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エクセルを使った雨温図の作り方

 どうもこんばんはライネです。
 今日はエクセルを使って雨温図を作ってみたいと思います。

 私も先生に教わりながら試行錯誤して何とかできるようになったので、
 手順の確認も含めて恐ろしく丁寧に説明していきます。

 まず、用意するものは、「Microsoft Excel2010」です。
 先生が言うには2007年以降のものならば、ほとんど同じ方法が使えるらしいのですが、
 それ以前のものだと、少しアレンジを加えないといけないそうです。
 申し訳ありませんが、それ以前のバージョンは手元にないので説明できません。
 
 そしてもうひとつ用意してもらいたいのが、雨温図を作りたい場所の気温と降水量のデータです。
 こちらは、色々な入手方法がありますが、インターネットだと「海外いろは」さんが分かりやすかったです。
  せっかくなのでブログの横の方にバナーを置かせていただきました。

 あとは、丸善さんが出している「理科年表」なんかも便利ですね。
 物凄くためになって1,000円なので、これはお得です。


 さて、材料がそろいましたら、まずはエクセルに数値を打ち込みます。
雨温図を作る1


 雨温図を作る際には必要ありませんが、ついでに1年の平均気温も計算しておくと便利です。
 ちなみに、その数値を表示したいところで、「=averge(」と入力した後に、
 マウスで計算したい範囲を選択するだけで計算できます。
雨温図を作る2


 同様に1年の合計降水量も計算してしまいましょう。
 こちらも、その数値を表示したいところで「=sum(」と入力した後に、
 マウスで計算したい範囲を選択すると簡単です。
雨温図を作る3


 下準備ができましたので、ここからが本番です。
 そうしましたら、1月~12月の気温と降水量をまとめて全て選択してしまいましょう。
 そして「挿入」から「縦棒」のグラフを選びます。
 このあと、より詳しく何を選ぶのかというところがありますが、一番シンプルな奴がいいと思います。
雨温図を作る4


 はい、そうするとこんな感じのグラフができます。
 ただ、これでは雨温図と呼べないので、修正していきましょう。
雨温図を作る5


 まずは、「系列1」。
 これは要するに気温なのですが、気温と降水量が同じ縦棒グラフになっているので、
 こちらは折れ線グラフにしたいと思います。

 そのためには図のように、「系列1」のグラフそのものを一度左クリックして、
 グラフの四隅に丸が出るようにしましょう。
 ちなみに四隅に丸がでるのが1つだけになってしまった場合は、
 一度グラフの外の全く関係のないところをクリックしてから再チャレンジすると上手くいきます。
雨温図を作る6


 グラフの四隅に丸が出たら、右クリックをするとこんな画面が出てきます。
 そこで、「系列グラフの種類の変更(Y)」を選択します。
雨温図を作る7


 そうするとこんな画面が出てくるので、ここで折れ線グラフを選択して「OK」を押します。
 要するに、「系列1」だけを折れ線グラフするわけです。
雨温図を作る8


 はい、出来ましたね。
 けれども降水量と気温が同じ指標で表示されているため、気温の変化が良く解りません。
雨温図を作る9


 というわけで、指標を変えてしまいましょう。
 気温と降水量が左右のどちらに来ても別に問題はないと思うのですが、
 よく見かける雨温図は、図の右側が降水量で、左側が気温なので、
 それに合わせてみたいと思います。

 なので、今度は「系列2」のグラフを左クリックして、四隅に丸を出します。
雨温図を作る10


 そのまま今度は右クリックをして「データ系列の書式設定(E)」を選択してください。
雨温図を作る11


 するとこんな画面が出てきますので、「系列オプション」の下の方にある、
 「使用する軸」の「第2軸(上/右側(S)」にチェックを入れて「閉じる」を押してください。
雨温図を作る12


 かなり見覚えのある雨温図ができました。
 けれどもこれでもやっぱりちょっと変です。

 どこが変かと言いますと、気温の年較差が少ないハズの熱帯の雨温図なのに、
 ものすごく年較差が大きいように見えるのです。
 という訳で、「系列1」つまり気温の指標を少し変えていきましょう。
雨温図を作る13


 そのためには、図のように左側の数字を左クリックして、四隅に丸が出るようにします。
雨温図を作る14


 そして、そのまま右クリックをして「軸の書式設定(E)」を選択してください。
雨温図を作る15


 先ほども使った軸の書式設定ですが、今度は「軸のオプション」がこんな感じになっているので、
 まずは「最小値」を「固定(F)」にチェックを入れて、「-10」と入力します。
 要するに表示できる気温の最小値を-10℃にするという訳ですね。

 世界の気候では-40℃くらいになる地域もあるので、
 もっと低い気温も表示したいときはここを変更するといいと思います。


 次に、「最大値」も「固定(I)」にチェックを入れて「35」と入力します。
 こちらも表示できる気温の最大値を35℃にするという訳です。

 最も暑い地域でも月の平均気温が40℃を越えるような地域はほとんどないので、
 35℃で十分だと思います。


 忘れてはならないのが、一番したの「横軸との交点」です。
 ここも「軸の値(E)」にチェックを入れて、「-10」と入力しましょう。
 なお、最低気温を-40℃まで表示できるようにした場合は「-40」です。
 このように、ここには最低気温と同じ数字を入れます。
雨温図を作る16


 そのまま「閉じる」ボタンを押してもいいのですが、
 気温の小数点以下をグラフに表示する意味はあまりないので、左側の「表示形式」を選んで、
 「分類(C)」を「標準」にしておくと、小数点が消えました。
 これで「閉じる」ボタンを押せば完璧です。
雨温図を作る17


 かなりいい感じになりましたね。
 降水量も小数点以下が必要ないと思ったら、同様の方法で消してしまいましょう。
雨温図を作る18


 これでも十分といえば十分なのですが、せっかくなのでもう少し見やすくしていこうと思います。
 では、グラフの「系列1」を左クリックして四隅に丸を出しましょう。
雨温図を作る19


 そして、右クリックをして「データ系列の書式設定(E)」を選びます。
雨温図を作る20


 何をしているかというと、気温を赤、降水量を青で表示した方が、
 視覚的にわかりやすいかなということです。
 というわけで、左側から「マーカーの塗りつぶし」を選んで「塗りつぶし(単色)(S)」を選択し、
 塗りつぶしの色を赤にします。
 モノクロで表示したいと言う場合は黒にするといいと思います。
雨温図を作る21


 で、そのまま閉じてしまうと、マークだけが赤くなってしまうので、
 今度は左側から「線の色」を選んで「線(単色)(S)」を選択し、色を赤にします。
 私はマークの色と完全にかぶってしまうと見えにくいと思ったので、
 透過性(T)を50%にして、少し色を変えてみました。
 ここで閉じてしまって構いません。
雨温図を作る22


 同様に、降水量の方も、色を変えましょう。
雨温図を作る23


 なかなかいい雨温図になりましたね。
 最後に、系列の凡例が残っていると邪魔なので、左クリックで選んだあとに、
 キーボードのデリート(削除)ボタンを押して消してしまいましょう。
雨温図を作る24


 これにて完成です。
 ちなみに、上の表とのリンクが切れていないので、上の表の数値を変更するとグラフも変化します。
 なので、一度これを作ってしまえば、あとは数値を変えるだけで、色々な雨温図を作ることができます。
雨温図を作る25
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ケッペンの気候区分の見分け方

 どうもこんばんはライネです。
 旅行がったので話が途切れてしまいましたが、気候の話に戻ろうと思います。

 雨温図の説明が途中だったのですが、詳しく説明する前に、
 12気候区の見分け方を整理しておきましょう。
 今まで色々なところで説明をしてきたので、今回はまとめになります。



 気候区を見分ける手順その①
  「北半球か南半球かを判断する」

 これは見たらすぐわかるものなので、すぱぱっとやってしまいましょう。
 1月・12月の気温と7月~9月の気温を比べて、
 1月・12月の方が暖かければ南半球、7月~9月の方が暖かければ北半球です。


 気候区を見分ける手順その②
  「いつ乾燥するのかを判断する」 
 
 こちらは詳しくは「夏の乾燥と冬の乾燥のちがい」を参照してください。
 夏と冬というのはポイントですね。
 北半球で生活していると、夏というのは7月~9月のことだと勘違いしている人もいると
 思いますが、1年のうちで温かい時期が夏で、寒い時期が冬です。
 なので、手順①で南半球だった場合は7月~9月は冬と言うことになります。 

 乾燥する時期の判断をするときには、目安を付けるのが大事です。
 ああ、夏に乾燥してそうだなーと思ったら、次の図の「夏季乾燥」チェックを、
 冬に乾燥してそうだなーと思ったら、「冬季乾燥」チェックをしてみてください。
 このチェックにあてはまらない、もしくは乾燥している時期が無いならば、
 「どちらでもない」タイプです。

乾季チェッカー


 気候区を見分ける手順その③
  「乾燥帯かどうかを判断する」

 遠回りに思うかもしれませんが、必ず一度、乾燥帯かどうかをチェックしなければいけません。
 このチェックの方法がややこしいのですが、まずは次の計算をして「乾燥限界」を割り出します。

 ・夏に乾燥するタイプの場合 …  年平均気温 × 20
 ・冬に乾燥するタイプの場合 … (年平均気温 + 14) × 20 
 ・どちらでもないタイプの場合… (年平均気温 + 7) × 20

 乾燥限界というのは、「その地域の気温において、降らなければならない雨の量」だと思ってください。
 この数値よりも年降水量が少ない場合は、乾燥帯と言うことになります。
 乾燥帯であることが解った場合は手順④へ、その他の気候帯だった場合は手順⑤へ移動してください。


 気候区を見分ける手順④
  「砂漠気候かステップ気候かを判断する」

 手順③で算出した「乾燥限界」を半分にしてください。
 これで「降らなければならない雨の量」が半分になりましたが、
 それでもなお年降水量が少なければ「砂漠気候」、
 さすがに乾燥限界の半分以上は雨が降るというのなら「ステップ気候」です。


 気候区を見分ける手順⑤
  「寒帯かどうかを判断する」

 さて、次は寒帯かどうかのチェックです。
 正直なところ乾燥帯のチェックができれば後は簡単なので、もう心配することはありません。

 どうやって判断するかというと、今度は「最も暖かい月の平均気温」をご覧ください。
 この気温が「10℃以上」あれば寒帯ではありませんので手順⑦へ、
 「最も暖かい月の平均気温が10℃未満」だったら寒帯なので手順⑥へ移動してください。


 気候区を見分ける手順⑥
  「ツンドラ気候か氷雪気候かを判断する」

 再び「最も暖かい月の平均気温」をご覧ください。
 この気温が「0℃以上」あれば「ツンドラ気候」、0℃未満だったら「氷雪気候」です。

 ツンドラ気候というのは「最も暖かい月の平均気温が0~10℃」の気候区で、
 氷雪気候というのは「最も暖かい月の平均気温が0℃に満たない」気候区なんですね。


 気候区を見分ける手順⑦
  「熱帯か温帯か亜寒帯かを判断する」

 今度は「最も寒い月の平均気温」をご覧ください。
 この気温が「18℃以上」ならば熱帯なので手順⑧へ、
 「18℃未満、-3℃以上」ならば温帯なので手順⑨へ、
 「-3℃未満」ならば亜寒帯なので手順⑪へ移動してください。


 気候区を見分ける手順⑧
  「熱帯雨林気候かサバナ気候かを判断する」

 ここは本来ならば少しめんどくさい基準です。
 詳しくは「熱帯の気候区の見分け方」をご覧ください。
 ただ、今回は12気候区だけなので、難しい話は関係ありません。

 「最も雨の降らない月の降水量が60mm」以上ならば「熱帯雨林気候」で、
 60mm未満ならば「サバナ気候」と言うことになります。


 気候区を見分ける手順⑨
  「地中海性気候か温暖冬季少雨気候かそれ以外かを判断する」

 ここで、久しぶりの手順②が登場します。
 手順②において、夏乾燥型ならば「地中海性気候」で、
 冬乾燥型ならば「温暖冬季少雨気候」です。
 どちらでもない場合は手順⑩へ移動してください。


 気候区を見分ける手順⑩
  「温暖湿潤気候か西岸海洋性気候かを判断する」

 今度は再び「最も暖かい月の平均気温」をご覧ください。
 これが22℃以上なら「温暖湿潤気候」で、22℃未満なら「西岸海洋性気候」です。


 気候区を見分ける手順⑪
  「亜寒帯湿潤気候か亜寒帯冬季少雨気候かを判断する」
 
 ここでも手順②が登場します。
 手順②において冬乾燥型ならば「亜寒帯冬季少雨気候」で、
 どちらでもない場合が「亜寒帯湿潤気候」です。


 というわけで12気候区の判断基準をまとめました。
 これを一発で全て覚えるのは大変なので、次回から雨温図を見ながら少し練習していきましょう。

赤道直下に西岸海洋性気候?

 どうもこんばんはライネです。
 昨日はケッペンの気候区分を細々と見ていったのですが、難しいですね。
 先生が言うには、普段からあれを全部考えて見分けている人はあまりいないそうです。
 というよりあれが一通り頭に入っていて、部分的に使っていく人が多いのだとか。

 要するに慣れろということだそうです。
 というわけで、雨温図を見ながらどういうところを見ていけばいいのか、
 解説していこうと思います。

 今日は熱帯雨林気候の雨温図を見てみましょう。
 というわけでどうぞ。

Af雨温図


 雨温図の作り方の時にも使ったシンガポールの雨温図です。
 昨日の手順通りにいくと、まずはこの雨温図が北半球か南半球かを判断するわけなのですが、
 さすがに赤道直下な熱帯雨林気候だけあって判断が難しいですね。

 実際、気候区分をする際には北半球か南半球かなんてあまり関係はないのですが、
 よくよく見てみると、気温の両端が若干下を向いているように見えるので、北半球のようです。

 ポイントとしては、気温が示すカーブが「ヘ」の字をしている時は北半球で、
 「V」の次をしている時は南半球だと思ってください。
半球の見分け方


 とはいえ、今回のように赤道直下では見分けるのは大変ですけれど…。



 次に乾燥している時期についてなのですが、正直これくらい雨が降っていれば、
 乾燥帯でないことは一目瞭然なので、計算する必要はないと思います。

 そもそも雨温図だけでは、年降水量を正確に知ることが難しいので、
 ここに関して言えば、パッと見たときに乾燥帯かどうか判断してしまってもいいかもしれません。

 それでも念のためにチェックする方法が知りたいという人は、
 大体の平均気温を20倍してみてください。
 この雨温図だと平均気温は27℃くらいですかね。

 20倍すると、540ですか?
 11月と12月の降水量を足せば軽く超えますので、乾燥帯じゃないですね。


 次に寒帯チェックですが、寒帯チェックは最も暖かい月の平均気温を見ます。
 正確な最高気温は解りませんが、どう考えても10℃以上あるので寒帯ではないですね。
 

 この辺からが大事なポイントですが、最も寒い月の平均気温を見ます。
 やはり正確な最低気温は見ても解りませんが、どう考えても18℃以上あるので熱帯です。


 で、熱帯ということになれば、あとは降水量のチェックです。
 最も雨が降らない月でも60mm以上降っているので熱帯雨林気候です。


 こんな感じで、雨温図を見分けていくわけです。
 さて、ここからはちょっと応用してみましょう。

 例えば、この場所が少し高度のある場所だとしたらこの雨温図はどうなるでしょうか?
 たぶん少し雨の降り方は穏やかになるかもしれませんが、
 それよりもわかりやすいところとして、気温が下がりますね。

 気温の逓減率はだいたい平均すれば100mで0.6℃。
 仮に1000m上昇すれば6℃、2000mならば12℃下がります。
 ではこんな図を見てみましょう。

Af高地型雨温図

 気温だけを下げた雨温図をいくつかまとめてみました。
 標高が上がっただけでは気温が下がっても年較差はあまり大きく変わらないので、
 こんな感じの図になるはずなのです。

 さて、面白いことにこの図を見てみると、気温が赤いゾーンに入っている場合は熱帯雨林気候、
 緑色のゾーンは10℃~18℃を示しているので温帯のなかでも西岸海洋性気候、
 青のゾーンは0℃~10℃を示しているのでツンドラ気候、
 そして紫のゾーンになると0℃未満の氷雪気候となります。


 どうでしょうか、標高が高くなると熱帯雨林気候はこのように変化していくわけです。
 現実の世界では標高が原因で広く氷雪気候になるほどの場所はほとんどありませんが、
 その他の例はそこそこ見ることができます。

 例えば雨温図を見て、見るからにツンドラ気候なのに、あまりにも気温がフラットな場合、
 もしかしたら赤道直下の山の上で計測した雨温図なんじゃないかと考えてください。

東京の夏は熱帯雨林気候である

 どうもこんばんはライネです。
 暑いというのは解りきっているのでもうやめようと思っていたのですが、
 ちょっと今日は恐ろしいほど暑いです。

 なんと、さいたま市で38℃・・・

 ちなみに日本記録は2007年8月16日に埼玉県熊谷と岐阜県多治見で記録した40.9℃だそうです。
 本日15時現在で、高知県江川崎と山梨県甲府で40.7℃、山梨県勝沼で40.5℃を記録しています。
 高知と山梨の今日の気温は観測地点での最高記録というわけで、
 本当に今日は記録に残るくらいの暑さなのだと思います。

 ちなみに、5月8日の記事「35度どころじゃない!」を見ていただければ解ると思いますが、
 この手の気温観測は、芝生の地面で、直射日光のあたらない、風通しの良い場所で行われます。

 ということは、アスファルトの地面で直射日光のあたる、風通しの悪い場所の場合、
 倍以上の気温となっていてもおかしくありません。


 東京も埼玉も気候的にそれほど大きくと変わっていないはずなので、
 使い勝手のよさそうな東京の雨温図を作ってみると、こんな感じになります。

東京雨温図

 さくっと、手順を踏んで気候区を調べてみましょう。
 まず、北半球なのは疑いようがありません。


 そして冬の降水量が少ないですね。
 こういう時は、冬の一番少ない降水量を10倍してみましょう。
 この図からでは1月か12月かは解りませんが、最小降水量は大体50mmくらいですかね。

 というわけで10倍すると500mm。
 いくらなんでも500mmも雨が降る月はないですね。
 「冬に乾燥しているように見えるけれども、乾季と言えるほどではない」の典型です。

 
 では乾燥帯チェックですが、やっぱりここも十分なくらい雨が降っているように見えます。
 実際に乾燥帯と呼ばれるような地域の雨温図は次のような感じで、
 見るからに怪しいハズなので、平均すれば毎月100mmくらい雨が降っていれば全く問題ありません。
 どれくらいからが怪しいのかは、また今度説明したいと思います。

東京・ラホール雨温図


 そして今度は気温を見ていきます。
 まず、最も暖かい月の気温が28℃くらいあるので、寒帯ではありません。
 最も寒い月の気温が7℃くらいですので、温帯と言うことになります。

 降水パターンは乾季が無いので、温帯の湿潤タイプ。
 このタイプの見分け方は最も暖かい月の気温が22℃あるかないかなので、
 28℃くらいある東京は温暖湿潤気候ということになります。


 地域にもよるとは思うのですが、先ほどのステップ気候の雨温図と比較しても、
 気温だけ見れば全体的にやや涼しいとはいえ、あまり大きな違いはありませんね。

 ステップ気候の雨温図はラホールという都市の物なのですが、
 この都市も十分な降水量さえあれば温暖湿潤気候になります。
 逆に考えると、東京も気温だけ見れば砂漠気候やステップ気候とあまり変わらないのかもしれません。


 また昨日見た熱帯雨林気候のシンガポールの雨温図と見比べても、
 夏だけならば気温・降水量ともに東京とほとんど一緒です。

東京・シンガポール雨温図

 「東京の夏は地球上で一番暑くて雨が多い熱帯雨林気候とたいして変わらない」
 なんとも衝撃的な結果ですが、今日の気温を考えてみると間違っていなさそうです。 

雨温図から乾燥帯を判断する

 どうもこんばんはライネです。
 今日は乾燥限界を割る、つまり乾燥帯になってしまう気候について、見ていきたいと思います。

 慣れれば少なくともこれは乾燥帯ではないなというのが解る。
 そう言われて私もちょっとづつ解ってきたような気がするのですが、
 やっぱり簡単に、正確に判断がつくようにしたいと思うのは世の常だと思います。

 お役にたてるかはわかりませんが、エクセルを使って少し頑張ってみました。
 まずは、乾燥限界の数値を一覧表にしてみましたのでご覧ください。

乾燥限界一覧表1

乾燥限界一覧表2


 乾燥限界というのは、これだけ雨が降らないと乾燥帯という数値なので、
 1年の平均気温と合計降水量を見て、この数値よりも多ければ乾燥帯ではないといえます。

 あと、年降水量の最低は0です。
 どんなに乾燥していても年降水量がマイナスになることはありえないので、
 乾燥限界の数値がマイナスになってしまった場合、無条件で乾燥帯ではないことが解ります。

 いいかえれば、年平均気温が低ければ低いほど、どれだけ降水量が少なくても、
 乾燥帯にはなりえないということが解ります。


 さて、これだけでは手抜きと言われてもしょうがないので、
 ちょっとがんばって、ステップ気候、砂漠気候にギリギリでならない雨温図と言うものを
 何種類か作ってみました。

 これから載せる雨温図は全て、左側はギリギリでステップ気候ではなく、
 右側はギリギリで砂漠気候ではありません。

 ギリギリということは、判断が難しいということです。
 言い換えればここまで降水量が少なくなければ、パッと見てステップ気候や砂漠気候ではないと
 判断してしまって良いということです。


 なお、ステップ気候は冬季乾燥のケースが多く、
 砂漠気候は乾季なし(年中同じように雨が降る)ケースが多いので、それらを想定してあります。

-1℃


8℃


18℃


28℃

 いかがでしょうか。
 このような雨温図を見かけたら「かなり怪しい」と思ってください。
 そしてこのような雨温図でなければ、たぶん乾燥帯じゃないだろうと判断できるわけです。

 もちろん、ちゃんと確認できるに越したことはないのですが、
 雨温図から乾燥限界を計算するのは、かなり大変なので、こうやってパターンを理解した方が、
 わかりやすいと思います。
プロフィール

ライネ

Author:ライネ
ライネと申します。
先生の家に居候するラザフォード人です。
現在この世界のことを勉強中。
リンクとかもろもろ含めて商業的利用以外ならご自由にどうぞ。面白そうな企画には飛び乗ります。

合言葉は「真面目な事を不真面目に!」
記事の真偽は自己責任でお願いします。

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