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地球の歴史と人の歴史

 最近、長時間の番組が多いので、ついついテレビに見入って他のことができません。
 先生が言うには年末の風物詩みたいなものだそうです。

 1時間番組を2本つくるより、2時間番組を1本作った方が楽なのと、
 年末年始でいかに人気を得るかがテレビ局のプライドだそうです。
 そういうことならアメトーーーーク(30日)と、ガキの使い(31日)に期待します。
 どうもこんばんはライネです。


 今日も中世の地図の話をしようと思ったのですが、その前に。
 そもそも中世って何なのでしょうか?

 調べたところ、世界の歴史の区分のひとつだそうです。

 世界の歴史といえば、冥王代から続く例の地質年代はどうなのでしょう。
  ※10月13日「だいたい30億ラウンド目」・11月7日「世界の大地形」参照。

 「歴史」と言うと私の中では「ものの(比較的長い)時間変化」という認識です。
 なので、「地図の歴史」だとか「地球の歴史」なんていう言葉も平気で使います。

 ところが、こちらの言葉ではただ単に歴史というと、
 「現在残されている物から知ることのできる人間社会の移り変わりの過程や出来事」
 なのだそうです。(国語辞典より) 

 だから「先史時代」とか「有史」なんていう言葉があるんですね。
  ※先史時代とは文字記録の無い(けれども人間はいる)時代の事だそうです。


 そんなわけで地質年代の話とは、また別の歴史区分だと考えてください。
 というより、地質年代のスケールは1000万年~億年が単位だったのですが、
 こちらは精々長くても100年~1000年単位なので、混同するとかえってややこしいと思います。

 ちなみに文字はなくとも、かろうじて人間がいる時代を地質年代では「第四紀」と呼んでいます。
 図にするとこんな感じです。


地質年代と有史時代


 大きな区分では、人の目に見える生物がいるという意味でカンブリア紀から続く「顕生代」。
 もうひとつ小さな区分では、恐竜が絶滅したあとの時代という意味で「新生代」。
 その中にあるのが「第四紀」というヒトが登場した時代です。
  ※ヒトの登場に関しては10月15日「最強の弱者」を参照してください。
   つくづく科博に行って得た知識は役に立ってますね。

 
 ちなみに「第四紀」と言うと第一紀はあったのだろうかと思いますが。
 この分類はまだまだ科学的な分析が発達する前のものだそうです。
 第一紀を化石が出ない時代(当てはめるならカンブリア紀よりも昔)、
 第二紀を今は見ることのできない生物の化石が出る時代(当てはめるならば古生代~中生代)、
 ということになります。

 また、第四紀も詳しくみると、更新世(洪積世)と完新世(沖積世)に分かれます。
 どちらもヒトがいることに変わりはありませんが、更新世は「氷河の時代」、
 完新世は「最後の氷期」が終わった後の時代で、だいたい1万年前から現代を指します。
  ※「氷河の時代(氷河期)」と「氷期」の違いはまたいづれ説明します。

 というわけで、言葉通りの意味で言うならば「歴史」は第四紀の完新世の中でも、
 比較的最近の部分だけを指す言葉ということになります。
  


 そして歴史区分なのですが、まず歴史が始まる時代を「古代」と言います。
 その次の時代が「中世」で、その後には「近世」、「近代」、「現代」と続きます。
 歴史、古代が始まるのは先ほども言ったように文字が残っている時代です。

 
 で、肝心の中世はどうやら5世紀~15世紀を指す言葉だそうです。
 実はこの概念は地域によって多少の違いがあります。
 TOマップが作られた時期がまさしく、中世ヨーロッパなのですが、
 中世ヨーロッパの始まりは、西ローマ帝国の滅亡(476年)頃だそうです。

 具体的な事柄というか、国のシステムの変化でこの区分は判断されているらしく、
 王様が支配する時代が終わり、「戦乱の時代」というのがひとつの見分け方のようです。
 なので、「暗黒時代」なんていうイメージの悪い言葉も使われています。
 (最近は見直されているようですが)

 というわけで、ヨーロッパにおける中世というのは、
 「ゲルマン民族」という当時のヨーロッパにとっては野蛮な人たちがやってきた時代、
 そのあとのキリスト教の偉い人が、各国の王様よりも偉くなる時代、
 そして、キリスト教の支配や王様の支配から抜け出そうとする時代が含まれているようです。

 
 面白いことに、全くヨーロッパとは関係のない日本でも時期は少しずれる物の、
 似たような歴史をたとっているらしく、大河ドラマでやっていた平氏の時代というのが、
 まさしく中世のはじまりだそうです。

 結構面白い共通点ですね。
 どこの国でもおんなじような歴史を経験しているということは、
 これは現代につながるための一種の通過点なのかもしれません。
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ローマを知るならテルマエ・ロマエ!

 当初は気付いたこと、疑問に思ったことを調べてメモに残したいと思っていたのですが、
 なんだか、予想外に地理なブログになってますね。

 森羅万象、謎に思うことを探究するのが学問です。
 そして「高杉さん家のおべんとう」曰く、その学問のお母さんが地理だそうです。
 なお、お父さんは哲学らしいです。

 ということは、疑問に思ったことを調べようとすると、それが地理になってしまうことは、
 ある意味、必然なのかもしれません。


 ただ、こちらの世界の最近の学問の傾向としては、
 もっともっとそれが細分化されたもの、役に立ってお金になるものが優先されるそうです。
 その結果、学問の両親であった哲学や地理は下火になってしまっているらしいです。
 そういうことなら、地理向上のためにも私のブログが少しは役に立ってくれるといいなと思います。

 というわけで、明けましておめでとうございます。
 本年もよろしくお願いいたします。
 ライネ・フラトゥース


 昨日はあれから、除夜の鐘を突きに行ったのですが、
 どういうわけか、先生の家の近所のお寺では年が明ける前に1発、
 のこりは明けてから突いていました。
 お寺によって作法が違うのかもしれません。

 こういう実体験が伴う知識は地理の醍醐味ですね。
 醍醐味と言えば、無料でふるまわれていた甘酒が美味しかったです。



  
 さて、中世という時代の地図、というか世界観の話の続きと行きましょう。
 今日の話は、しっかり話そうと思ったらたぶん1週間以上かかってしまいそうです。
 というわけで、あっさりさっくりと必要な部分だけを抽出してまとめたいと思います。


 では「中世」という言葉をもう一度おさらいしておきましょう。
 まずこの言葉は地球全体での歴史上のひとつの時代を示す言葉ではないそうです。
 「中世の日本」と言う場合もありますが、基本的に前後に何の言葉も付いていない場合は、
 「ヨーロッパの」という言葉が隠れていると考えてください。
 ようするに、ヨーロッパの時代区分のひとつなのです。

 それじゃあ何を持って中世とするのかというと、
 調べれば調べる程、諸説あって混乱するので、最大公約数的な説明をするならば、
 「西ローマ帝国の滅亡から、東ローマ帝国の滅亡までの時代」と言えるようです。

 そうすると今度は「西ローマ」とか「東ローマ」ってなんなのさ。
 という疑問が出てきますので、こちらもさらりと説明しましょう。



 さらりと説明するために役に立つのは、何と言っても「テルマエ・ロマエ」です。  
 やっぱり漫画はすごいですね。
 おかげでイメージが持ちやすいし、、頭の中に入れなければいけない情報量が少なくて済みます。
 あの時代がまさしくローマ帝国の時代です。


 始まりは、今から2750年前くらいにイタリア半島の今のローマの位置に作られた小さい国です。
 この時は王様が支配していたので後々の国と区別するために「王政ローマ」と呼んでいます。

 これが今から2500年前くらいになると、王様を追放してみんなで国をまとめるようになりました。
 ある意味、昨日の「大化の改新(有力豪族の暗殺・天皇中心国家の形成)」の真逆ですね。
 一応のトップはいるものの、あくまでも元老院という代表者によって政治が決められていきます。
 今の日本も限りなくこれに近いかもしれませんね。(厳密には違うそうです)
 これを「共和制ローマ」と呼んでいます。

 この共和制ローマですが、今から2300年前くらいになると、だんだんと強くなっていきます。
 結果、ひとつの都市サイズの小さな国だったローマは、
 現在のイタリアとほとんど変わらないくらい大きな国になります。

 ところが急速な繁栄は色々な問題をはらんでいました。
 腐る政治、対外戦争で荒れる農地、所得格差の拡大などなどの理由で内乱がはじまります。

 この状況に対し、カエサルという人が強力な権力を集中し独裁することで、
 一応のまとまりは生まれますが、独裁って恨まれることも多いわけです。
 あっさり暗殺されてしまいます。

 で、カエサルさんの孫の従弟であり、後継者である「オクタヴィアヌス」さんが、
 カエサルさんとツートップを張っていたアントニウスさんを追いやり、トップに立ちます。

 オクタヴィアヌスさんは元老院を尊重して共和制を維持しようとしていたようなのですが、
 元老院側は「こんなに素晴らしい人はそうそう居ないよ(意訳)」という意味の、
 「アウグストゥス」の称号を与えて、実質的に全ての権限を渡してしまいます。

 とはいえ「テルマエ・ロマエ」でも解るように、
 皇帝が何をやってもいいくらい偉いというわけではなく、あくまでも市民と元老院の代表者なので、
 ローマ市民には演劇を見せたり拳闘を見せたり、公衆浴場を整備したりして人気を得る必要があり、
 人気を損なうと、「(実際に)死ねよ!」と言われたようです。

 これが共和制ローマの終焉で、ここからを「帝政ローマ」と呼んでいます。
 まさしくこれがローマ帝国です。
 これが今から2050年くらい前。
 今がちょうど西暦2013年で、西暦というのがキリストの誕生を始まりにするわけなので、
 まだまだキリスト教そのものは誕生していない時代ですね。


 では、「テルマエ・ロマエ」の時代はいつかというと、これはもうちょっと後の様です。
 ざっくりとの説明だったのですっ飛ばしてしまいましたが、すでにオクタヴィアヌスさんが
 アウグストゥスとなった時には、地中海をぐるっと囲む巨大な国になっていました。  

ローマの範囲

 図の紫色のローマがさっきの大体2300年くらい前の状況。
 以下、全てを話すと、とんでもなく長くなるので簡単な解説になります。

 ・カルタゴ:ポエニ戦争で勝つ。(だいたい2200前)
   「ドリフターズ」のハンニバルとスキピオさんがぶつかった戦いです。

 ・マケドニア:ポエニ戦争中に同時にマケドニア戦争もして勝つ。
   マケドニアはギリシャ人の国。

 ・エジプト:敵対していたものの、カエサルさんが王女様を喰う(性的な意味で)   
   この王女様が有名な「クレオパトラ」さん。
   結局、子供が生まれてひとつの国になっちゃう。

 ・シリア:ローマ・シリア戦争で勝つ。
   しかもローマは内乱中。
   どうやらシリアもギリギリの状況だったみたい。


 んで、オクタヴィアヌスさんがいなくなった後、大体いまから1900年~1800年前が、
 このローマ帝国の最盛期です。
 灰色の範囲すべてがローマ帝国の支配下にあります。
 もちろん、その範囲の中にあるいくつかの地域も、前述の流れでローマ帝国です。

 なお、この時期に5人連続して才能のある皇帝がいたので、五賢帝の時代と言われています。
 「テルマエ・ロマエ」に登場するハドリアヌスさんは3番目。
 若くて才能にあふれていると評される子供のマルクス・アンニウスくんが5番目が皇帝です。

 
 おっと、もうお時間です。
 やっぱり、時間がかかってしまいますね。
 というわけで続きは明日!

テルマエ・ロマエ後の歴史

 実は去年の暮れ、おせち料理というものに挑戦しようと思ったのですが、
 「紅白カマボコと煮豆、ニシンの昆布巻、栗きんとんを重箱に入れるだけでOK」
 という先生の言葉に騙されて、普通のおせち料理とはちょっと違うものに
 なっていると思います。

 でも、最初から全部一人で準備しようと思ったら、二日はつぶれてしまうので、
 これもアリかなと思いました。

 おせち料理にはいろいろな意味が込められているらしいのですが、
 ほとんどはギャグです。
 真なる目的は忙しいお正月の料理作りを楽するためのストックだそうで、
 焼くだけで完璧なおもちと合わせて、ずいぶん楽をさせていただいております。

 どうもこんばんはライネです。



 昨日は、中世の世界観を説明したかったのですが、
 中世とは何かという説明をするための説明で終わってしまいました。
 しかもまだまだ終わっていません。

 ひとまず昨日は「テルマエ・ロマエ」に登場するローマ帝国まで来たので、
 今日で終わってくれるハズ!!


 漫画の中で聡明な子どもという描かれ方をしているマルクス・アンニウスくんですが、
 世界史的には「マルクス・アウレリウス・アントニヌス」という、
 皇帝になった後の名前の方が有名です。
 彼が皇帝を務めていた、今から1800年前くらい昔がローマ帝国のピークだったようです。


 ところが彼の死後くらいから、どうも上手くいかなくなってきます。
 一番大きい原因は、パーフェクト超人でなければとてもじゃないけれども皇帝なんてできない
 という、ローマ帝国のシステムと領土面積にありました。

 地中海をぐるりと囲む巨大な領土を持っていると言うことは、
 その中にはものすごい数の人が住んでいて、
 その外にはものすごい数の外国があるわけです。

 この状況で、国内のリーダーシップを取り、外国ににらみを利かすのは難しく、
 そんなことができる皇帝が常に選ばれるとは限らなかったわけです。
 ところが一度選ばれた皇帝は死ぬまで皇帝なので、
 この状況をどうにかしようと思ったら、暗殺するしかなくなります。
 
 実際、マルクス・アンニウスくんの子供が皇帝になるのですが、暗殺されました。 
 暗殺という手段はこの際しょうがないとしても、
 じゃあどうやって次の皇帝を選ぶのかというと、基本的には前皇帝の指名性だったらしく、
 明確なルールは決められていませんでした。

 というわけで、この後はもう単純に強い兵をもった人が皇帝をするようになります。
 そんなこんなで、マルクス・アンニウス君が死んでからというもの、
 コロコロと皇帝は変わり、たった50年程で30人弱という皇帝が誕生します。
 ちなみに、日本の内閣総理大臣が直近10年で8人なので、
 どういう状況かは言わなくてもご理解いただけるかと思います。


 で、今からだいたい1700年前、「ディオクレティアヌス」さんが皇帝につくと、
 これからは皇帝にだれも逆らわないようにしたほうが良いだろうということで、
 「専制君主制(ドミナートゥス)」というものを始めます。

 やったことは「大化の改新(その他大勢の有力者がいないようにする)」に似てます。
 ローマ帝国を細かく分割して、それぞれに皇帝が人を送って、その人に支配させるシステムです。
 また、広大なローマ帝国全体を普通の皇帝がひとりで見るのは無理があるということで、
 実は前々から行われていたのですが、この時にしっかりざっくりと4分割します。
 

 そしてディオクレティアヌスさんの次に皇帝になった「コンスタンティヌス」さん。
 この人、この世界の歴史をがらりと変えるようなことをします。
 新興宗教(とはいえ成立から300年くらい経っている)だったキリスト教を公認します。

 それ以前に、すでにローマ帝国内で相当な信者数を獲得していたキリスト教ですが、
 「誰よりも、神さまよりも偉い」というローマ皇帝から見ると、
 「神さまこそ最高」と信じて疑わないキリスト教徒はまったく意見が合わないわけです。
 というわけで、それ以前からちょいちょい弾圧されていました。

 特にすごかったのがディオクレティアヌスさんだったようです。
 それでも信仰をやめないキリスト教徒を見て、コンスタンティヌスさんは、
 「んじゃあもう、キリスト教をしっかり受け入れちゃった方が早くね?」
 ということで、キリスト教を公認します。


 ついでに、Wikipediaでは

 伝説によると、コンスタンティヌスが改宗したのは、神の予兆を見たためと伝えられる。
 伝説では、コンスタンティヌスは、312年のミルウィウス橋の戦いに向かう行軍中に太陽の前に逆十字とギリシア文字 Χ と Ρ(ギリシア語で「キリスト」の先頭2文字)が浮かび、並んで「この印と共にあれば勝てる」というギリシア語が浮かんでいるのを見た。

 とあるのですが…
 現代からタイムスリップしてきた人が持っていた、

うはむこころ

 これ見たからじゃないですよね・・・?


 
 なんにせよ、キリスト教を使ってローマをひとつにまとめようとしたわけです。
 このおかげもあり、ローマ帝国をひとりで一括管理することができたわけなのですが、
 これはキリスト教の力があったものの、素直にコンスタンティヌスさんの力量でした。

 なので、そのあと今から1600年くらい前に皇帝となった「テオドシウス」さんを最後に、
 完全にローマ帝国はふたつに別れてしまいます。
 これが「西ローマ帝国」と「東ローマ帝国」です。
 
 ディオクレティアヌスさんの頃から、もっといえばオクタヴィアヌスさんの頃から、
 やんわりと別れることはあったのですが、最終的には元に戻っていました。
 ところがこの1600年前を最後にもう二度とひとつにまとまることはありませんでした。



 ひとまず、今日は西ローマ帝国までを説明させて下さい。
 といってもわずか100年でなくなってしまいます。

 テオドシウスさんの後継者で西ローマ帝国をまかされたのは「ホノリウス」さんです。
 ところが、もう最初からあんまりローマ帝国の力は残っていませんでした。
 周辺に住んでいた人たちからどんどん攻められ、皇帝もコロコロ変わります。
 そのため、どんどんと皇帝の力は小さくなり、支配地域も減ってしまいました。
 最終的に皇帝は「やめさせられて」、西ローマ帝国が消滅します。

 ついでに西ローマ帝国があった位置には皇帝を「やめさせた」、
 オドアケルさんによって「イタリア」が生まれます。(長続きしませんが)
 なので、ルシウスがイタリアの名前を知らなかったのは当たり前ですね。

 というわけで、これが中世の始まりです。

近世のヨーロッパと日本

 どうもこんばんはライネです。
 大航海時代というのはコロンブスさん達の活躍によって、
 世界観が広がっていった時代でした。

 そして世界中の国々が関係しあって、新しい社会へと変わっていきます。
 この他にもいろいろな要素がありまして、
 時代は「中世」から「近世」へと変わります。


 何をきっかけに近世となったのかというと、これままた諸説あるのですが、
 目安としては、東ローマ帝国の滅亡(1453年)あたりが中世の終わりとされています。

 ちなみにコロンブスさんがアメリカ大陸を発見したのが1492年。
 ヴァスコ・ダ・ガマさんがインドについたのが1498年。
 マゼランさんの船員たちがスペインに帰ってきたのが1522年です。

 この大航海時代はまさにヨーロッパで近世が始まった時代というわけです。



 では一方、日本はどうなのかと言いますと、
 近世の始まりは戦国時代が終わって、日本がひとまとまりになる頃とされています。
 これが大体、1568年くらい。
 具体的には日本史上の超有名人、織田信長さんの時代です。
 超有名人だけあって、漫画資料もたくさんあるのが嬉しいですね。

 もちろん脚色されたところもあるので、それをそのまま鵜呑みにして、
 正しい歴史だと思ってしまうと困りますが、とっかかりとしては素晴らしいものです。



 漫画的に言えば「へうげもの」は、既に信長さんがもうほとんど天下統一を
 し終えているところから始まるので完全に近世です。

 中世の終わりを見ようと思うなら、ややファンタジーが入ってきますが、
 今、絶対可憐チルドレンを描いている椎名高志さんの「MISTERジパング」が、
 まだ、それほど強くない頃の信長さんを描いているのでお勧めです。


 ついでに言うと「ドリフターズ」は、歴史では死んでからの信長さんが出てきます。
 で、読めばわかりますが銃の重要性をこれでもかと言っています。
 実際の歴史でも銃を有効活用して、敵の軍勢を倒したらしいのですが、
 銃が日本にやってきたのはヨーロッパの大航海時代の影響が大きいことがわかります。


 銃といっても、正確には火縄銃というもので、日本にこれが初めて伝わったのは、
 1543年、鹿児島県の種子島だったそうです。
 香料諸島からさらに中国へと貿易を広げたポルトガル人からたまたま伝わりました。
 日本史ではこれを「鉄砲伝来」と呼んでいます。


 近世になって世界観が広がったヨーロッパ。
 そこから遅れる事、約百年。
 その余波によって日本にもたらされた銃を使って、信長さんが活躍した。
 見方によっては、ヨーロッパと日本の近世は連動しているようにも考えられますね。


 信長さんは、ヨーロッパのさまざまな文化を好んだそうです。
 といより、より良いものは何でも取り入れることのできる人だったようです。
 銃もそうですが、地球が球体であるということは一般的ではなかった当時の日本で、
 ヨーロッパからもたらされた地球儀を理解することができたと言われています。

 
 というわけで舞台は日本になりました。
 明日はとうとう歴史の話もひと段落つくかな…?

チューリップはいかが?

 どうもこんばんはライネです。
 今日は歴史上、実際に起こったとある出来事について説明しましょう。


 古今東西を問わず、世界中にマニアや、収集家と呼ばれる人々が存在します。
 たぶん、先生も漫画コレクターなので、その生態はなんとなく予想がつくでしょう。

 先生の場合、漫画と言っても普通に本屋さんで売っている物のみなので、
 それほど深刻ではないと思うのですが、世の中には古い漫画を集めるといった、
 お金も時間もかかる趣味を持っている人がいます。

 現在、漫画の中で最も高い値段が付いているもののひとつに、
 藤子不二雄先生が最初に出した単行本「UTOPIA 最後の世界大戦」なのだそうですが、
 もし、今これの初版本が発見されると、数百万円の値段が付くそうです。


 この数百万円という値段は作品の内容そのものの値段ではなく、
 これを書いた藤子不二雄という人達のその後の活躍や、数の少なさによって
 つけられているわけです。
 
 けれども、もし仮に欲しがる人が一人もいなければ、
 どんなにすごくても、古本屋で100円で売られているかもしれません。


 この様に物の値段と言うのは、実はとってもあいまいなわけです。


 では、そろそろ実際に起こった話をしましょう。
 それは今から400年程前のヨーロッパで起こった、チューリップに関するお話です。


 チューリップ・マニアの方々の間で珍しいチューリップに結構なお値段が付いていました。
 今でこそチューリップが欲しかったら花屋さんに行けば簡単に手に入るわけですが、
 どうやらチューリップと言うのは増やすのが難しい花らしく、
 欲しいという人に対して、十分な在庫が無かったようです。

 チューリップが純粋に欲しいという人に対して、
 それを売るというのは、例え結構なお値段でも正当な商取引なのですが、
 ここに第三者がたくさん割り込んでくるようになりました。


 「チューリップの球根は高くても買う奴がいるらしいぜ」


 最終的にお金に代わるのなら、と、チューリップなんかどうでもいいという人が、
 お金儲けを目的に参入したわけです。

 すると、純粋だろうが不純だろうが、チューリップを欲しがる人が増えました。
 マニアの間で本当に高値で取引される珍しいチューリップ以外にも、
 チューリップなら何でもいいから球根が欲しいという状況になってしまったようです。


 いくらでも欲しがる人がいるとなると、
 一個100円だった球根を買って200円で売れば、100円の儲けが出ます。
 その200円の球根を買って300円で売れば、また100円の儲けが出ます。

 こんな取引を繰り返していくうちに、なんとチューリップの球根1つが、
 一生かかっても稼げないくらいの金額になってしまったらしいのです。


 このように、価値のあいまいなものの値段がどんどん膨れ上がってしまうことを、
 「バブル」と呼んでいます。
 バブルによって、とんでもない値段になったチューリップですが、
 あっけない最後を迎えます。


 物凄い値段でどんどん取引されていたチューリップが、急に売れなくなったのです。
 こうなってしまうと、元々価値のあいまいなものなので、
 莫大な借金をしてまでチューリップを買っていた人には、借金と球根だけが残ります。

 せめて、その人が本当にチューリップが欲しくて買っていたなら救いがあるのですが、
 お金儲けだけでチューリップに手を出していたとすると、残念ですね。


 ちなみに、どうやらこのチューリップバブルというのは、
 記録が残っている限り最も古いバブル経済のひとつのようです。
 そして、この反省を活かせず、現在も世界ではときどきバブル経済がやってくるそうです。
プロフィール

ライネ

Author:ライネ
ライネと申します。
先生の家に居候するラザフォード人です。
現在この世界のことを勉強中。
リンクとかもろもろ含めて商業的利用以外ならご自由にどうぞ。面白そうな企画には飛び乗ります。

合言葉は「真面目な事を不真面目に!」
記事の真偽は自己責任でお願いします。

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