るように、一番新しく作られた陸地です。
 長い長い地球の歴史から考えれば「できたてほやほや」なわけです。

 古期造山帯や安定陸塊は、完成してから長い時間が過ぎているので、
 ところどころ壊れている部分が多いのですが、新期造山帯は比較的そういう部分が少ないわけで、
 これは地下に関しても同じことが言えます。

 そんな新期造山帯では「褶曲」というぐにゃりと曲がった地層を見ることができます。
 この地層の中では水をよく通すところもあれば、通しにくいところもあります。

地層と石油
 ↑古い山地だったりすると、こんなにきれいな地層が少ない。
 

 水を通しやすい所にはもちろん地下水が溜まるわけなのですが、
 その周辺で石油があったらどうなるでしょうか?

 石油は水に浮きやすいものなので、水の上に溜まることになりますよね?
 あとはドリルで穴をあけてこの石油を、ストローのようなもので吸うだけで、簡単に取ることができます。
 新期造山帯地域で石油が採掘しやすいというのは、こういう理屈があるからです。

安定陸塊と鉄の関係

 勇者ヨシヒコの面白さは、ドラクエ(特に5)をやらないと半減すると言われて、
 ただいま絶賛プレイ中です。

 倉庫の奥の方にあったスーパーファミコンを引っ張り出してきたのはいいのですが、
 ロールプレイングゲームとの付き合い方がイマイチ良く解りません。

 ストーリーを楽しむためにはサクサク進んだ方がいいのでしょうが、
 経験値を積まないと、うまい具合に先に進めません。
 けれども、そちらを頑張り過ぎると、ストーリーが頭の中に入ってきません…。
 ストーリーには直接関係のない、やりこみ要素もどこまでやるかが問題ですね。

 そんなこんなで、ビアンカさんと結婚しました!
 どう考えてもビアンカさん以外ありえないですよね?
 
 まず、ビアンカさんは幼馴染です。
 確かに奴隷期間を含め、長く音信不通でした。
 そう考えると、フローラさんよりも後に出会ったと考えることはできます。
 けれどもアンディさんの事を考えてしまうと、フローラさんと結婚するということは、
 一度に二人の幸せを奪うことになってしまう訳です。
 どちらにしても、時間が短すぎますね。

 ちなみに私個人としては、ピエールさんと結婚したいです。
 どうもこんばんはライネです。



 さて、今日は安定陸塊と資源の話です。
 先に答えを言ってしまうと、安定陸塊では鉄が取れるそうです。

 けれども鉄は鉄のまま取れるわけではありません。
 こちらに来てから知ったのですが、鉄は酸素と混じりやすいらしく、大抵は錆びた状態で存在するそうです。
 錆びた鉄というのは、要するに酸化鉄なわけで、酸化鉄というのがざっくり言えば「鉄鉱石」です。

 そんな鉄鉱石はどうやって誕生したかと言いますと、こちらは石油や石炭に比べれば単純です。
 鉄も酸素も元素ですので、それらがあれば放っておいても作られるわけです。

 具体的に説明しますと、酸化鉄が大量に作られたのは11月2日「陸地の誕生」の内容のちょっと後です。
 そもそも、この頃の地球には水や二酸化炭素の一部として、酸素元素自体はたくさん存在していましたが、
 酸素というものが単独ではあまり多くありませんでした。

 そんな中、まだまだ出来立ての陸地の端っこで、猛毒を吐きだす凶悪な生物が誕生します。
 この毒こそが、私たちにとってなくてはならない酸素です。
 どうやら今の生物にとっても少なからず毒らしいのですが、当時の生物にとって酸素は猛毒だったそうです。

 核は鉄でできていると以前説明しましたが、どうやら地球全体にまだまだたくさんの鉄があるようで、
 当時の海にはたくさんの鉄(というより、鉄分と言ったほうが良いかもしれません)が、とけておりました。
 この鉄が酸素と反応して、大量の酸化鉄となって海中に溜まります。

 この酸化鉄が新しく作られた大陸と共に陸上に上がったもの、
 見ることのできるほとんどの鉄はこれが由来だそうです。
 
 
 そんなわけで新期造山帯の石油、古期造山帯の石炭、安定陸塊の鉄というパターンがつかめたのですが、
 これは基本の形というだけで、別にそこでないと絶対に取れないというわけではありません。

 逆に、日本は新期造山帯だから石油がとれるハズと信じて穴を掘っても、
 たぶん温泉しか出てこないと思いますのでご注意ください。
プロフィール

ライネ

Author:ライネ
ライネと申します。
先生の家に居候するラザフォード人です。
現在この世界のことを勉強中。
リンクとかもろもろ含めて商業的利用以外ならご自由にどうぞ。面白そうな企画には飛び乗ります。

合言葉は「真面目な事を不真面目に!」
記事の真偽は自己責任でお願いします。

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